ルーラー、ガイド、プリンターの余白を使いながら、ページ上のアイテムを配置します。 スナップを構成すると、エレメントをより正確に配置できます。 また、[レイアウト プロパティ] ウィンドウでレイアウトのプロパティを更新すると、レイアウトのその他の条件もカスタマイズできます。
ルーラー
レイアウト ページのサイズを表示し、エレメントを決まった位置に配置するために、ルーラーを使用します。 レイアウトの拡大と縮小を行うと、ズーム レベルに一致するようにルーラー間隔が更新されます。 [レイアウト] タブの [表示] グループでルーラーの表示/非表示を切り替えることができます。 ルーラーが表示されているときは、そのルーラーを右クリックし、[ルーラー] をオフにしてルーラーを非表示にすることができます。
ルーラーは、レイアウトごとに特定の単位を表示するようにカスタマイズできます。 ルーラーの単位を変更するとページ単位も変更され、すべてのエレメントのサイズと位置が表示されているルーラーに一致します。 同様に、レイアウトのページ単位を変更するとルーラー単位が更新されます。 ルーラーで表示される最小間隔も設定できます。
- 視聴時間: 0:52
- このビデオは ArcGIS Pro 3.3 を使用して作成されています。
ルーラーをカスタマイズするには、次の手順を実行します。
- ルーラーを右クリックして、[ルーラー プロパティ] をクリックします。
[ルーラー プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [単位] ドロップダウン リストから単位を選択します。
- [最小間隔] ボックスを使用して、ルーラーが表示する最小間隔を設定します。
最小間隔を設定しても、その間隔だけがルーラーに表示されるわけではありません。 拡大と縮小に合わせて、ズーム レベルに適した間隔を反映するようにルーラーが更新されます。 最小間隔を設定することにより、ルーラーは設定された値よりも小さい値を表示しなくなります。
ガイド
ページ上のエレメントの位置とサイズを設定するには、ガイドを使用します。 ガイドとは、ページ上の指定した場所に描画されている縦線または横線で、視覚的な参照として使用します。 レイアウトがエクスポートまたは印刷されるときには表示されません。
- ビデオの長さ: 0:55
- このビデオは ArcGIS AllSource 3.2 を使用して作成されています。
ガイドを追加するには、ルーラーを右クリックし、[ガイドの追加] または [ガイドの追加 (詳細)...] を選択します。 [ガイドの追加] を選択すると、ルーラー上で右クリックした位置に単一の青色の垂直ガイドまたは水平ガイドが作成されます。 [ガイドの追加 (詳細)...] を選択すると、正確な位置にガイドを配置するオプションを含むダイアログが開きます。
[ガイドの追加 (詳細)...] ダイアログ ボックスでは、ガイドの方向と配置を選択できます。
- 方向
- [水平] - 水平ガイドが作成されます。
- [垂直] - 垂直ガイドが作成されます。
- [両方] - 水平ガイドと垂直ガイドの両方が同時に作成されます。
- 配置
- [単一の場所] - 指定された位置にガイドが配置されます。
- [等間隔] - 0 から始まるページでガイドが等間隔に配置されます。
- [中心] - ページの中心にガイドが配置されます。
- [エッジからのオフセット] - ページの端から一定の間隔でガイドが配置されます。
[単一の場所]、[等間隔]、[エッジからのオフセット] には、描画するガイドの [位置] をページ単位で指定できます。
ガイドを移動するには、スライダー コントロールが表示されるまで、ルーラー上の位置にポインターを置きます。 スライダーをクリックおよびドラッグして、ガイドを目的の位置に移動します。
[レイアウト] タブの [表示] グループにある [ガイド] のオン/オフを切り替えることで、ガイドの表示設定を切り替えることができます。 ガイド全体を削除するには、ルーラーに沿ったガイドを右クリックし、ショートカット メニューから [ガイドの削除] または [すべてのガイドを削除] を選択します。
ヒント:
ガイドを追加する場合はルーラーを表示する必要がありますが、既存のガイドを表示する場合はルーラーを表示しなくてもかまいません。
すべてのガイドの色をカスタマイズするには、次の手順を実行します。
- リボンの [プロジェクト] をクリックしてその他のアプリケーション設定を表示します。
- [オプション] をクリックして [オプション] ダイアログ ボックスを開きます。
- [レイアウト] ページを選択します。
- カラー パレットから色を選択します。
この色は、既存のすべてのガイドと、すべてのプロジェクトで将来追加されるガイドに適用されます。
プリンターの余白
プリンターの余白は、破線としてレイアウトに表示できます。 一般的に、プリンターの余白は固定されており、ページの端ぎりぎりまでは印刷できません。 レイアウトを印刷したときにエレメントが失われないよう、すべてのエレメントをプリンターの余白の範囲内に描画する必要があります。
- 視聴時間: 0:47
- このビデオは ArcGIS AllSource 3.2 を使用して作成されています。
プリンターの余白は、プリンターによって異なります。 レイアウトにプリンターの余白を表示するには、レイアウトのサイズをプリンターの用紙サイズに合わせる必要があります。 空白のレイアウトを作成するときに [プリンターからページを選択します] オプションを使用すると、レイアウトの作成時に余白が追加されます。 レイアウトが作成済みの場合は、次の手順で余白を追加できます。
- [レイアウト] タブの [ページ設定] グループで [プリンターからページを選択します] をクリックし、[プリンターからページを選択] ダイアログ ボックスを開きます。
- [プリンター] ドロップダウン リストから、使用するプリンターを選択します。
- [用紙サイズ] ドロップダウン リストから、レイアウトのページ サイズを選択します。
- [給紙方法] と [方向] オプションを設定します。
- [プリンターからの余白を含める] をオンにし、プリンターの余白をレイアウトに追加します。
- [OK] をクリックし、破線のプリンターの余白を含むレイアウトを作成します。
プリンターの余白は、デフォルトで描画されます。 [レイアウト] タブの [表示] グループにある [余白] をオフにすると、余白を非表示にできます。
注意:
プリンターの余白は固定されており、ページが選択されたプリンターにのみ適用されます。 プリンターを変える場合は、新しいプリンターで余白を選択し、正確に設定する必要があります。
スナップ
レイアウト エレメントはガイドまたは既存のページ エレメントにスナップできます。 スナップが有効化されている場合に、レイアウト エレメントを作成、移動、サイズ変更するときは、ポインターとの距離が十分に縮まった時点でガイドへのスナップが実行されます。 これは、既存のエレメントのジオメトリに対するポインターの位置に基づいて表示される動的な一時ガイドにも適用されます。 この機能は、エレメントの位置を相互に調整する場合に役立ちます。
- 視聴時間: 0:50
- このビデオは ArcGIS AllSource 3.2 を使用して作成されています。
レイアウトでは、次のスナップ モードを使用できます。
スナップ モード | スナップの振舞い |
---|---|
ガイド | エレメントは、最も近いガイドにスナップされます。 |
エレメント | エレメントは、ページ上にあるその他のエレメントの端または中心に整列されたときに表示されるテンポラリ ガイドにスナップされます。 |
ページ | エレメントは、レイアウト ページのエッジにスナップされます。 |
余白 | エレメントは、ページ上に破線で表示される、プリンターの余白にスナップされます。 このオプションは、レイアウトにプリンターの余白が含まれている場合にのみ適用されます。 |
スナップのオンとオフを切り替えるには、レイアウト ビューの下部にある [スナップ] ボタン をクリックします。
スナップ モードを有効または無効にするには、[スナップ] の上にポインターを置き、各スナップ モードをクリックしてオン/オフを切り替えます。
ヒント:
スペースバーを押したままにすると、スナップを一時的に無効化できます。
レイアウト プロパティ
レイアウトの作成後、レイアウトのプロパティを随時表示および変更できるようになります。 この操作を行うには、[コンテンツ] ウィンドウでレイアウト名を右クリックして [プロパティ] を選択し、[レイアウト プロパティ] ウィンドウを開きます。 レイアウト プロパティは、5 つのカテゴリに分類されます。
- [一般] - レイアウトの名前。
- [メタデータ] - レイアウトのメタデータ プロパティのサブセット。
- [ページ設定] - レイアウトの [ページ単位]、[ページ サイズ]、[方向] オプション。 ここでは [プリンターからページを選択します] を使用して、プリンターのページ サイズに合わせてページ サイズを設定できます。
- [マップ シリーズ] - レイアウトのマップ シリーズ定義。 詳細については「マップ シリーズ」をご参照ください。
- [色の管理] - レイアウトのカラー モデルとカラー プロファイルの設定。 色の管理の詳細については、「色の管理の使用」をご参照ください。