方向付き画像データセット プロパティの更新 (Update Oriented Imagery Dataset Properties) (方向付き画像)

サマリー

方向付き画像データセットのプロパティを更新または変更します。

使用法

    注意:

    このツールを実行すると、入力データが変更されます。 詳細と不要なデータの変更を回避するための方法については、「入力データを変更または更新するツール」をご参照ください。

  • データセットのプロパティを使用して、データセットを最適化できます。 データセット プロパティが属性テーブルのフィールドとして存在し、すべてのレコードに同じ値が設定されている場合、そのフィールドを属性テーブルから削除し、その値をデータセット プロパティとして設定することができます。 属性テーブルにフィールドが存在する場合、属性テーブルの値がデータセット プロパティの値より優先されます。

  • Python のツールを使用して文字列データ タイプ パラメーターを削除しなければならない場合は、値に "None" を指定します。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
方向付き画像データセット

方向付き画像データセットのパスと名前。

Oriented Imagery Layer
最大距離
(オプション)

データセット フィーチャを検索する際に使用する最大検索距離。 最大距離は 0 未満にできません。 単位はメートルです。

Double
カバレッジの割合
(オプション)

画像の地表フットプリントの範囲を変更する割合。 各画像の地表フットプリントは、選択した場所を含む画像を検索する際に計算されます。これは、マップに赤色の十字として示されます。

割合の値が負の場合は地表フットプリントのサイズが小さくなり、正の場合は大きくなります。 このパラメーターを使用して、画像のエッジにあるポイントを除外したり含めたりすることができます。 たとえば、値が -30 の場合はフットプリントのサイズが 30% 小さくなり、値が 20 の場合は 20% 大きくなります。 有効な値の範囲は -50 ~ 50 です。

Double
フットプリント アイテム
(オプション)

フットプリント フィーチャクラスの名前。 このフィーチャクラスは、方向付き画像データセットと同じジオデータベースに存在する必要があります。

String
標高ソース
(オプション)

使用する標高ソースを指定します。

  • DEM標高ソースは、ダイナミック イメージ サービスまたはタイル イメージ サービスのいずれかである数値標高モデルになります。
  • 標高値 (一定)標高ソースは、データセット全体で一定の地表面の標高値になります。
  • なし標高ソースは削除されます。
String
標高値 (一定)
(オプション)

データセット全体で一定の地表面の標高値。 [鉛直方向の計測単位] パラメーター値が一定の標高の単位として使用されます。

このパラメーターは、[標高ソース] パラメーターの値が [標高値 (一定)] として指定されている場合に有効になります。

Double
数値標高モデル
(オプション)

入力数値標高モデルを参照する URL。 ダイナミック イメージ サービスまたはタイル イメージ サービスを数値標高モデルとして使用できます。

このパラメーターは、[標高ソース] パラメーターの値が [DEM] として指定されている場合に有効になります。

Image Service
詳細レベル
(オプション)

タイル スキーマで定義された縮尺。 この縮尺はズーム レベルの値を表します。 レベルが上がるごとに、解像度とマップ縮尺が前のレベルと比べて 2 倍に向上します。

このパラメーターは、[数値標高モデル] パラメーターの値がタイル イメージ サービスの場合に有効になります。

String
ラスター関数
(オプション)

イメージ サービス レイヤーに適用されるラスター関数処理テンプレート。

このパラメーターは、[数値標高モデル] パラメーターの値がダイナミック イメージ サービスの場合に有効になります。

String
鉛直方向の計測単位
(オプション)

すべての鉛直方向の計測値に使用する単位を指定します。

  • メートルメートルが計測単位として使用されます。
  • フィートフィートが計測単位として使用されます。
String
時間間隔の単位
(オプション)

画像のフィルター処理に使用する時間計測単位を指定します。

  • 画像は分単位でフィルター処理されます。
  • 時間画像は時間単位でフィルター処理されます。
  • 画像は日単位でフィルター処理されます。
  • 画像は週単位でフィルター処理されます。
  • 画像は月単位でフィルター処理されます。
  • 画像は年単位でフィルター処理されます。
String
方向付き画像タイプ
(オプション)

データセット内の画像の種類を指定します。

  • 水平露出が地表に対して平行で、水平方向を向いた画像がデータセットに含まれます。
  • 斜め露出が地表に対して斜め (通常、約 45 度) で、オブジェクトの側面が見えている画像がデータセットに含まれます。
  • 直下視露出が地表に対して垂直で、真下を向いた画像がデータセットに含まれます。 オブジェクトの上部のみが見えます。
  • 360360 度の球状の全方位ビューを撮影できるカメラを使用して撮影された画像、または複数のカメラで撮影された 360 度のビューをつなぎ合わせた画像がデータセットに含まれます。
  • 検査対象物の近接画像がデータセットに含まれます。
  • なし方向付き画像タイプはデータセットから削除されます。
String
カメラの方向
(オプション)

カメラの Z 軸を中心とした最初の回転のカメラの向き。 値は度単位です。 方向値は、北を 0 度として、正の時計回りで計測されます。 向きが不明な場合は、-999 が使用されます。

Double
カメラのピッチ
(オプション)

カメラの X 軸を中心とした、正の反時計回りによる 2 回転目のカメラの向き。 値は度単位です。 カメラが地表に向かって真下を向いているときのピッチは 0 度です。 ピッチの有効範囲は 0 〜 180 度で、カメラが真上を向いている場合は 180 度、水平方向を向いている場合は 90 度です。

Double
カメラのロール角
(オプション)

カメラの Z 軸を中心とした、正の時計回りによる最後の回転のカメラの向き。 値は度単位です。 有効な値の範囲は -90 ~ 90 です。

Double
カメラの高さ
(オプション)

画像が撮影された際の地表からのカメラの高さ。 単位はメートルです。 カメラの高さは、画像の表示範囲を決定する際に使用されます。 値が大きいほど、表示範囲は広くなります。 値は 0 より大きくなければなりません。

Double
Horizontal Field of View
(オプション)

水平方向のカメラの範囲。 値は度単位です。 有効な値の範囲は 0 ~ 360 です。

Double
Vertical Field of View
(オプション)

鉛直方向のカメラの範囲。 値は度単位です。 有効な値の範囲は 0 ~ 180 です。

Double
近距離
(オプション)

カメラの位置から使用できる、画像の最も近い距離。 単位はメートルです。

Double
遠距離
(オプション)

カメラの位置から使用できる、画像の最も遠い距離。 単位はメートルです。 遠距離は 0 より大きくなければなりません。

Double
画像の回転
(オプション)

画像が撮影された際のシーンに対するカメラの向き (度)。 回転は、カメラのロール角に加えて追加されます。 有効な値の範囲は -360 ~ 360 です。

Double
方向の精度
(オプション)

セミコロンで区切られた精度値の標準偏差。 標準偏差の値は、次の順序と形式で追加されます。

  • XY 方向のカメラの位置 (メートル)
  • カメラの高さ (メートル)
  • カメラの方向 (度)
  • カメラのピッチ (度)
  • カメラのロール角 (度)
  • 近距離 (メートル)
  • 遠距離 (メートル)
  • 標高 (メートル)

たとえば、GPS の x、y 座標の RMS が +/- 10 メートル、高さが +/- 20 メートルの場合、方向の精度は 10;20 となります。

String
画像パスの接頭辞
(オプション)

Image 属性と一緒に画像パスを構築する際に使用する接頭辞。

String
画像パスの接尾辞
(オプション)

Image 属性と一緒に画像パスを構築する際に使用する接尾辞。

String
深度画像パスの接頭辞
(オプション)

Depth Image 属性と一緒に深度画像パスを構築する際に使用する接頭辞。

String
深度画像パスの接尾辞
(オプション)

Depth Image 属性と一緒に深度画像パスを構築する際に使用する接尾辞。

String
DEM のパスの接頭辞
(オプション)

属性の Elevation Source URL と一緒に DEM のパスを構築する際に使用する接頭辞。

String
DEM のパスの接尾辞
(オプション)

属性の Elevation Source URL と一緒に DEM のパスを構築する際に使用する接尾辞。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力方向付き画像データセット

更新された方向付き画像データセット。

Oriented Imagery Dataset

arcpy.management.UpdateOrientedImageryDatasetProperties(in_oriented_imagery_dataset, {maximum_distance}, {coverage_percent}, {footprint_item}, {elevation_source}, {constant_elevation}, {dem}, {lod}, {raster_function}, {vertical_measurement_unit}, {time_interval_unit}, {oriented_imagery_type}, {camera_heading}, {camera_pitch}, {camera_roll}, {camera_height}, {hfov}, {vfov}, {near_distance}, {far_distance}, {image_rotation}, {orientation_accuracy}, {image_path_prefix}, {image_path_suffix}, {depth_image_path_prefix}, {depth_image_path_suffix}, {dem_path_prefix}, {dem_path_suffix})
名前説明データ タイプ
in_oriented_imagery_dataset

方向付き画像データセットのパスと名前。

Oriented Imagery Layer
maximum_distance
(オプション)

データセット フィーチャを検索する際に使用する最大検索距離。 最大距離は 0 未満にできません。 単位はメートルです。

Double
coverage_percent
(オプション)

画像の地表フットプリントの範囲を変更する割合。 各画像の地表フットプリントは、選択した場所を含む画像を検索する際に計算されます。これは、マップに赤色の十字として示されます。

割合の値が負の場合は地表フットプリントのサイズが小さくなり、正の場合は大きくなります。 このパラメーターを使用して、画像のエッジにあるポイントを除外したり含めたりすることができます。 たとえば、値が -30 の場合はフットプリントのサイズが 30% 小さくなり、値が 20 の場合は 20% 大きくなります。 有効な値の範囲は -50 ~ 50 です。

Double
footprint_item
(オプション)

フットプリント フィーチャクラスの名前。 このフィーチャクラスは、方向付き画像データセットと同じジオデータベースに存在する必要があります。

String
elevation_source
(オプション)

使用する標高ソースを指定します。

  • DEM標高ソースは、ダイナミック イメージ サービスまたはタイル イメージ サービスのいずれかである数値標高モデルになります。
  • CONSTANT_ELEVATION標高ソースは、データセット全体で一定の地表面の標高値になります。
  • NONE標高ソースは削除されます。
String
constant_elevation
(オプション)

データセット全体で一定の地表面の標高値。 vertical_measurement_unit パラメーター値が一定の標高の単位として使用されます。

このパラメーターは、elevation_source パラメーターの値が CONSTANT_ELEVATION として指定されている場合に有効になります。

Double
dem
(オプション)

入力数値標高モデルを参照する URL。 ダイナミック イメージ サービスまたはタイル イメージ サービスを数値標高モデルとして使用できます。

このパラメーターは、elevation_source パラメーターの値が DEM として指定されている場合に有効になります。

Image Service
lod
(オプション)

タイル スキーマで定義された縮尺。 この縮尺はズーム レベルの値を表します。 レベルが上がるごとに、解像度とマップ縮尺が前のレベルと比べて 2 倍に向上します。

このパラメーターは、dem パラメーターの値がタイル イメージ サービスの場合に有効になります。

String
raster_function
(オプション)

イメージ サービス レイヤーに適用されるラスター関数処理テンプレート。

このパラメーターは、dem パラメーターの値がダイナミック イメージ サービスの場合に有効になります。

String
vertical_measurement_unit
(オプション)

すべての鉛直方向の計測値に使用する単位を指定します。

  • METERメートルが計測単位として使用されます。
  • FEETフィートが計測単位として使用されます。
String
time_interval_unit
(オプション)

画像のフィルター処理に使用する時間計測単位を指定します。

  • MINUTES画像は分単位でフィルター処理されます。
  • HOURS画像は時間単位でフィルター処理されます。
  • DAYS画像は日単位でフィルター処理されます。
  • WEEKS画像は週単位でフィルター処理されます。
  • MONTHS画像は月単位でフィルター処理されます。
  • YEARS画像は年単位でフィルター処理されます。
String
oriented_imagery_type
(オプション)

データセット内の画像の種類を指定します。

  • HORIZONTAL露出が地表に対して平行で、水平方向を向いた画像がデータセットに含まれます。
  • OBLIQUE露出が地表に対して斜め (通常、約 45 度) で、オブジェクトの側面が見えている画像がデータセットに含まれます。
  • NADIR露出が地表に対して垂直で、真下を向いた画像がデータセットに含まれます。 オブジェクトの上部のみが見えます。
  • 360360 度の球状の全方位ビューを撮影できるカメラを使用して撮影された画像、または複数のカメラで撮影された 360 度のビューをつなぎ合わせた画像がデータセットに含まれます。
  • INSPECTION対象物の近接画像がデータセットに含まれます。
  • NONE方向付き画像タイプはデータセットから削除されます。
String
camera_heading
(オプション)

カメラの Z 軸を中心とした最初の回転のカメラの向き。 値は度単位です。 方向値は、北を 0 度として、正の時計回りで計測されます。 向きが不明な場合は、-999 が使用されます。

Double
camera_pitch
(オプション)

カメラの X 軸を中心とした、正の反時計回りによる 2 回転目のカメラの向き。 値は度単位です。 カメラが地表に向かって真下を向いているときのピッチは 0 度です。 ピッチの有効範囲は 0 〜 180 度で、カメラが真上を向いている場合は 180 度、水平方向を向いている場合は 90 度です。

Double
camera_roll
(オプション)

カメラの Z 軸を中心とした、正の時計回りによる最後の回転のカメラの向き。 値は度単位です。 有効な値の範囲は -90 ~ 90 です。

Double
camera_height
(オプション)

画像が撮影された際の地表からのカメラの高さ。 単位はメートルです。 カメラの高さは、画像の表示範囲を決定する際に使用されます。 値が大きいほど、表示範囲は広くなります。 値は 0 より大きくなければなりません。

Double
hfov
(オプション)

水平方向のカメラの範囲。 値は度単位です。 有効な値の範囲は 0 ~ 360 です。

Double
vfov
(オプション)

鉛直方向のカメラの範囲。 値は度単位です。 有効な値の範囲は 0 ~ 180 です。

Double
near_distance
(オプション)

カメラの位置から使用できる、画像の最も近い距離。 単位はメートルです。

Double
far_distance
(オプション)

カメラの位置から使用できる、画像の最も遠い距離。 単位はメートルです。 遠距離は 0 より大きくなければなりません。

Double
image_rotation
(オプション)

画像が撮影された際のシーンに対するカメラの向き (度)。 回転は、カメラのロール角に加えて追加されます。 有効な値の範囲は -360 ~ 360 です。

Double
orientation_accuracy
(オプション)

セミコロンで区切られた精度値の標準偏差。 標準偏差の値は、次の順序と形式で追加されます。

  • XY 方向のカメラの位置 (メートル)
  • カメラの高さ (メートル)
  • カメラの方向 (度)
  • カメラのピッチ (度)
  • カメラのロール角 (度)
  • 近距離 (メートル)
  • 遠距離 (メートル)
  • 標高 (メートル)

たとえば、GPS の x、y 座標の RMS が +/- 10 メートル、高さが +/- 20 メートルの場合、方向の精度は 10;20 となります。

String
image_path_prefix
(オプション)

Image 属性と一緒に画像パスを構築する際に使用する接頭辞。

String
image_path_suffix
(オプション)

Image 属性と一緒に画像パスを構築する際に使用する接尾辞。

String
depth_image_path_prefix
(オプション)

Depth Image 属性と一緒に深度画像パスを構築する際に使用する接頭辞。

String
depth_image_path_suffix
(オプション)

Depth Image 属性と一緒に深度画像パスを構築する際に使用する接尾辞。

String
dem_path_prefix
(オプション)

属性の Elevation Source URL と一緒に DEM のパスを構築する際に使用する接頭辞。

String
dem_path_suffix
(オプション)

属性の Elevation Source URL と一緒に DEM のパスを構築する際に使用する接尾辞。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_oriented_imagery_dataset

更新された方向付き画像データセット。

Oriented Imagery Dataset

コードのサンプル

UpdateOrientedImageryDatasetProperties の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで UpdateOrientedImageryDatasetProperties 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.oi.UpdateOrientedImageryDatasetProperties(
    "C:/OrientedImageryExample/MyOI.gdb/MyOrientedImageryDataset",
    maximum_distance=550,
    footprint_item='MyOrientedImageryDataset_footprint',
    image_path_prefix='None')
UpdateOrientedImageryDatasetProperties の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで UpdateOrientedImageryDatasetProperites 関数を使用する方法を示しています。

# Import system modules
import arcpy

# Set local variables
in_oi = "C:/OrientedImageryExample/MyOI.gdb/MyOrientedImageryDataset"
new_maximum_distance = 550
footprint = "MyOrientedImageryDataset_footprint"
new_time_unit = "HOURS"
new_camera_height = 2.5

# Run Update Oriented Imagery Dataset Properties
arcpy.oi.UpdateOrientedImageryDatasetProperties(
    in_oriented_imagery_dataset = in_oi,
    maximum_distance = new_maximum_distance,
    footprint_item = footprint,
    time_interval_unit = new_time_unit,
    camera_height = new_camera_height,
)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。