002145: 既存のアノテーション フィーチャクラスがアップグレードされます。 データをバックアップして、使用上の制限を理解してからアップグレードください。

説明

[データセットのアップグレード (Upgrade Dataset)] ツールは、既存のアノテーション データセットをアップグレードします。 アップグレードの前に、データのコピーは作成されません。

アップグレード後は、「アノテーション データセットは以前のバージョンで使用できなくなります」。 次の表は、アノテーションのサポート状況を示したものです。

ArcGIS バージョンArcGIS Desktop アノテーションArcGIS AllSource アノテーション 2.xArcGIS AllSource アノテーション 3.x
ArcGIS Desktop

10.x

完全な読み取り、変更、および書き込みアクセス。

サポートなし。 アノテーションにリンクされているフィーチャクラス、または同じフィーチャ データセット内のフィーチャクラスは読み取り専用になります。

サポートなし。 アノテーションにリンクされているフィーチャクラス、または同じフィーチャ データセット内のフィーチャクラスは読み取り専用になります。

ArcGIS AllSource

1.x

読み取り専用アクセス。

サポートなし。 アノテーションにリンクされているフィーチャクラス、または同じフィーチャ データセット内のフィーチャクラスは読み取り専用になります。

サポートなし。 アノテーションにリンクされているフィーチャクラス、または同じフィーチャ データセット内のフィーチャクラスは読み取り専用になります。

ArcGIS AllSource

2.x

読み取り専用アクセス。

完全な読み取り、変更、および書き込みアクセス。

サポートなし。 アノテーションにリンクされているフィーチャクラス、または同じフィーチャ データセット内のフィーチャクラスは読み取り専用になります。

ArcGIS AllSource 3.x

読み取り専用アクセス。

完全な読み取りアクセス。 部分的な変更、書き込みアクセス。 使用されているシンボルとアノテーション プロパティによってはダウングレードされることがあります。

完全な読み取り、変更、および書き込みアクセス。

ArcGIS Enterprise でアノテーションを使用する場合は、リリース ノートの「コンパニオン ArcGIS AllSource および ArcGIS Enterprise バージョンのセクション」をご参照ください。 GIS サービスで使用するには、ArcGIS Enterprise のバージョンが ArcGIS AllSource のバージョンと一致しているか、それ以上である必要があります。 たとえば、ArcGIS AllSource 3.x アノテーションには、ArcGIS Enterprise 11.0 以上が必要です。

ArcGIS Desktop アノテーション フィーチャクラスでは、テキスト グラフィックス以外のグラフィックスは、アップグレード プロセスでサポートされていないため、削除されます。 それらの OID のリストが作成され、ツールのメッセージに含められます。

解決策

アップグレードする前に、データをバックアップしていることを確認してください。

ArcGIS Desktop で引き続きアノテーション フィーチャクラスを使用する必要がある場合は、コピーを作成し、一方のバージョンのみをアップグレードしてください。

アノテーション フィーチャクラスにテキスト以外のグラフィックスが含まれている場合は、「そのグラフィックスをアノテーション フィーチャクラスから移動」させて ArcGIS AllSource で編集します。