ArcGIS AllSource のインストール

このトピックでは、ArcGIS AllSource をダウンロードしてインストールする手順について説明します。

ArcGIS AllSourceシステム要件を確認し、インストール ファイルをダウンロードしたら、アプリケーションをコンピューターにインストールすることができます。

ArcGIS AllSource では、コンピューター単位のインストール (デフォルト) か、ユーザー単位のインストールのいずれかを選べます。 コンピューター単位のインストールでは、ArcGIS AllSource がインストールされたコンピューターであれば、どのユーザーでも実行できます。 ユーザー単位のインストールの場合は、アプリケーションをインストールしたユーザーのみが実行できます。

コンピューター単位のインストールのデフォルトのインストール ディレクトリは、<System Drive>\Program Files\ArcGIS\AllSource です。 ユーザー単位のインストールのデフォルトのインストール ディレクトリは、<System Drive>\Users\<username>\AppData\Local\Programs\ArcGIS\AllSource です。

注意:

サポートされている Windows Server オペレーティング システム上にユーザー単位でインストールする場合は、レジストリ キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Installer に REG_DWORD データ タイプ DisableMSI (値 0) が設定されていなければなりません。 詳細については、Microsoft ドキュメントの「DisableMSI」をご参照ください。

My Esri から ArcGIS AllSource をダウンロードします。

ArcGIS AllSource とその他のコンポーネントを My Esri からダウンロードするには、次の手順に従います。

  1. My Esri に移動します。
  2. [組織] タブで、下にある [ダウンロード] タブをクリックします。
    注意:

    [ダウンロード] タブがない場合、ソフトウェアをダウンロードする権限がありません。 [権限の要求] サイド タブをクリックします。 フォームに入力し、ソフトウェア管理者にダウンロードの許可を求めることができます。または、[管理者に連絡] ボタンをクリックしてダイレクト メッセージを送信することもできます。

  3. 使用可能な製品のリストで、ArcGIS AllSource の横のバージョン番号 (1.0 など) が正しいことを確認し、[ダウンロードの表示] をクリックします。
    注意:

    事前にマスター契約書の契約条件に同意していない場合、ポップアップ ウィンドウが表示されます。 契約条件を確認後、続行する場合はチェックボックスをオンにして [同意] をクリックします。

  4. [ダウンロード] で、[言語] 設定を確認します。 ArcGIS AllSource のローカライズ バージョンをダウンロードするには、この設定を該当する言語に変更してください。
  5. 製品コンポーネントのリストの [ファイル] で、ArcGIS AllSource の横の [ダウンロード] をクリックします。

    実行ファイル (.exe) がコンピューターにダウンロードされます。

ArcGIS AllSource のインストール

オプションのコンポーネントをインストールする前に、ArcGIS AllSource をインストールする必要があります。

  1. ArcGIS AllSource をコピーまたはダウンロードした場所を参照し、.exe ファイルをダブルクリックしてインストール処理を開始します。
  2. ファイルの抽出先フォルダーをそのまま使用するか、[参照] をクリックして別のフォルダーを参照します。

    デフォルトのインストール先フォルダーは <System Drive>\Users\<username>\Documents\ArcGIS AllSource <version> です。

  3. [次へ] をクリックします。

    ファイルが正常に抽出されたことを通知するメッセージが表示され、[セットアップ プログラムを起動する] チェックボックスがデフォルトでオンになっています。

    注意:

    ソフトウェアを後からインストールするには、[セットアップ プログラムを起動する] チェックボックスをオフにします。 インストールする準備が整ったら、インストール先フォルダーを参照して ArcGISAllSource.msi をダブルクリックします。

  4. [閉じる] をクリックします。
  5. [ArcGIS AllSource セットアップ プログラムへようこそ] ウィンドウで [次へ] をクリックします。
  6. ライセンス契約を確認し、次のオプションを選択します。
    • 契約書の条件に同意する場合は、使用許諾契約に同意しますをクリックし、[次へ] をクリックして操作を続けます。
    • 使用許諾契約に同意しない場合は、[キャンセル] をクリックしてインストール ウィンドウを閉じます。
  7. インストールの内容を選択します。
    • コンピューター単位のインストールの場合は、[このコンピューターを使用するすべてのユーザー] (デフォルト) をクリックします。
    • ユーザー単位のインストールの場合は [自分のみ] をクリックします。
    注意:

    コンピューター単位のインストールを行うには、管理権限が必要です。

  8. [次へ] をクリックします。
  9. 1 つまたは複数の AI モデル フィーチャをインストールするかどうかを選択します。

    セマンティック検索とジオプロセシング ツールの候補の AI モデル フィーチャはデフォルトではインストールされません。

  10. デフォルトの場所をそのまま使用するか、[変更] をクリックして別のフォルダーを指定します。

    コンピューター単位のインストールの場合、デフォルトの場所は <System Drive>\Program Files\ArcGIS\AllSource\ で、ユーザー単位のインストールの場合、デフォルトの場所は <System Drive>\<user>\AppData\Local\Programs\ArcGIS\AllSource\ です。

    デフォルト以外の場所を選択する場合は、ドライブのルートではなく、パスにフォルダーを含めることをお勧めします。 変更したパスには、デフォルトで \ArcGIS\AllSource\ は付けられません。

  11. [次へ] をクリックします。

    Esri User Experience Improvement に参加するオプションは、デフォルトでオンになっています。 参加しない場合は、チェックボックスをオフにします 参加のステータスは、ArcGIS AllSource をインストール後でも変更できます。

  12. [インストール] をクリックします。

    インストールが完了すると、[ArcGIS AllSource を実行] オプションはデフォルトでオンになっています。 アプリケーションをすぐに実行しない場合は、ボックスをオフにします。

  13. [完了] をクリックします。

コマンド ラインからの ArcGIS AllSource のインストール

システム管理者または ArcGIS AllSource のインストールを管理する IT サポート スタッフは、インストールの UI を使用しない場合や、スクリプトを使用してアプリケーションをインストールする必要がある場合があります。 次の情報は、コマンド ラインから ArcGIS AllSource をインストールするときに役立ちます。

以下は、コンピューター単位のコンテキストでコマンド ラインを使用した ArcGIS AllSource の標準サイレント インストールを示しています。

msiexec.exe /i <setup staging location>\ArcGISAllSource.msi ALLUSERS=1 INSTALLDIR="C:\MyArcGISAllSource\" ACCEPTEULA=YES /qb
注意:

/qb を指定すると、進行状況とエラー処理の基本的な UI が表示されます。/qr を指定すると、表示される UI の数が少なくなり、/qn を指定すると、UI が表示されなくなります。 詳細については、Microsoft ドキュメントの「コマンドライン オプション」をご参照ください。

注意:

PORTAL_LIST を定義する場合は、指定する値を二重引用符で囲みます (たとえば、PORTAL_LIST="https://maps.myarcgis.com;https://www.arcgis.com")。

ArcGISAllSource.msi を実行するときに使用できるコマンド ライン パラメーターは次のとおりです。 必要に応じて、これらを MSI コマンドライン オプションと組み合わせて使用します。 パラメーター名は大文字と小文字が区別され、以下で定義されているように使用する必要があります。 ただし、パラメーターの値は、但し書きがあるものを除いて、大文字と小文字は区別されません。

ArcGIS AllSource インストールのコマンド ライン パラメーター

コマンド ラインを使用してインストールするときに指定できるパラメーターは次のとおりです。

INSTALLDIR

ArcGIS AllSource のインストール先の場所です。 指定しないと、インストール先の場所が %System Drive%\Program Files\ArcGIS\Pro (コンピューター単位のインストールの場合) または %System Drive%\%USERPROFILE%\AppData\Local\Programs\ArcGIS\Pro (ユーザー インスタンス単位のインストールの場合) になります (ALLUSERS パラメーターの説明をご参照ください)。

ALLUSERS

ArcGIS AllSource セットアップのインストール コンテキストを定義します。ALLUSERS=1 はコンピューター単位のインストールを意味し、ALLUSERS=2 はユーザー インスタンス単位のインストールを意味します。 このパラメーターを指定しないと、デフォルトでユーザー単位のインストールが実行されます。

管理者権限のないユーザーが ALLUSERS=1 に設定した場合、インストールは正常に実行されません。

ENABLEEUEI

Esri User Experience Improvement プログラムへの参加を有効にするかどうかを指定します。 デフォルト値は 1 (参加を有効にする) です。 参加しない場合は、ENABLEEUEI=0 を指定します。

ACCEPTEULA

このパラメーターは、サイレント インストール時にエンド ユーザー使用許諾契約書 (EULA) に同意するために必要です。 EULA に同意してソフトウェアをインストールするには、ACCEPTEULA=YES を指定します。 このパラメーターを NO に指定するか省略した場合、ソフトウェアはインストールされません。

ADDLOCAL

このパラメーターを使用して、ArcGIS AllSource のセットアップに含まれているオプション機能をインストールします。 ジオプロセシング ツール用のセマンティック検索機能を有効にする場合は ADDLOCAL=SemanticSearch を使用し、ジオプロセシング ツール用のツールの候補の表示機能を有効にする場合は ADDLOCAL=ToolSuggestions を使用し、両方の AI モデル機能を有効にする場合は ADDLOCAL=ALL を使用します。

BLOCKADDINS

指定した場合、システム管理者は BlockAddins レジストリ値を使用して、ArcGIS AllSource が読み込むアドインのタイプを構成できます。 これは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ESRI\ArcGISAllSource\Settings の下に作成されます。

このパラメーターは、コンピューター単位のインストール中にのみ読み取られるので注意してください。ユーザー単位のセットアップでは、指定されていても無視されます。

BLOCKADDINS=0 に設定すると、デジタル署名の有無に関係なく、すべてのアドインが読み込まれます。 1 を設定した場合、信頼できる認証機関によってデジタル署名されたアドインのみが読み込まれます。2 を設定した場合、Esri が公開したアドインのみが読み込まれます。3 を設定した場合、管理者フォルダーのアドインおよび Esri が公開したアドインのみが読み込まれます。4 を設定した場合、アドインは読み込まれず、実行されません。5 を設定した場合、管理者フォルダーのアドインのみが読み込まれます。 デフォルトは 0 です。

ArcGIS AllSource および ArcGIS Pro 用のアドインの開発に関する詳細

レジストリにアドイン用の管理者フォルダーを作成する方法の詳細

CHECKFORUPDATESATSTARTUP

コンピューター単位のインストールの場合にのみ、このパラメーターを 0 に設定すると、ArcGIS AllSource の自動更新通知が無効化されます。 指定しなければ、デフォルトは 1 です。

ADMIN_SETTINGS_PATH

ArcGIS AllSource では、.settingsConfig ファイルで、管理者が指定した数のアプリケーション設定にデフォルト値を設定できます。 コンピューター単位のインストールの場合にのみ、このパラメーターを .settingsConfig ファイルが配置されている場所に設定します。 詳細については、「アプリケーション設定の管理」をご参照ください。

AUTHORIZATION_TYPE

SINGLE_USE を単独使用シートとしてインストールする場合は ArcGIS AllSource、同時使用シートとしてインストールする場合は CONCURRENT_USE、指定ユーザー ライセンスの場合は NAMED_USER を使用します。

ARCGIS_CONNECTION

www.arcgis.com への接続を ArcGIS AllSource[ポータル] ページから利用可能にすべきかどうかを指定します。 接続を含めるには、このパラメーターを TRUE に設定します。 FALSE に設定した場合、接続は [ポータル] ページに表示されません。

PORTAL_LIST

1 つ以上のポータル接続を [ポータル] ページに追加するには、PORTAL_LIST="<portalURL1>;<portalURL2>" に設定します。 ポータル URL を区切るには、セミコロンを使用します。

ARCGIS_CONNECTIONFALSE に設定した場合、このパラメーターは arcgis.com を含むことができません。

注意:

ポータルが HTTPS をサポートしている場合は、PORTAL_LIST の URL で HTTPS を使用することをお勧めします。

ArcGIS AllSource のアンインストール

ArcGIS AllSource をシステムからアンインストールするには、[コントロール パネル] ウィンドウを使用します。

  1. [スタート] メニューまたは検索ボックスから [コントロール パネル] ウィンドウにアクセスします。
  2. 次のシーケンスを使用して、プログラムと機能のリストから機能を選択し、[アンインストールと変更] をクリックして、[削除] オプションを選択します。
    1. ArcGIS AllSource の言語パックをインストールしてある場合はアンインストールします。
    2. ArcGIS AllSource をアンインストールします。

コマンド ラインを使用した ArcGIS AllSource のアンインストール

管理者と IT スタッフは、コマンド ラインまたはスクリプトを使用して ArcGIS AllSource をアンインストールすることもできます。 次の情報は、コマンド ラインから ArcGIS AllSource をインストールするときに役立ちます。

製品をサイレント アンインストールするには、次の Windows Installer コマンドを使用します。

msiexec.exe /x <{product code}> /qb

ArcGIS AllSource の製品コードは、該当する製品のレジストリ キーの文字列値 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Esri 内にある HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Esri (コンピューター単位のインストールの場合) または ProductCode (ユーザー単位のインストールの場合) のレジストリで確認できます。

注意:

最新の製品コードについては、「製品コード リスト [PDF]」をご参照ください。