凡例の調整ルールでは、レイアウトの指定された凡例スペース内での凡例項目の動作を制御します。 次の 5 つの調整ルールが用意されています。
- フォント サイズの調整
- 列の調整
- フレームの調整
- 列とフォント サイズの調整
- 列の手動調整
動的なレイアウト (マップ シリーズなど) に適した調整ルールと単一のレイアウトに適した調整ルールがあります。 詳細については、後続の各調整ルールの説明をご参照ください。
注意:
凡例項目の一部が指定の凡例スペースに収まらない場合は、その凡例項目全体が凡例から削除されます。 たとえば、凡例項目に 15 のクラスが含まれているが、そのうちの 8 クラスしか収まらない場合は、その凡例項目全体が削除されます。 小さい凡例項目であれば収まる場合でも、それ以上の凡例項目は追加されません。 凡例項目が削除されると、オーバーフローのシンボル が表示されます。
さらに、各調整ルールには、[右から左] チェックボックスがあります。 このチェックボックスをオンにした場合、右から左に読む言語に理想的な動作になるように凡例項目が調整されます。 これをスタイルのオプションとして使用して、一部のレイアウト構成に合わせて凡例の動作を変更することができます。
凡例の調整ルールの設定
凡例の調整ルールを変更するには、次の手順を実行します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、該当する凡例を右クリックし、ショートカット メニューにある [プロパティ] をクリックして [エレメント] ウィンドウを開きます。
凡例項目ではなく、必ず凡例エレメントをクリックしてください。 調整ルールは凡例のプロパティであるため、凡例項目の選択時に変更することができません。
- [エレメント] ウィンドウで、[配置] タブ をクリックします。
- [調整ルール] ドロップダウン リストから調整ルールを選択します。
フォント サイズの調整
[フォント サイズの調整] 調整ルールでは、すべての凡例項目が収まるように凡例テキストのフォント サイズが自動的に縮小されます。
[最小フォント サイズ] の値を指定すると、読み取れない状態までテキストが縮小されないようにすることができます。 テキストが最小フォント サイズまで縮小された場合は、まだ収まっていない凡例項目が凡例から削除されます。
凡例に含まれる列の数を設定するには、[列] の値を調整します。 凡例項目は、[コンテンツ] ウィンドウ内の順序に従って列に割り当てられます。 列の決定は自動的に行われるため、長い凡例項目が複数の列にまたがることがあります。 1 つの凡例項目を 1 つの列に収めるには、[コンテンツ] ウィンドウで該当する項目を右クリックして [単一列の維持] を選択します。 [等しい幅に設定] をオンにして、各列を同じ幅にすることもできます。
列の調整
[列の調整] 調整ルールでは、すべての項目が凡例内に収まるように列の数が自動的に変更されます。 凡例内で設定されているフォント サイズが優先されます。
凡例項目は、[コンテンツ] ウィンドウ内の順序に従って自動的に列に割り当てられます。 項目を凡例に追加するか、項目を凡例から削除すると、列の数が変わる場合があります。 また、長い凡例項目が複数の列にまたがることがあります。 1 つの凡例項目を 1 つの列に収めるには、[コンテンツ] ウィンドウで該当する項目を右クリックして [単一列の維持] を選択します。 [等しい幅に設定] をオンにして、各列を同じ幅にすることもできます。
フレームの調整
[フレームの調整] 調整ルールでは、指定したフォント サイズと設定した列数を使用して、すべての凡例項目が収まるように凡例のサイズが自動的に変更されます。 項目を凡例に追加するか、項目を凡例から削除すると、それに応じて凡例のサイズが調整されます。
凡例に含まれる列の数を設定するには、[列] の値を調整します。 凡例項目は、[コンテンツ] ウィンドウ内の順序に従って列に割り当てられます。 列の決定は自動的に行われるため、長い凡例項目が複数の列にまたがることがあります。 1 つの凡例項目を 1 つの列に収めるには、[コンテンツ] ウィンドウで該当する項目を右クリックして [単一列の維持] を選択します。 [等しい幅に設定] をオンにして、各列を同じ幅にすることもできます。
この調整ルールは単一のレイアウトに最適です。 マップ シリーズでは、ページごとに凡例のサイズが変わり、他のレイアウト エレメントが見えなくなることがあります。
列とフォント サイズの調整
[列とフォント サイズの調整] 調整ルールでは、すべての凡例項目が収まるように、凡例テキストのフォント サイズが自動的に縮小され、列の数が自動的に変更されます。
[最小フォント サイズ] の値を指定すると、読み取れない状態までテキストが縮小されないようにすることができます。 テキストが最小フォント サイズまで縮小された場合は、まだ収まっていない凡例項目が凡例から削除されます。
凡例項目は、[コンテンツ] ウィンドウ内の順序に従って自動的に列に割り当てられます。 項目を凡例に追加するか、項目を凡例から削除すると、列の数が変わる場合があります。 また、長い凡例項目が複数の列にまたがることがあります。 1 つの凡例項目を 1 つの列に収めるには、[コンテンツ] ウィンドウで該当する項目を右クリックして [単一列の維持] を選択します。 [等しい幅に設定] をオンにして、各列を同じ幅にすることもできます。
この調整ルールは、ページ間の移動に伴って凡例項目が削除されるのを回避できる可能性が最も高いので、マップ シリーズに適しています。
列の手動調整
[列の手動調整] 調整ルールでは、凡例内の列の数と各列内に収める凡例項目の数を指定することができます。
指定したすべての項目が列内に収まるように、フォント サイズが縮小されることがあります。 [最小フォント サイズ] の値を指定すると、項目が特定の列に追加された場合に、読み取れない状態までテキストが縮小されないようにすることができます。 テキストが最小フォント サイズまで縮小された場合は、まだ収まっていない凡例項目が凡例から削除されます。
凡例に含まれる列の数を設定するには、[列] の値を調整します。 列の数を設定すると、列見出しが [コンテンツ] ウィンドウに表示されます。 凡例項目を 1 つの列から別の列までドラッグして、凡例内でのその項目の位置を決定します。
1 つの項目が複数の列にまたがることがあります。この場合、項目が複数の列にまたがっていても、その項目は [コンテンツ] ウィンドウに最初の列の一部としてしか表示されません。 凡例項目が列内に収まらない場合は、その項目が該当する列内で削除され、その項目の下に表示されている項目もすべて削除されます。 1 つの凡例項目を 1 つの列に収めるには、[コンテンツ] ウィンドウで該当する項目を右クリックして [単一列の維持] を選択します。 [等しい幅に設定] をオンにして、各列を同じ幅にすることもできます。
この調整ルールは単一のレイアウトに最適です。 マップ シリーズでは、ページごとに凡例エレメントの数が変わり、空の列または不均等な列が作成されることがあります。