ラスター関数を使用すれば、1 つ以上のラスターに適用できる処理操作を定義できます。 データにアクセスして表示したときに、これらの関数がリアルタイムにラスター データに適用されます。 つまり、処理したファイルをディスク上に作成する時間をかけずに、速やかに適用できます。 ラスター関数はラスター関数テンプレート内に整理できるため、複数の関数を連結することで、さまざまな処理済みプロダクトを作成することができます。
グローバル ラスター関数は他の関数と連結することができますが、指定した解像度と範囲でデータを処理します。 グローバル関数は、関数ボタン内のハンマーの絵 によって識別できます。 これらはジオプロセシング ツールと同様に動作し、指定した環境設定を使用できます。 詳細については、「グローバル関数」をご参照ください。
すべての (100 を超える) ローカル ラスター関数で、多次元ラスターを入力値として使用することができます。 グローバル関数では、多次元ラスターを入力値として使用できません。
名前、説明、出力ピクセル タイプ、多次元ルールなど、ラスター関数のプロパティを [一般] タブで変更することができます。
解析
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
二値化 | クラス間の分散が最小になるように 2 つのクラスを作成することで画像内の背景と前景を区別する Otsu メソッドを使用して、ラスターを 2 つのクラスに分割します。 | ArcGIS Pro Basic |
CCDC 解析 | CCDC (Continuous Change Detection and Classification) 法を使用してピクセル値の経時的な変化を評価し、モデル結果を含む変化解析ラスターを生成します。 | Image Analyst |
変化の計算 | 変化の計算関数は、2 つのカテゴリ ラスター データセット間または 2 つの連続ラスター データセット間の差異を計算します。 | Image Analyst |
変化解析を使用した変化検出 | [変化解析を使用して変化を検出] 関数は、変化解析ラスターを使用して、ピクセルの変化日付情報を含むラスター レイヤーを生成します。 変化解析ラスターは、[CCDC を使用した変化の解析 (Analyze Changes Using CCDC)] ツールまたは [LandTrendr を使用した変化の解析 (Analyze Changes Using LandTrendr)] ツールか、CCDC 解析ラスター関数または LandTrendr 解析ラスター関数によって生成する必要があります。 | Image Analyst |
トレンドの生成 | 多次元ラスターの指定の変数のディメンションに沿って各ピクセルのトレンドを推定します。 | Image Analyst |
グラデーション | X、Y、XY、または特定のディメンションの勾配を計算します。 | Image Analyst |
熱指数 | 気温と湿度に基づいて疑似温度を計算します。 | ArcGIS Pro Basic |
カーネル密度 | カーネル関数を使用してポイントまたはポリライン フィーチャから単位面積ごとの値を計算し、各ポイントまたはポリラインに滑らかなテーパー サーフェスを合わせます。 | Spatial Analyst |
LandTrendr 解析 | 干渉と回復における Landsat ベースの傾向検出 (LandTrendr) 法を使用してピクセル値の経時的な変化を評価し、モデル結果を含む変化解析ラスターを生成します。 | Image Analyst |
NDVI | 赤バンドと近赤外バンドを使用して、正規化差植生指標 (NDVI) 値を計算します。 | ArcGIS Pro Basic |
NDVI カラー化 | 入力画像から NDVI を計算して、計算結果にカラーマップを適用します。 | ArcGIS Pro Basic |
トレンドを使用した予測 | トレンドの生成関数の出力を使用し、予測したレイヤーを生成します。 | Image Analyst |
ラスター コレクションの処理 | 多次元ラスター レイヤーまたはモザイク レイヤーの各アイテムの各スライスを処理します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
タッセルド キャップ変換 | 明るさ、植生、水分のレベルを測定することによって、人工物、土壌、植生の標準検出を行います。 | ArcGIS Pro Basic |
加重オーバーレイ | 複数のラスターを共通の計測スケールでオーバーレイし、それぞれを重大度に応じて重み付けします。 | Spatial Analyst |
加重合計 | ラスターの配列をセルごとに重み付けして追加します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
風速冷却 | 気温と風速に基づいて疑似温度を計算します。 | ArcGIS Pro Basic |
表示設定
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
コントラストと明るさ | 画像の色または全体的な明るさの差異を調整します。 | ArcGIS Pro Basic |
たたみ込みフィルター | 画像をフィルタリングします。画像内のエッジを鮮明にしたり、ぼやけさせたり、検出したり、その他のカーネルベースの強調機能を使用できます。 | ArcGIS Pro Basic |
パンシャープン | マルチバンド画像を高解像度パンクロマティック画像と融合させることで、空間解像度を向上させます。 | ArcGIS Pro Basic |
統計とヒストグラム | データセットの記述的な統計を定義するか、別のデータセットの分布を使用します。 | ArcGIS Pro Basic |
ストレッチ | 明るさ、コントラスト、ガンマなどのストレッチ プロパティを変更し、画像の表示を改善します。 | ArcGIS Pro Basic |
分類
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
分類 | 適切な分類器と .ecd トレーニング ファイルで指定した関連するトレーニング データをラスター データセットまたはセグメント化されたラスターに適用します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
リニア スペクトル | サブピクセル分類を実行し、ピクセルごとに異なる土地被覆タイプの部分存在量を算出します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
最尤法分類 | 最尤法アルゴリズムを使用して、ピクセルをクラスに割り当てます。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
回帰分析による予測 | ラスター データ入力およびランダム ツリーによる回帰モデル定義ファイルの作成ツールからの回帰分析モデルに基づいて予測ラスターを計算します。 | Image Analyst |
領域の拡大 | シード ポイントから領域を拡大します。 | ArcGIS Pro Basic |
領域ピクセル数 | 同じピクセル値を含む接続領域を識別して、値が所属先の領域内のピクセル数であるラスターを返します。 | ArcGIS Pro Basic |
セグメント平均シフト | 隣接し、類似したスペクトル特性または空間特性を持つピクセルを、セグメントに分類します。 これは分類関数の 2 つ目のラスターとして使用できます。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
変換
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
カラー モデル変換 | 画像のカラー モデルを HSV (Hue、Saturation、Value) モデルから RGB (Red、Green、Blue) に変換するか、RGB から HSV に変換します。 | ArcGIS Pro Basic |
カラーマップ | カラーマップに基づいてピクセル値を変換し、ラスター データをグレースケール画像または RGB 画像で表示します。 | ArcGIS Pro Basic |
カラーマップから RGB に変換 | カラーマップのあるシングルバンド ラスターを、3 バンドの RGB ラスターに変換します。 | ArcGIS Pro Basic |
グレースケール | マルチバンド ラスターをシングルバンド グレースケール ラスターに変換します。 | ArcGIS Pro Basic |
LAS データセット → ラスター | LAS データセット → ラスター関数は、LAS データセットを使用して管理される LIDAR データをレンダリングするために使用されます。この関数は、[LAS データセット] ラスター タイプを使用して、LIDAR データをモザイク データセットに追加するときに使用されます。この関数では、入力プロパティと出力プロパティを指定する必要があります。ポイント データからラスター データへの変換に必要なデータ解像度や時間のために、事前に処理されたラスター データ ファイルを特定の出力場所に (キャッシュとして) 書き込みます。 | ArcGIS Pro Basic |
LAS → ラスター | LAS ファイル形式を使用して、保存されている LIDAR データをレンダリングします。 この関数は、LAS ラスター タイプを使用して、LIDAR データをモザイク データセットに追加するときに使用されます。 | ArcGIS Pro Basic |
属性のラスター化 | 外部テーブルまたはフィーチャ サービスの指定された属性の値から生成されたバンドを追加することによって、ラスターに情報を付加します。 | ArcGIS Pro Basic |
フィーチャのラスター化 | フィーチャをラスターに変換します。 フィーチャには、フィーチャのフィールド (OBJECTID など) に基づいてピクセル値が割り当てられます。 ピクセル値の割り当ては、必要に応じて、入力フィーチャの属性テーブル内にあるユーザー定義の値フィールドに基づくことができます。 | ArcGIS Pro Basic |
スペクトル変換 | マルチバンド画像にマトリックスを適用して、フォルスカラー画像を疑似カラー画像に変換します。 | ArcGIS Pro Basic |
テレイン → ラスター | [テレイン → ラスター (Terrain To Raster)] 関数は、ジオデータベースに格納されたテレインを使用して管理されているマルチポイント データをレンダリングするために使用されます。 | ArcGIS Pro Basic |
トレンド → RGB | トレンド ラスターを 3 バンド (赤、緑、青) ラスターに変換します。 トレンド ラスターはトレンドの生成ラスター関数または CCDC 解析ラスター関数から生成されます。 | Image Analyst |
単位変換 | ある計測単位を別の計測単位に変換します。 | ArcGIS Pro Basic |
ベクトル場 | 大きさと方向の値を含むデータをベクトルに変換します。 | ArcGIS Pro Basic |
補正
データ管理
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
ラスターの低解像度バージョンを生成します。 | Spatial Analyst | |
既存の多次元ラスター変数データをディメンションに沿って結合することで、多次元ラスター レイヤーを作成します。 | Image Analyst または Spatial Analyst | |
属性テーブル | 属性テーブルを使用して、シングルバンド ラスターをシンボル表示します。 これは、特定のラベルや色を使用して画像を表示する場合に便利です。 赤、緑、および青の名前が付いたフィールドがテーブルに含まれている場合は、イメージをレンダリングする際に、これらのフィールド内の値がカラーマップと同様に使用されます。 | ArcGIS Pro Basic |
ゾーン間の境界のスムージング処理を実行します。 | Spatial Analyst | |
バッファー関数 | 最後にアクセスしたピクセル ブロックをバッファー処理します。 | ArcGIS Pro Basic |
ラスターのキャッシュ | ラスターのキャッシュ関数は、前処理されたキャッシュを作成します。このキャッシュは、関数チェーン内でそのラスターのキャッシュ関数が置かれているポイントで作成されます。 一般的に、キャッシュは、処理の計算負荷が高いという理由でパフォーマンスを低下させる可能性がある関数の前の関数チェーンに挿入されます。 このような関数には、たたみ込み、バンド演算、パンシャープン、ジオメトリックなどが含まれます。 複数の算術演算関数も計算負荷が高い処理です。 | ArcGIS Pro Basic |
クリップ | 定義された範囲に従い四角形を使用してラスターをクリップするか、入力ポリゴンのフィーチャクラスの形状にラスターをクリップします。 クリップを定義する形状によって、ラスターの範囲をクリップしたり、ラスター内の一部分を切り取ることができます。 | ArcGIS Pro Basic |
コンポジットバンド | 複数のラスターを 1 つのマルチバンド ラスターに結合します。 | ArcGIS Pro Basic |
定数 | 定数関数は、1 つのピクセル値で仮想ラスターを作成します。このラスターは、ラスター関数テンプレート内でモザイク データセットを処理するために使用できます。 | ArcGIS Pro Basic |
カラー合成の作成 | 各バンドがバンド代数演算に基づく代数演算を使用できるマルチバンド ラスター レイヤーから 3 バンド ラスターを作成するカラー合成の作成ラスター関数です。 | ArcGIS Pro Basic |
展開 | 指定されたラスターのゾーンをゾーン単位で指定されたセル数分拡張します。 | Spatial Analyst |
バンド抽出 | ラスターのバンドを順序変更または抽出します。 | ArcGIS Pro Basic |
幾何中央値 | ジオメトリック中央関数は、マルチバンド画像の時系列でピクセル間のジオメトリック中央値を計算します。 | Image Analyst |
不規則なデータの内挿 | 点群または不規則なグリッドから内挿します。 | ArcGIS Pro Basic |
ディメンションによるラスターの内挿 | 隣接スライスを使用して、指定したディメンション値で多次元ラスターを内挿します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
キー メタデータ | ラスターのキー メタデータを挿入またはオーバーライドできます。 キー メタデータは、ラスターのメタデータから抽出され、ラスター プロダクト、プロダクト説明を使用して作成されたモザイク データセット、または特定のラスター タイプを使用して追加されたモザイク データセット内の各ラスターと一般に関連付けられています。 | ArcGIS Pro Basic |
マスク | ピクセル値の範囲を定義することで、NoData を作成します。 範囲外の値はすべて NoData として返ります。 | ArcGIS Pro Basic |
ラスターのマージ | ラスターのマージ関数は、ラスターのコレクションをグループ化またはマージします。 | ArcGIS Pro Basic |
ラスターのモザイク | 一連のラスター データセットを結合して 1 つのデータセットを作成します。 | ArcGIS Pro Basic |
多次元フィルター | 定義された変数とディメンションに沿ってデータをスライスすることで、多次元ラスター データセットからラスター レイヤーを作成します。 | ArcGIS Pro Basic |
多次元ラスター | 多次元データセットを多次元ラスター レイヤーとして追加します。 | ArcGIS Pro Basic |
ニブル | ラスターの選択したセルを最近傍の値に置き換えます。 これは、データがエラーである可能性があるラスターのエリアを編集するときに便利です。 | Spatial Analyst |
ランダム | ランダムなピクセル値で仮想ラスターを作成します。このラスター モザイク データセットで使用できます。 | ArcGIS Pro Basic |
ラスター情報 | ラスター情報関数は、ビット深度、NoData 値、セル サイズ、範囲など、ラスターのプロパティを変更します。 | ArcGIS Pro Basic |
リキャスト | モザイク データセットまたはイメージ サービスで使用されている関数パラメーターを、保存せずに動的に変更します。 | ArcGIS Pro Basic |
リージョン グループ | 出力のセルごとに、そのセルが属している接続済みリージョンの ID が記録されます。 各リージョンには、一意の数値が割り当てられます。 | Spatial Analyst |
投影変換 | ラスター データセット、モザイク データセット、またはモザイク データセットのラスター アイテムの投影法を変更します。 データを新しいセル サイズにリサンプリングして、原点を定義することもできます。 | ArcGIS Pro Basic |
リサンプル | データセットの空間解像度を変更します。 | ArcGIS Pro Basic |
縮小 | 指定されたラスターのゾーンを指定されたセル数分縮小します。 | Spatial Analyst |
サブセット バンド | 範囲またはリストを使用してバンドのサブセットを抽出します。 | ArcGIS Pro Basic |
Swath | 不規則なグリッドまたは swath データから内挿します。 | ArcGIS Pro Basic |
ビット置換 | 入力ピクセルのビットを取り出し、出力ピクセルでこれらを指定したビットにマッピングします。 この関数の目的は、1 組の入力 (Landsat 8 の高品質バンド プロダクトなど) のビットを操作することです。 | ArcGIS Pro Basic |
距離
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
直線距離、コスト距離、実際のサーフェス距離、垂直および水平方向のコスト係数を考慮して、各セルからソースまでの累積距離を計算します。 | Spatial Analyst | |
直線距離、コスト距離、実際のサーフェス距離、垂直および水平方向のコスト係数に基づいて、各セルから指定したソースまでの距離アロケーションを計算します。 | Spatial Analyst | |
パーセンテージまたは累積コストに基づく閾値を適用するオプションを使用して、2 つの累積コスト距離ラスターの合計値を計算します。 | Spatial Analyst | |
目的地からソースまでの最適なパスを算出します。 | Spatial Analyst |
距離 (レガシー)
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
2 つの入力累積コスト ラスターに対して累積コストの合計値を計算します。 「最小コスト コリドー関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
コスト サーフェス上での最小累積コストに基づき、各セルの最小コスト ソースを計算します。 「距離アロケーション関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
最小コスト ソースへの最小累積コスト パスに隣接するセルの近傍範囲を定義します。 「距離累積関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
コスト サーフェス上で最小コスト ソースとの最小累積コスト距離をセルごとに計算します。 「距離累積関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
ソースから目的地までの最小コスト パスを計算します。 「最適パス (ラスター) 関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
ユークリッド距離に基づいて各セルから最も近いソースをセルごとに算出します。 「距離アロケーション関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
各セルに対して、最寄りのソースへの最短パス上にある隣接するセルへの方向を、バリアを避けながら、度単位で計算します。 「距離累積関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
最も近いソースへの方向をセルごとに計算します。 「距離累積関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
最も近いソースまでのユークリッド距離をセルごとに計算します。 「距離累積関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
ソースから目的地までの最小コスト パスを計算します。 コスト サーフェス上のセルごとに、最も近いソースまでの最小累積コスト距離が計算されます。 これにより、選択した位置から累積コスト サーフェス内でコスト距離が最も近いソース セルまでの最小コスト パスを記録する出力ラスターが生成されます。 「距離累計関数」および「最適パス (ラスター) 関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
水平コスト係数と鉛直コスト係数とともにサーフェス距離を考慮に入れて、最小コスト ソースとの最小累積コスト距離をセルごとに計算します。 「距離累積関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
水平コスト係数と鉛直コスト係数とともにサーフェス距離を考慮に入れて、コスト サーフェスの最小累積コストに基づき、各セルの最小コスト ソースを計算します。 「距離アロケーション関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst | |
水平コスト係数と鉛直コスト係数とともにサーフェス距離を考慮に入れて、最小コスト ソースへの最小累積コスト パス上にある、次のセルの近傍を定義します。 「距離累積関数」により、機能またはパフォーマンスが向上します。 | Spatial Analyst |
水文解析
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
データの微小な欠落を取り除くために標高サーフェス ラスターのくぼみと先端を埋めます。 | Spatial Analyst | |
各セルへの累積する流量のラスター レイヤーを作成します。 オプションで、ウェイト ファクターを適用できます。 | Spatial Analyst | |
各セルから最も急な傾斜となる近傍セルへの流向ラスター レイヤーを作成します。 | Spatial Analyst | |
水流または河川が流れ込むセルまでの下降斜面の水平方向または鉛直方向の最小距離を計算します。 | Spatial Analyst | |
各セルの流路に沿った上流または下流方向の距離または加重距離のラスター レイヤーを作成します。 | Spatial Analyst | |
すべての窪地または内部排水のエリアを特定するラスター レイヤーを作成します。 | Spatial Analyst | |
指定した距離内で累積流量が最も大きいセルへ流出点をスナップします。 | Spatial Analyst | |
ラスターの線形ネットワークの交差部分にユニークな値を設定します。 | Spatial Analyst | |
線形ネットワークの分岐を表現するラスターの線分に次数を与えるラスター レイヤーを作成します。 | Spatial Analyst | |
ラスター内のセルに対する集水域を決定します。 | Spatial Analyst |
インテリジェンス
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
GeoCover による HLZ 適地の再分類関数 | 入力 GeoCover カテゴリは、出力 HLZ マップで受理または受理 (注意あり) 条件に再分類されます。 | ArcGIS AllSource |
NLCD による HLZ 適地の再分類関数 | 入力 NLCD カテゴリは、受理または受理 (注意あり) のカテゴリにリマップされます。 | ArcGIS AllSource |
傾斜角による HLZ 適地の再分類 (度) 関数 | 汎用の DEM ラスター データを使用して、エリアでの標高の変化が HLZ としての運用に耐えられるかどうかを判断します。 | ArcGIS AllSource |
算術演算
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
Abs | ラスター内のピクセルの絶対値を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
数学 | ピクセル値を使用して、重なり合うラスターに対する数学演算を計算します。 | ArcGIS Pro Basic |
バンド演算 | 定義済みの式またはユーザー定義の式を使用してインデックスを計算します。 | ArcGIS Pro Basic |
演算 | ラスター バンドに基づいて数式からラスターを計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Divide | 2 つのラスターの値をピクセル単位で除算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Exp | ラスター内のピクセル値の底が e の指数を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Exp10 | ラスター内のピクセル値の底が 10 の指数を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Exp2 | ラスター内のピクセル値の底が 2 の指数を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Float | ラスターの各ピクセル値を浮動小数点表現に変換します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Int | ラスターのピクセル値を、小数点以下を切り捨てて整数値に変換します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Ln | ラスター内のピクセル値の自然対数 (底が e) を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Log10 | ラスター内のピクセル値の底が 10 の対数を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Log2 | ラスター内のピクセル値の底が 2 の対数を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Minus | ピクセル単位で、1 つ目の入力ラスターの値から 2 つ目の入力ラスターの値を減算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Mod | ピクセルごとに最初のラスターを 2 番目のラスターで除算したときの余り (モジュロ) を算出します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Negate | ピクセルごとに入力ラスターのピクセル値の符号を変更 (-1 で乗算) します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Plus | 2 つのラスターの値をピクセル単位で加算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Power | ラスター内のピクセル値をもう 1 つのラスターにある値で累乗します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Round Down | ラスター内の各ピクセルで、浮動小数点値として負の方向に最近接の整数値を返します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Round Up | ラスター内の各ピクセルで、浮動小数点値として正の方向に最近接の整数値を返します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Square | ラスターのピクセル値の二乗を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Square Root | ラスターのピクセル値の平方根を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Times | 2 つのラスターの値をピクセル単位で乗算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
算術演算: 条件演算
算術演算: 論理演算
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
Bitwise And | 2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の論理積演算を行います。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Bitwise Left Shift | 2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の左シフト演算を行います。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Bitwise Not | 1 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の論理否定 (補数) 演算を行います。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Bitwise Or | 2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の論理和演算を行います。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Bitwise Right Shift | 2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の右シフト演算を行います。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Bitwise Xor | 2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の排他的論理和演算を行います。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Boolean And | 2 つの入力ラスターのピクセル値に対してブール型の論理積演算を行います。 両方の入力値が true (0 以外) の場合には、出力値は 1 になります。 片方または両方の入力値が false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Boolean Not | 1 つの入力ラスターのピクセル値に対してブール型の論理否定 (補数) 演算を行います。 入力値が true (0 以外) の場合には、出力値は 0 になります。 入力値が false (0) の場合には、出力値は 1 になります。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Boolean Or | 2 つの入力ラスターのセル値に対してブール型の論理和演算を行います。 片方または両方の入力値が true (0 以外) の場合には、出力値は 1 になります。 両方の入力値が false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Boolean Xor | 2 つの入力ラスターのセル値に対してブール型の排他的論理和演算を行います。 片方の入力値が true (0 以外) でもう片方の入力値が false (0) の場合には、出力値は 1 になります。 両方の入力値が true (0 以外) または false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Equal To | 2 つのラスターに対してピクセル単位で、等しいの関係演算を実行します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Greater Than | 2 つの入力値に対してピクセル単位で、より大きいの関係演算を実行します。 1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターより大きい場合は、ピクセル値に 1 を返し、1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターと同じか小さい場合は、0 を返します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Greater Than Equal | 2 つの入力値に対してピクセル単位で、以上の関係演算を実行します。 1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターと同じか大きい場合は、ピクセル値に 1 を返し、1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターより小さい場合は、0 を返します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Is Null | 入力ラスターの値が NoData であるかどうかをピクセルごとに判別します。 入力値が NoData の場合は 1、NoData でないピクセルには 0 を返します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Less Than | 2 つの入力値に対してピクセル単位で、より小さいの関係演算を実行します。 最初のラスターが 2 番目のラスター未満のピクセルの場合に値 1 が返されます。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Less Than Equal | 2 つの入力値に対してピクセル値単位で、以下の関係演算を実行します。 1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターと同じか小さい場合は、ピクセル値に 1 を返し、1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターより大きい場合は、0 を返します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Not Equal | 2 つの入力値に対してピクセルごとに関係不等価演算を実行します。 1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターと等しくない場合は、ピクセル値に 1 を返し、1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターと等しい場合は、0 を返します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
算術演算: 三角関数
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
ACos | ラスターのピクセル値の逆余弦を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
ACosH | ラスターのピクセル値の逆双曲線余弦を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
ASin | ラスターのピクセル値の逆正弦を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
ASinH | ラスターのピクセル値の逆双曲線正弦を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
ATan | ラスターのピクセル値の逆正接を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
ATan2 | ラスター内のピクセル値の逆正接 (X、Y に基づく) を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
ATanH | ラスターのピクセル値の逆双曲線正接を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Cos | ラスターのピクセル値の余弦を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
CosH | ラスターのピクセル値の双曲線余弦を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Sin | ラスターのピクセル値の正弦を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
SinH | ラスターのピクセル値の双曲線正弦を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
Tan | ラスターのピクセル値の正接を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
TanH | ラスターのピクセル値の双曲線正接を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
再分類
SAR
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
複素数 | 複素数関数は、複素数ラスター レイヤーから振幅またはフェーズの値を計算します。 実数データ タイプと虚数データ タイプをラスター入力として、振幅、フェーズ、または複素数値を計算することもできます。 | ArcGIS Pro Basic |
レーダー キャリブレーション | レーダー キャリブレーション関数は、SAR (合成開口レーダー) データの定誤差を補正して、レーダーの反射率を参照平面上のレーダーの後方散乱に変換します。 画像内のフィーチャの物理的な特性に直接関連付けることができる有意な後方散乱を取得するには、Sentinel-1 SAR データが必要です。 | ArcGIS Pro Basic |
SAR 指数 | レーダー植生指数 (RVI)、レーダー森林劣化指数 (RFDI)、樹冠構造指数 (CSI) など、SAR (合成開口レーダー) データのさまざまな SAR 指数を計算します。 | Image Analyst |
Sentinel-1 放射量補正 | このラスター関数は、参照平面を使用して反射率を正規化することで、Sentinel-1 SAR (合成開口レーダー) の反射率を正規化された後方散乱の物理単位に変換します。 | ArcGIS Pro Basic |
Sentinel-1 熱ノイズの除去 | このラスター関数は、熱ノイズにより生じる後方散乱障害を補正することで、SAR (合成開口レーダー) Sentinel-1 画像がよりシームレスになります。 | ArcGIS Pro Basic |
スペックル除去 | スペックル除去関数は、画像内のエッジや細部を保持しながら、レーダー データセット内のスペックルを除去し、粒状またはごま塩状の効果をスムージングします。 スペックルは、後方散乱信号の建設的および破壊的な干渉によるこの特徴的な状態です。 レーザー、超音波、SAR (合成開口レーダー) によって生成される画像は、複数のサーフェスから散乱して返される電磁波の干渉によるスペックル ノイズの影響下にあります。 スペックル除去関数は数学モデルを使用して、干渉の結果として生成される明暗のスポットをフィルター処理することで、適切な画像解釈を可能にします。 | ArcGIS Pro Basic |
テレインのフラット化 | 入力 SAR (合成開口レーダー) データの地形による放射歪みを補正します。 | Image Analyst |
熱ノイズの除去 | このラスター関数は、入力 SAR (合成開口レーダー) データ内の熱ノイズにより生じる後方散乱を補正して、画像をよりシームレスにします。 | Image Analyst |
統計
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
Arg 統計 | ラスター バンドを配列にし、ピクセル値の最小、最大、中央値、または期間を持つバンドを識別します。 | ArcGIS Pro Basic |
セル統計 | 複数のラスターからピクセル単位で統計を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
次元変動統計 | 多次元データの変動ウィンドウで指定された次元に沿って統計を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
フォーカル統計 | 入力ラスターの各セルの近傍内にあるセルの統計を計算します。 複数の形状の近傍を利用できます。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
統計 | 近傍を定義し、これらのピクセル内で統計を計算します。 | ArcGIS Pro Basic |
ゾーン統計 | 別のデータセットのゾーン内にあるラスターの値の統計を計算します。 | Image Analyst または Spatial Analyst |
サーフェス
関数 | 説明 | ライセンス要件 |
---|---|---|
傾斜方向 | 各ピクセルが向いている方向を示します。 | ArcGIS Pro Basic |
傾斜方向-傾斜角 | 傾斜方向-傾斜角関数は、サーフェスの傾斜方向と傾斜角を同時に表示するラスター レイヤーを作成します。 | ArcGIS Pro Basic |
コンター | コンター関数は、ラスター標高レイヤーの同じ標高のポイントを結合して、コンター ラインを生成します。 コンターは、視覚化のためにラスターとして作成された等値線です。 | ArcGIS Pro Basic |
曲率 | ラスター サーフェスの曲率を計算します。オプションとして断面曲率と平面曲率も計算できます。 | ArcGIS Pro Basic |
標高穴埋め | 標高データ内で穴が存在する場所にピクセルを作成します。 | ArcGIS Pro Basic |
陰影起伏 | サーフェスの 3D 表現を作成し、太陽の相対位置を考慮して画像を陰影処理します。 | ArcGIS Pro Basic |
カラー陰影起伏 | サーフェスのマルチバンドの色分けされた 3D 表現を作成します。 太陽の相対位置を考慮して画像を陰影処理します。 | ArcGIS Pro Basic |
傾斜角 | 1 つのピクセルの値から近傍までの変化率を計算します。 | ArcGIS Pro Basic |
サーフェス パラメーター | 測地線方法を使用して、傾斜方向、傾斜角、曲率などのラスター サーフェスのパラメーターを決定します。 | Spatial Analyst |
可視領域 | 測地線による方法を使用して、一連の観測フィーチャから見通せるラスター サーフェスの位置を決定します。 | Spatial Analyst |