単位オプションの設定

単位オプションを使用すると、プロジェクトのあらゆる状況で使用できる計測単位を指定することができます。

[単位] オプションを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 次のいずれかの方法で、ArcGIS AllSource の設定ページを開きます。
    • 開いているプロジェクトのリボンで [プロジェクト] タブをクリックします。
    • 開始ページで [設定] タブ 設定 をクリックします。
  2. サイド タブのリストで [オプション] をクリックします。
  3. [オプション] ダイアログ ボックス メニューの [プロジェクト][単位] をクリックします。
    注意:

    プロジェクト オプションは、現在開いているプロジェクトのみに適用されます。 開いているプロジェクトがない場合、このオプションは有効化されません。

新しい単位の追加

    さまざまな計測単位を使用可能な距離単位、角度単位、面積単位、位置単位、方向単位のリストに追加できます。
  1. [単位] ページで、単位タイプのいずれかを展開して、テーブルの下部にある [<単位コードの選択>] をクリックします。 使用可能な単位のリストの中から選択します。
    新しい単位の追加
  2. 単位表示の一部は、[オプション] ダイアログ ボックスで [名前][複数形]、または [略語] 列のセルをクリックして直接編集することができます。 [デフォルト] 列にあるボタンをクリックして、デフォルトの単位を設定することもできます。

単位の書式設定

    [オプション] ダイアログ ボックスで距離単位、角度単位、面積単位、位置単位、および方向単位の表示名と略語を編集するだけでなく、[数値形式] または [方向の書式設定] ダイアログ ボックスを開いて数値表示をカスタマイズすることもできます。
  1. [単位] ウィンドウで、単位タイプのいずれかを展開します。
  2. その他の書式設定オプションでは、既存の単位を右クリックしてから [単位形式の編集] をクリックします。
    単位を書式設定します。

    単位に応じて、[数値形式] または [方向の書式設定] ダイアログ ボックスが表示されます。 このダイアログ ボックスでは、選択した単位に表示される小数点以下の桁数や有効桁数など、さまざまな書式設定を変更できます。

単位のタイプ

[オプション] ダイアログ ボックスで 8 種類の単位を構成できます。 最初の 5 つは地球上の位置を表す地理的な計測単位であり、最後の 3 つはページ上のオブジェクトの位置を表すページおよびシンボルの計測単位です。 マップおよび表示単位は、アプリケーション内の他の場所で構成します。

距離単位

距離単位は、各位置間の距離を指定または報告できる単位です。 フィート、メートル、キロメートル、マイルなどの単位があります。 これらの単位は通常、編集ツールに表示されます。編集ツールでは、デフォルトの計測単位が使用されている制約ダイアログ ボックスで長さの値を指定できます。 [オプション] ダイアログ ボックスにある距離単位のリストは距離の計測ツール 距離の計測 とネットワーク解析ツールで使用することもできます。 詳細については、「編集用の距離単位」をご参照ください。

これは距離単位のリストです。
距離単位は距離の計測ツールで使用できます。
注意:

距離の計測ツールの [メートル法] および [ヤード・ポンド法] 単位オプションは、計測の長さに応じて、小さい計測単位 (フィートおよびメートル) と大きい計測単位 (マイルおよびキロメートル) の間で自動的に変化します。

角度単位

角度単位は球体または楕円体の計測単位です。 中央経線や標準緯線など、一部のマップ投影パラメーターは角度単位で定義されます。 デフォルトの方向はロケールに固有となります。 デフォルト設定は度です。 詳細については、「編集用の方向単位」をご参照ください。

面積単位

面積単位は、2 次元の平面のサイズを表す場合に使用します。 これらの単位は 面積の計測ツール 面積の計測 で使用できます。

面積単位は面積の計測ツールで使用されます。

位置単位

位置単位は、絶対地理的位置を X、Y 形式で表す場合に使用し、投影変換の座標系に関連付けられます。 位置単位のリストは、絶対 X、Y、Z や移動ツールなど、多数のフィーチャ編集ツールのポップアップ ダイアログ ボックスに表示されます。 これらの単位は、設定された座標系に応じた単位が使用されるように自動的に調整されます。 たとえば、投影変換されていない座標系で編集ツールを使用する場合には、単位のリストに投影単位が含まれません。 マップの表示単位を選択すると、位置単位の完全なリストが表示されます。 詳細については、「編集用の距離単位」をご参照ください。

マップで使用可能な位置単位

方向単位

方向単位は、経線を基準にして、方向と基準軸との間の空間リレーションシップを表します。 これらの単位を使用すると、方向の値を方位角、極座標、四分円方位角のいずれかの単位で入力できます。 この種の単位の詳細については、「編集用の方向単位」をご参照ください。

ページ単位

これらの計測単位 (通常はミリメートルまたはインチ) は、印刷するページ上にマップ エレメントを配置する場合に使用します。 ページ単位のリストに新しい単位を追加することはできません。 レイアウト テンプレートは通常、指定された単位で表示されますが、カスタム ページ サイズの作成にはデフォルトの計測単位が使用されます。 これらの単位は主にレイアウト内で使用されます。

レイアウト テンプレートに単位が組み込まれています。
カスタム ページ テンプレートの作成にはデフォルトのページ単位が使用されます。

2D シンボル表示単位

これらの単位は、形状のディメンション、距離の許容値、オフセットをコンピューターの画面と印刷したマップに描画する場合に使用します。 これらの単位は、2 次元のシンボル内のエレメント (アウトライン幅やポイント シンボル サイズなど) に使用されます。 デフォルトの単位はポイント (pt) です。 2D シンボルの表示単位のリストに新しい単位を追加することはできません。 詳細については、「シンボルの単位とサイズ」をご参照ください。

2D シンボル表示単位はシンボル ウィンドウで使用されます。

3D シンボル表示単位

これらの単位は、3 次元シンボルの形状のディメンション、距離の許容値、オフセットを描画する場合に使用します。 ここで選択した単位は、シンボルの長さ、幅、高さに適用されます。 デフォルトの単位はメートルです。 距離単位のリストに単位を追加すると、その単位が 3D シンボル表示単位のリストに自動的に表示されます。 詳細については、「シンボルの単位とサイズ」をご参照ください。

3D シンボル表示単位は実世界の単位でのシンボルの表示に使用されます。