ArcGIS AllSource の概要

ArcGIS AllSource は、異種のデータを視覚化し、探索し、解析することで、実用的なインテリジェンスを生み出すことができるインテリジェンス解析用のデスクトップ アプリケーションです。 複数のソースのデータを探索し、空間解析、時系列解析、統計解析、予測解析、リレーショナル解析などの高度な解析を実行します。ArcGIS AllSource には、データに直接接続するツールが含まれています。 データには、リレーショナル データベース、Web サービス、スプレッドシート、非構造化ドキュメントが使用できます。 2D または 3D マップ、リンク チャート、タイムライン、テーブル、グラフでデータを視覚化します。 パターン、トレンド、予測、相関関係、リレーションシップを明確にするために、さまざまな解析手法を使用して、データに関する複雑な質問を作成します。

サマリー ビュー内のタイムラインとデータ クロックを含む ArcGIS AllSource プロジェクト

サイン イン

ArcGIS AllSource を初めて使用する場合は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 組織の認証情報を使用してサイン インします。 その後、自動的にサイン インが行われます。

サイン インを自動的にハイライト表示するポータル サイン イン ダイアログ ボックス

ArcGIS AllSource では、スタート ページとアプリケーション ウィンドウの上部にサインイン メニューが表示されます。 アカウントを複数持っている場合は、あるアカウントからサイン アウトしてから別のアカウントにサイン インすることで、別のポータルのコンテンツにアクセスしたり、別のポータルにアイテムを共有したりできます。

スタート ページ

起動すると ArcGIS AllSource の開始ページが開きます。 開始ページでは、プロジェクトの作成、既存プロジェクトのオープン、アプリケーション リソースの把握、設定の変更などを行うことができます。

最近使った 2 つのプロジェクトが表示された開始ページ

エレメント説明
1

デフォルトのテンプレートをクリックして、新しいプロジェクトを開始します。

2

最近使ったプロジェクトをクリックして開きます。 リストにないプロジェクトを開くには、[別のプロジェクトを開く] 別のプロジェクトを開く をクリックします。

3

[リスト] リスト または [タイル] タイル をクリックして、基本設定に応じてプロジェクトを表示します。

4

最新のテンプレートをクリックして、カスタム テンプレートから新しいプロジェクトを開始します。 リストにないテンプレートから新しいプロジェクトを開始するには、[別のテンプレートを開く] 別のテンプレートを開く をクリックします。

5

ArcGIS AllSource ワークフローを理解したり、Esri Community での議論に参加したり、ローカル ヘルプ システムを起動したりします。

6

[設定] 設定 で、アプリケーションのプロパティやデフォルト動作を変更します。

ArcGIS AllSource スタート ページの要素。

プロジェクト

ArcGIS AllSource では、マップ、シーン、レイアウト、およびシステム フォルダーやデータベースなどのリソースへの接続を含む関連作業の集まりをプロジェクトと呼びます。 プロジェクト ファイルの拡張子は .asrx です。 デフォルトでは、関連するファイル ジオデータベースとツールボックスとともに、専用フォルダーにプロジェクトが保存されます。

マップ ビューが開いた ArcGIS AllSource プロジェクト

設定

[設定] タブ 設定 では、アプリケーションの構成と管理を行うことができます。 開いているプロジェクトで、リボンの [プロジェクト] タブから設定にアクセスすることもできます。

情報ページが選択された ArcGIS AllSource 設定

タブ説明

新規

プロジェクトを作成します。

開く

既存のプロジェクトを開きます。

情報

現在のプロジェクトに関する情報を表示します。

プロジェクトの保存

現在のプロジェクトを保存します。

名前を付けてプロジェクトを保存

現在のプロジェクト ファイル (.asrx) のコピーを保存します。

ポータル

ポータル接続を管理し、アクティブなポータルを設定します。

ライセンス

ライセンス情報の表示、オフラインで作業するための ArcGIS AllSource の認証、ライセンス タイプの変更を行います。

オプション

プロジェクトとアプリケーションのオプションにアクセスして ArcGIS AllSource を構成します。

パッケージ マネージャー

PythonR、およびシステム ライブラリの環境とパッケージを管理します。

アドイン マネージャー

アドインをインストールしてアプリケーションをカスタマイズします。

ヘルプ

ヘルプ システムを開きます。

情報

ArcGIS AllSource バージョンについての情報を表示します。

学習リソース

クイックスタート チュートリアル、チュートリアル シリーズ、その他の学習リソースにアクセスします。

終了

アプリケーションを閉じます。

ArcGIS AllSource の設定ページ

リソース

以下を使用して、ArcGIS AllSource の理解と知識を深めます。

  • ArcGIS チュートリアル - トレーニングとチュートリアルを調べます。
  • Esri Community 他のユーザーに接続します。 質問の投稿やアイデアの提案をしたり、ArcGIS ブログ トピックを読んだりします。
  • ヘルプ - ヘルプ ビューアーを起動して、ArcGIS AllSource についての理解を深めます。

注意:
ArcGIS チュートリアルおよび Esri Community にアクセスするには、インターネット接続が必要です。

ArcGIS AllSource ユーザー インターフェイス

ArcGIS AllSource インターフェイスの主な部分には、リボン、ビュー、ウィンドウがあります。

リボン

アプリケーション ウィンドウの上部に左右に配置されたリボンでは、機能が一連のタブに整理されています。 一部のタブ (コア タブ) は常に表示されます。 その他のタブ (コンテキスト タブ) は、このアプリケーションが特定の状態にある場合に表示されます。 たとえば、アプリケーションでタイムラインがアクティブな場合は [タイムライン] コンテキスト タブが表示されます。

タイムラインが開き、マップ タブが選択された、マークされたコントロールを持つ ArcGIS AllSource リボン。

エレメント説明
1

クイック アクセス ツールバーには、よく使われるコマンドもあります。

2

アプリケーションの上部に表示されるプロジェクト名。

3

コマンド検索を使用すると、コマンドを検索して実行できます。

4

[マップ] タブなどのコア タブに機能が整理されています。 タブが選択されると、関連するツールとボタンがリボン上に表示されます。

5

アプリケーションが使用目的に適した状態にある場合は、[タイムライン] タブなどのコンテキスト タブが表示されます。

6

コマンドを実行するためのボタンとツール。 たとえば、マップとシーンを操作してマップ フィーチャを特定するには [マップ操作] ツールを使用します。

7

ダイアログ ボックス ランチャーは、他の機能も含むウィンドウやダイアログ ボックスを開きます。

8

グループによって、関連するコマンドがリボン タブにまとめられています。

ArcGIS AllSource リボン要素

ビュー

ビューは、マップシーンタイムラインレイアウトテーブルチャートカタログ、およびその他のデータ表現を操作するためのウィンドウです。 複数のビューを同時に開くことができます。

ArcGIS AllSource で開いたマップおよびタイムライン ビュー

ウィンドウ

ウィンドウとは、ビューのコンテンツ (コンテンツ ウィンドウ)、プロジェクトまたはアクティブなポータルのアイテム ([カタログ] ウィンドウ)、機能領域のコマンドと設定 ([シンボル] ウィンドウや [ジオプロセシング] ウィンドウなど) を表示するウィンドウです。

ウィンドウにはリボンで使用できない場合がある機能が表示されます。 ウィンドウには、機能を整理するためのテキスト タブやグラフィックス タブの行がある場合があります。 一部のウィンドウには複数のページがあります。

マークされたウィンドウ コントロールを持つシンボル ウィンドウ。

エレメント説明
1

一部のウィンドウには複数の機能ページがあります。

2

[ギャラリー][プロパティ] などのテキストベースのプライマリ タブでは機能が分割されています。

3

グラフィカルなセカンダリ タブでは、プライマリ タブの機能が分割されています。

4

エキスパンダーとは小さな矢印のことで、これをクリックすると設定の表示と非表示を切り替えることができます。

5

[メニュー] ボタン メニュー にはその他のコマンドがあります。

6

ハンドルをドラッグして、ウィンドウの各領域のサイズを変更できます。

[コンテンツ] ウィンドウと [カタログ] ウィンドウは通常、プロジェクト内で開きます。 それ以外のウィンドウは対応するコマンドかアクションに応じて表示されます。 たとえば、リボンで [マップ] タブの [場所検索] 場所検索 をクリックすると [場所検索] ウィンドウが表示されます。

ウィンドウは閉じることも、開いたままにしておくこともできます。 ArcGIS AllSource を閉じる時にウィンドウが開いていた場合、アプリケーションを再起動した時にそのウィンドウが開きます。 リボンの [表示] タブで一部のウィンドウを管理できます。 たとえば、特定のウィンドウ構成を選択するには、[ウィンドウのリセット] ウィンドウのリセット をクリックします。

ユーザー インターフェイスの調整

ユーザー インターフェイスのエレメントは以下のようにさまざまな方法で調整できます。

  • ドッキング ターゲットにウィンドウとビューをドラッグする。
  • お互いの上部にウィンドウとビューを固定する。
  • アプリケーション ウィンドウの上、または離れた位置にウィンドウとビューをフローティング表示する。
  • ビュー スペースを垂直または水平のタブ グループに分割して表示するビューを増やす。

カスタマイズが指定された ArcGIS AllSource ユーザー インターフェイス

エレメントアクション方法
1

リボンを最小化します。

Ctrl + F1 キーを押します。

2

ウィンドウを自動的に非表示にして、使用していない場合は最小化します。

ウィンドウのタイトル バーで [自動非表示] 自動非表示 をクリックします。 他のオプションを表示するには Alt + マイナス記号 キーを押します。

3

新しいタブをグループにまとめてビュー スペースを分割します。

他のオプションを表示するには、ビュー タブを右クリックするか Alt + ハイフン キーを押します。

4

ビューをフロートさせます。

タブごとにビューをドラッグして、ドッキング ターゲットから離してドロップします。 他のオプションを表示するには、ビュー タブを右クリックするか Alt + ハイフン キーを押します。

5

ビューを固定します。

タブごとにビューをドラッグして、表示されるドッキング ターゲットのいずれかにドロップします。 他のオプションを表示するには、ビュー タブを右クリックするか Alt + ハイフン キーを押します。