周辺温度と相対湿度に基づいて疑似温度を計算します。 一般に、疑似温度は、人体で感じる暑さの程度と言われています。
備考
熱指数の計算に使用される熱指数関数の式は、次のとおりです。
Heat Index = (-42.379 + (2.04901523 * T) + (10.14333127 * R) - (0.22475541 * TR) - (6.83783e-3 * TT) - (5.481717e-2 * RR) + (1.22874e-3 * TTR) + (8.5282e-4 * TRR) - (1.99e-6 * TTRR))
- T = 気温
- R = 相対湿度
この指数は、高温多湿の日が続くときの筋けいれん、脱水症、熱性疲労、より重篤な熱射病など、医療問題に関連する危険性を計算する際に役立ちます。 相対湿度が高い場合は、人体において汗の蒸発がますます困難になるため、人々は、自然な方法で効果的に体を冷やすことができなくなります。 高温注意報や高温警報を示すマップは、多くの場合、熱指数の結果をクラスに再分類したプロダクトです。指数の値が高いほど、注意報ではなく警報になる可能性が高くなります。
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
温度ラスター | ピクセル値で周辺気温を表すシングルバンド ラスター。 |
温度単位 | 入力される温度ラスターに関連付けられる測定単位。 使用できる入力単位は、摂氏度、華氏度、ケルビン度です。 |
相対湿度ラスター | 0 ~ 100% の範囲のピクセル値で相対湿度を表すシングルバンド ラスター。 |
熱指数単位 | 出力ラスターに関連付けられる測定単位。 使用できる出力単位は、摂氏度、華氏度、ケルビン度です。 |
参考情報
Steadman, Robert G. "The Assessment of Sultriness. Part I: A Temperature-Humidity Index Based on Human Physiology and Clothing Science." Journal of Applied Meteorology 18.7 (1979): 861–873.
Steadman, Robert G. "The Assessment of Sultriness. Part II: Effects of Wind, Extra Radiation and Barometric Pressure on Apparent Temperature." Journal of Applied Meteorology 18.7 (1979): 874–885.
National Weather Service. "NWS Heat Index." http://www.nws.noaa.gov/om/heat/heat_index.shtml.