説明
[アップデート (Update)] ツールでは、入力とアップデートのデータセットのスキーマが一致する必要があります。 この場合、関連しており一致する必要のあるスキーマ プロパティは次のとおりです。
- フィールドは同じでなければなりません (名前とプロパティの両方)。
- ジオメトリのタイプは同じである必要があります (両方ポイントであるか、両方ポリラインであるなど)。
- どちらのデータセットにも M 値が存在しているか、どちらにも M 値が存在していない必要があります。
- どちらのデータセットにも Z 値が存在しているか、どちらにも Z 値が存在していない必要があります。
解決策
入力をコピーし、コピーしたバージョンを、スキーマが一致するように修正してから、コピーしたバージョンの入力に対して [アップデート (Update)] ツールを実行します。
スキーマが一致するフィーチャクラスを作成するには、次の手順に従います。 この例では、fc1 と fc2 という名前の 2 つのフィーチャクラスを取り上げます。
- 正しいスキーマを持つフィーチャクラスを選択します (この例では fc1)。
- 次の設定を使用して [フィーチャクラスの作成 (Create Feature Class)] ツールを実行します。
- 可能であれば、出力場所は fc1 と同じ場所にします。 それが不可能であれば、fc1 がジオデータベース内の場合は出力場所にファイル ジオデータベースを使用し、fc1 がシェープファイルの場合はフォルダーを使用します。
- 名前は、fc2_matching_schemaStep のように覚えやすいものに設定します。
- [テンプレート フィーチャクラス] パラメーター値で、fc1 を使用します。
- [座標系] パラメーター値で、fc1 から空間参照をインポートします。
- 入力に fc2、ターゲットに fc2_matching_schema を指定して、アペンド ツールを実行します。
fc2_matching_schema を評価して、すべてのデータ (フィーチャ ジオメトリとフィーチャ属性) がそこに存在することを確認します。 存在している場合は、fc1 および fc2_matching_schema を使用して [アップデート (Update)] ツールを実行します。