メッシュ シンボル

メッシュ シンボルは、マルチパッチ レイヤーと 3D オブジェクト シーン レイヤー内のフィーチャを描画します。 これらのレイヤーは、メッシュ シンボルを使用するシーン[3D レイヤー] カテゴリに属している必要があります。

メッシュ シンボルには、1 つの塗りつぶしシンボル レイヤーが含まれている必要があります。 塗りつぶしシンボル レイヤーは追加することはできません。 塗りつぶしシンボル レイヤーはメッシュ フィーチャの表面を描画します。 塗りつぶしシンボル レイヤーを 3D オブジェクト シーン レイヤー フィーチャに適用した場合、可能なタイプは [マテリアル塗りつぶし] だけです。ただし、シンボルがマルチパッチ フィーチャに適用されている場合は、これに限りません。 この場合、塗りつぶしシンボル レイヤーのタイプは [マテリアル塗りつぶし][プロシージャル塗りつぶし] のどちらかになります。 プロシージャル塗りつぶしシンボル レイヤーは、そのシンボル プロパティを定義するルール パッケージに依存します。 メッシュ シンボルのプロシージャル塗りつぶしシンボル レイヤーに関連付けられているルール パッケージでは、メッシュ シンボルをマルチパッチ ジオメトリに適用できるように、@StartRule コード値が @InMesh アノテーションを指定する必要があります。

あるいは、塗りつぶしシンボル レイヤーのタイプが [マテリアル塗りつぶし] である場合、メッシュ シンボルには単一のストローク シンボル レイヤーも含めることができるので、これを使用して 3D オブジェクトやマルチパッチ フィーチャのエッジを強調することができます。 ストローク シンボル レイヤーで可能なタイプは [ソリッド ストローク] だけであり、常に 1 ピクセル幅で描画しますが、色はそれぞれに変えることができます。 他のシンボルのストローク シンボル レイヤーとは異なり、色以外に設定できるプロパティはありません。 ストローク シンボルは 3D オブジェクト フィーチャのエッジを表します。 エッジを使用して、1 ピクセル幅でオブジェクトの形状を強調できます。

すべての 3D オブジェクトは、複数のフェイス (前面と背面を含む) で構成されます。 閾値角度は、ストロークが描画されたフェイスの法線間の最小角度で、デフォルト値は 35 度です。 [閾値角度をフェイスの両側に適用] オプションを有効にすると、ストロークがフェイスの両側に適用されます。 このオプションをオンにすると、デフォルトの閾値角度が 180 度に対して補角になります。 たとえば、35 度または 145 度の値を指定すると、閾値角度が両方のフェイスに適用されるため、ストロークが同じフェイスで描画されます。 3D オブジェクト フィーチャに鋭角がある場合、高い閾値を設定できます。 鈍角のエッジにストロークを表示するには、デフォルトよりも低い値を設定して、エッジが描画されるようにします。 閾値角度は、属性に基づいて値を設定する属性値を使用したシンボル設定をサポートしています。

閾値角度 5 度閾値角度 35 度

5 度の閾値角度。

35 度のデフォルトの閾値角度。

メッシュ シンボルでシンボル表示されたレイヤーをシーンの [2D レイヤー] カテゴリに移動する (またはそのレイヤーをマップにコピーする) と、フィーチャがポリゴン シンボルで再描画されます。 逆に、マルチパッチ レイヤーをシーンの [2D レイヤー] カテゴリから [3D レイヤー] カテゴリにドラッグすると、フィーチャがメッシュ シンボルで描画されます。 プロシージャル塗りつぶしシンボル レイヤーを含むメッシュ シンボルが 2D コンテキストに移動された場合、プロシージャル ルール パッケージは有効でなくなります。これは、メッシュ シンボルが、@StartRule コード値に @InMesh アノテーションが指定されているルール パッケージを参照するためです。 代わりに @StartRule コード値に @InPoly が指定されているルール パッケージを選択します。 ルール パッケージは ArcGIS CityEngine で作成されます。

マテリアル塗りつぶしシンボル レイヤーには、選択された色の適用方法を指定するマテリアル モードがあります。

マテリアル モード タイプ

乗算

オブジェクトの RGB 値と、選択された色の RGB 値が乗算されます。 オブジェクトが白色またはほぼ白色である場合は、一般的にこのモードが最も適しています。

陰影

選択した色の色相と彩度の成分がオブジェクトのそれらの成分の代わりに使用されます。 最終的な成分値を取得するために、選択した色とオブジェクトの色の成分値が乗算されます。 すでに色の付いたオブジェクトに色をオーバーレイする場合は、一般的にこのモードが最も適しています。

置換

オブジェクトのテクスチャと色が、選択した色に完全に置き換えられます。

メッシュ シンボルの基本プロパティ

メッシュ シンボルの基本プロパティ[色] だけです。 このプロパティは、[シンボル] ウィンドウのシンボルの書式設定モードにある [プロパティ] タブの [シンボル] タブ シンボル で定義します。 これは、シンボル レイヤーに色を定義するためのショートカットになります。 は、シンボルレイヤーで色がロック解除されている場合にのみ適用されます。