対話型のスライスの基礎

対話型のスライスは、シーンの表示部分を一時的に非表示にして、隠れているコンテンツを表示するために使用されます。シーンに含まれる任意のコンテンツに適用でき、建物内部の表示、積み上げ量の把握、地下地質の通過が可能になります。

スライス形状は、平面またはボリュームのある形状のいずれかです。平面は、ビュー内で配置、回転、および展開できる壁のようなものです。デフォルトでは、平面はカメラに向かう方向のコンテンツを非表示にしますが、平面も前後いずれかの方向にロックされます。ボリュームのある形状 (立方体、円柱、および球体) を使用して、コンテンツが非表示にされる領域を定義することもできます。デフォルトでは、ボリュームのある形状は内部からコンテンツを非表示にしますが、代わりに外部のコンテンツを非表示にするように設定できます。単一のシーンで複数のスライス オブジェクトを使用して、より高度な表示を得ることができます。

スライスを使用して作成された表示は一時的なもので、プロジェクトには保存されず、マップ パッケージにも含められません。ただし、その定義を今後使用するためにポイント フィーチャクラスとしてエクスポートできます。

対話型のスライスの作成

[解析] タブの [ワークフロー] グループで、[探索的 3D 解析] ギャラリーの [スライス] スライス をクリックします。カスタム構成のテンプレートを保存すると、ギャラリーに追加されます。

作成方法

対話型のスライスを作成する 5 つの方法については、下記の表で説明します。

方法説明

対話型の平面 対話型の平面

ビュー内をクリックして、スライス平面の片側を配置します。もう一度クリックして、方向と幅を設定します。これがデフォルトの方法です。

フィーチャからの平面 フィーチャの使用

ビュー内のフィーチャをクリックして、その範囲に基づいて方向付けられたスライスを作成します。

カメラからの平面 カメラの使用

現在のカメラの観測点を使用して、スライスを作成します。

対話型のボリューム 体積

ビュー内をクリックして、スライス ボリュームのアンカー位置を配置します。もう一度クリックして、方向とサイズを設定します。

レイヤーから レイヤーから

ポイント レイヤーに基づいてスライス平面およびボリュームを自動的に生成します。角度や幅などのパラメーターはフィーチャ属性によって設定されます。以前にエクスポートしたスライス オブジェクトは、この方法を使用して再開できます。

対話型のスライス オブジェクトの更新

既存のスライス オブジェクトの位置を更新するには、選択する必要があります。[スライス] ツールを使用してコントロール ポイントをクリックして選択し、対話型のハンドルを使用して場所と位置を調整します。オブジェクトを X、Y 空間で移動したり、緑の矢印をドラッグして Z 空間を移動したりできます。または、青い球体を再配置してスライス全体のサイズを調整できます。変更が行われると、ビューに非表示または表示されるレイヤーは動的に更新されます。

スライス平面を更新する対話的ハンドル

値を手動で入力する場合は、[探索的解析] ウィンドウの [プロパティ] タブで、選択したスライス オブジェクトの特定のプロパティを更新できます。ウィンドウで [次を選択] 次へを選択 および [前を選択] 前へを選択 をクリックして各スライス オブジェクトを参照し、一度の 1 つのスライスをアクティブにして、反復的な更新を適用します。

対話型のスライス オブジェクトの削除

[スライス] ツールでスライス オブジェクトを選択し、[プロパティ] タブで [削除] 削除 をクリックします。Delete キーを押す、ショートカット メニューを右クリックする、または選択したスライス オブジェクトのオンスクリーン編集オーバーレイから [スライスの削除] をクリックして、スライス オブジェクトを削除することもできます。複数のスライス オブジェクトを削除するには、[解析] タブの [ワークフロー] グループの [探索的 3D 解析] ドロップダウン リストで、[すべて削除] すべて削除 をクリックします。