ロケーションフィールドの計算 (Calculate Locations) (Network Analyst)—ArcGIS AllSource

サマリー

ネットワーク上の入力フィーチャを検索し、ネットワークロケーションを説明するフィールドを入力フィーチャに追加します。このツールは、Network Analyst ワークフローで使用される入力のネットワークロケーションを事前計算し、解析時の解析のパフォーマンスを改善するために使用します。このツールは、入力の計算されたネットワークロケーションを入力データのフィールドに格納します。

ネットワーク上でのフィーチャの検索の詳細

ネットワークロケーションの事前計算の詳細

使用法

デフォルトでは、このツールは、計算されたネットワークロケーションを、すべての Network Analyst ワークフローによって認識される「ネットワークロケーションフィールド名」を持つ一連のフィールドに格納します。ただし、計算されたネットワークロケーションが格納されているフィールドの名前を変更することができます。この場合、事前計算されたネットワークロケーションをワークフローで使用するときに、フィールドマッピングを使用して、デフォルト以外のロケーションフィールドを正しいネットワークロケーションプロパティにマッピングします。
フィールド名を変更する唯一の理由は、異なるネットワークまたは移動モードの別々のロケーションフィールドのセットを同じフィーチャクラスに格納するためです。それ以外の場合は、デフォルトのフィールド名を常に使用します。
代替フィールド名は、[ソース ID フィールド]、[ソース OID フィールド]、[割合フィールド]、[エッジサイドフィールド]、[X 座標フィールド]、[Y 座標フィールド]、[フィーチャからの距離フィールド]、[Z 座標フィールド]、および [ロケーション範囲フィールド] パラメーターを使用して指定することができます。
このツールは、ネットワークデータセットを使用する入力のネットワークロケーションのみを計算します。ネットワーク解析サービスのネットワークロケーションを計算することはできません。
入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、[検索許容値]、[検索基準]、および [検索クエリ] パラメーターは、入力ネットワーク解析レイヤーに格納されているロケーションプロパティに基づいて自動的に入力されます。ネットワーク解析レイヤーが、選択されたサブレイヤーのロケーション設定のオーバーライドを含んでいる場合、それらの設定が使用されます。そうでない場合、ネットワーク解析レイヤーのデフォルトのロケーション設定が使用されます。
ネットワーク解析レイヤーのロケーション設定の詳細
入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーであり、[検索許容値]、[検索基準]、または [検索クエリ] パラメーターの値を変更した場合、このツールを実行すると、選択されたサブレイヤーのネットワーク解析レイヤーのロケーション設定のオーバーライドが更新されます。これらのロケーション設定をネットワーク解析レイヤーに格納することによって、解析時に実行されたすべての自動再配置が、ネットワークロケーションを最初に計算したときに使用したロケーション設定と同じロケーション設定を確実に使用するようになります。

パラメーター

ラベル	説明	データタイプ
入力フィーチャ	ネットワークロケーションを計算する対象となる入力フィーチャ。ラインおよびポリゴンフィーチャは、ネットワークロケーション情報が BLOB フィールドに格納されているため、ジオデータベースフィーチャクラスのみでサポートされています。	Table View
入力ネットワークデータセット (オプション)	ロケーションを計算するために使用するネットワークデータセット。ネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーが入力フィーチャとして使用されない限り、このパラメーターは必須です。ネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーが入力フィーチャとして使用される場合、このパラメーターは非表示になり、ネットワーク解析レイヤーによって参照されているネットワークデータセットに自動的に設定されます。	Network Dataset Layer
検索許容値 (オプション)	入力フィーチャをネットワークに配置する際に使用される最大検索距離。検索許容値の外側にあるフィーチャは配置されません。パラメーターには値と単位が含まれます。デフォルトは 5000 メートルです。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターのデフォルト値は、入力ネットワーク解析レイヤーに格納されているロケーションプロパティに基づいて決定されます。ネットワーク解析レイヤーが、選択されたサブレイヤーのロケーション設定のオーバーライドを含んでいる場合、それらの設定が使用されます。そうでない場合、ネットワーク解析レイヤーのデフォルトのロケーション設定が使用されます。デフォルト以外の値をこのパラメーターに設定すると、選択されたサブレイヤーのネットワーク解析レイヤーのロケーション設定のオーバーライドが更新されます。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。	Linear Unit
検索基準 (オプション)	入力をネットワークに配置するときに検索されるネットワークデータセット内のエッジおよびジャンクションソース。たとえば、ネットワークデータセットが道路と歩道を表す個別のフィーチャクラスを参照する場合、入力を道路上に配置できますが、歩道上に配置できません。各ネットワークソースに使用できるスナップタイプオプションは、次のとおりです。 [なし] - 該当するネットワークソース内にあるエレメントにポイントが配置されません。 [シェープ] - 該当するネットワークソース内にあるエレメントの最近接点にポイントが配置されます。 [中間点] -このオプションは非推奨であり、[シェープ] と同じように動作します。 [端点] -このオプションは非推奨であり、[シェープ] と同じように動作します。デフォルト値は、[ネットワークのディゾルブ (Dissolve Network)] ツールを実行して作成されたオーバーライドジャンクションとシステムジャンクションを除く、すべてのネットワークソースで検索することです。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターのデフォルト値は、入力ネットワーク解析レイヤーに格納されているロケーションプロパティに基づいて決定されます。ネットワーク解析レイヤーが、選択されたサブレイヤーのロケーション設定のオーバーライドを含んでいる場合、それらの設定が使用されます。そうでない場合、ネットワーク解析レイヤーのデフォルトのロケーション設定が使用されます。デフォルト以外の値をこのパラメーターに設定すると、選択されたサブレイヤーのネットワーク解析レイヤーのロケーション設定のオーバーライドが更新されます。	Value Table
すべてのクラスの最近接を検索 (オプション)	レガシー: このパラメーターは非推奨であり、下位互換性のみのために維持されています。 MATCH_TO_CLOSEST または True のパラメーター値に対応する、検索に使用されるすべてのソースのうちの最寄りのネットワークソースが、常に入力と照合されます。	Boolean
ソース ID フィールド (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドには、入力フィーチャの計算済みネットワークロケーションのネットワークデータセットのソースフィーチャクラスの ID が入力されます。デフォルト値は SourceID です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
ソース OID フィールド (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドには、入力フィーチャの計算済みネットワークロケーションのネットワークデータセットのソースフィーチャクラスの ObjectID フィールドの値が入力されます。デフォルト値は SourceOID です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
割合フィールド (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドは、ネットワークロケーションが検索されたネットワークエレメントとともに、計算されたネットワークロケーションの割合を表します。デフォルト値は PosAlong です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
エッジサイドフィールド (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドは、計算されたネットワークロケーションがネットワークエッジのどちら側に位置しているかを表します。デフォルト値は SideOfEdge です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
X 座標フィールド (オプション)	計算されたネットワークロケーションの X 座標を作成または更新されるフィールドの名前。デフォルト値は SnapX です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
Y 座標フィールド (オプション)	計算されたネットワークロケーションの Y 座標を作成または更新されるフィールドの名前。デフォルト値は SnapY です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
フィーチャからの距離フィールド (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドは、計算されたネットワークロケーションからの元のポイントフィーチャの距離をメートル単位で表します。デフォルト値は DistanceToNetworkInMeters です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
Z 座標フィールド (オプション)	計算されたネットワークロケーションの Z 座標を作成または更新されるフィールドの名前。デフォルト値は SnapZ です。このパラメーターは、入力ネットワークデータセットがネットワークソースの Z 座標値に基づいた接続性をサポートしている場合にのみ使用されます。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
ロケーション範囲フィールド (オプション)	ラインまたはポリゴンフィーチャの計算されたネットワークロケーションにおけるロケーション範囲を作成または更新されるフィールドの名前。デフォルト値は Locations です。このパラメーターは、ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する場合にのみ使用されます。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
ネットワークの制限部分を除外 (オプション)	レガシー: このパラメーターは非推奨であり、下位互換性のみのために維持されています。解析の入力は、EXCLUDE または True のパラメーター値に対応する、制限されたネットワークエレメントには配置されません。	Boolean
検索クエリ (オプション)	検索をソースフィーチャクラス内のフィーチャのサブセットに制限するクエリ。この機能は、ネットワークロケーションとして適切でないフィーチャを検索したくない場合に有用です。たとえば、高速道路のランプに配置したくない場合は、高速道路のランプを除外するクエリを定義できます。ネットワークデータセットのエッジまたはジャンクションソースフィーチャクラスごとに個別の SQL 式を指定できます。 [ジオプロセシング] ウィンドウで明示的に指定されていないネットワークソースには、クエリは適用されません。デフォルトでは、ソースにクエリは使用されません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターのデフォルト値は、入力ネットワーク解析レイヤーに格納されているロケーションプロパティに基づいて決定されます。ネットワーク解析レイヤーが、選択されたサブレイヤーのロケーション設定のオーバーライドを含んでいる場合、それらの設定が使用されます。そうでない場合、ネットワーク解析レイヤーのデフォルトのロケーション設定が使用されます。デフォルト以外の値をこのパラメーターに設定すると、選択されたサブレイヤーのネットワーク解析レイヤーのロケーション設定のオーバーライドが更新されます。	Value Table
移動モード (オプション)	使用する「移動モード」の名前。移動モードを選択した場合、ネットワークロケーションの計算時に、規制やインピーダンス属性などの移動モード設定が考慮されます。たとえば、選択した移動モードが適用されるときに、入力ポイントの 1 つに最も近いネットワークエッジが規制されている場合、このツールは、規制されていない次に近いネットワークエッジ上のポイントを検索します。利用可能な移動モードは、[入力解析ネットワーク] パラメーター値によって異なります。ネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーが入力フィーチャとして使用される場合、このパラメーターは非表示になり、使用できません。ネットワークロケーションが計算されるときに、ネットワーク解析レイヤーの現在の移動モードが自動的に使用されます。	String

派生した出力

ラベル	説明	データタイプ
更新された入力フィーチャ	更新された入力フィーチャ。	Table View
ネットワーク解析レイヤー	[入力フィーチャ] パラメーター値がネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーだった場合、この派生した出力パラメーターは、サブレイヤーの親ネットワーク解析レイヤーを返します。それ以外の場合、値は返されません。	Network Analyst Layer

arcpy.management.CalculateLocations(in_point_features, {in_network_dataset}, {search_tolerance}, {search_criteria}, {match_type}, {source_ID_field}, {source_OID_field}, {position_field}, {side_field}, {snap_X_field}, {snap_Y_field}, {distance_field}, {snap_Z_field}, {location_field}, {exclude_restricted_elements}, {search_query}, {travel_mode})

名前	説明	データタイプ
in_point_features	ネットワークロケーションを計算する対象となる入力フィーチャ。ラインおよびポリゴンフィーチャは、ネットワークロケーション情報が BLOB フィールドに格納されているため、ジオデータベースフィーチャクラスのみでサポートされています。	Table View
in_network_dataset (オプション)	ロケーションを計算するために使用するネットワークデータセット。ネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーが入力フィーチャとして使用されない限り、このパラメーターは必須です。ネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーが入力フィーチャとして使用される場合、このパラメーターの値を指定せず、ネットワーク解析レイヤーによって参照されているネットワークデータセットにも設定しないでください。	Network Dataset Layer
search_tolerance (オプション)	入力フィーチャをネットワークに配置する際に使用される最大検索距離。検索許容値の外側にあるフィーチャは配置されません。パラメーターには値と単位が含まれます。デフォルトは 5000 メートルです。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターのデフォルト値は、入力ネットワーク解析レイヤーに格納されているロケーションプロパティに基づいて決定されます。ネットワーク解析レイヤーが、選択されたサブレイヤーのロケーション設定のオーバーライドを含んでいる場合、それらの設定が使用されます。そうでない場合、ネットワーク解析レイヤーのデフォルトのロケーション設定が使用されます。デフォルト以外の値をこのパラメーターに設定すると、選択されたサブレイヤーのネットワーク解析レイヤーのロケーション設定のオーバーライドが更新されます。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。	Linear Unit
search_criteria [[Source, SnapType],...] (オプション)	入力をネットワークに配置するときに検索されるネットワークデータセット内のエッジおよびジャンクションソース。たとえば、ネットワークデータセットが道路と歩道を表す個別のフィーチャクラスを参照する場合、入力を道路上に配置できますが、歩道上に配置できません。パラメーター値は、ネストされたリストとともにリストとして指定されます。ネストしたリストは各ネットワークソースの名前とスナップタイプを示す 2 つの値で構成されます。各ネットワークソースに使用できるスナップタイプオプションは、次のとおりです。 NONE - 該当するネットワークソース内にあるエレメントにポイントが配置されません。 SHAPE - 該当するネットワークソース内にあるエレメントの最近接点にポイントが配置されます。たとえば、[["Streets","SHAPE"],["Streets_ND_Junctions","NONE"]] のパラメーター値は、Streets_ND_Junctions ソースでなく Streets ソースの形状に基づいた検索が可能であることを示します。このリストに入っていないネットワークのエッジまたはジャンクションソースでは、デフォルトスナップタイプが使用されます。すべてのネットワークソースをリストに入れ、ネットワークソースごとにスナップタイプを明示的に設定することをお勧めします。レガシー: これまで、このツールは、スナップタイプオプション MIDDLE、END、および MIDDLE_END をサポートしていました。これらのオプションは非推奨であり、下位互換性のみのために維持されています。これらのオプションのいずれかを指定した場合、このツールは、そのネットワークソースの SHAPE オプションに戻します。デフォルト値は、[ネットワークのディゾルブ (Dissolve Network)] ツールを実行して作成されたオーバーライドジャンクションとシステムジャンクションを除く、すべてのネットワークソースで検索することです。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターのデフォルト値は、入力ネットワーク解析レイヤーに格納されているロケーションプロパティに基づいて決定されます。ネットワーク解析レイヤーが、選択されたサブレイヤーのロケーション設定のオーバーライドを含んでいる場合、それらの設定が使用されます。そうでない場合、ネットワーク解析レイヤーのデフォルトのロケーション設定が使用されます。デフォルト以外の値をこのパラメーターに設定すると、選択されたサブレイヤーのネットワーク解析レイヤーのロケーション設定のオーバーライドが更新されます。	Value Table
match_type (オプション)	レガシー: このパラメーターは非推奨であり、下位互換性のみのために維持されています。 MATCH_TO_CLOSEST または True のパラメーター値に対応する、検索に使用されるすべてのソースのうちの最寄りのネットワークソースが、常に入力と照合されます。	Boolean
source_ID_field (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドには、入力フィーチャの計算済みネットワークロケーションのネットワークデータセットのソースフィーチャクラスの ID が入力されます。デフォルト値は SourceID です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
source_OID_field (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドには、入力フィーチャの計算済みネットワークロケーションのネットワークデータセットのソースフィーチャクラスの ObjectID フィールドの値が入力されます。デフォルト値は SourceOID です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
position_field (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドは、ネットワークロケーションが検索されたネットワークエレメントとともに、計算されたネットワークロケーションの割合を表します。デフォルト値は PosAlong です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
side_field (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドは、計算されたネットワークロケーションがネットワークエッジのどちら側に位置しているかを表します。デフォルト値は SideOfEdge です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
snap_X_field (オプション)	計算されたネットワークロケーションの X 座標を作成または更新されるフィールドの名前。デフォルト値は SnapX です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
snap_Y_field (オプション)	計算されたネットワークロケーションの Y 座標を作成または更新されるフィールドの名前。デフォルト値は SnapY です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
distance_field (オプション)	作成または更新されるフィールドの名前。このフィールドは、計算されたネットワークロケーションからの元のポイントフィーチャの距離をメートル単位で表します。デフォルト値は DistanceToNetworkInMeters です。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
snap_Z_field (オプション)	計算されたネットワークロケーションの Z 座標を作成または更新されるフィールドの名前。デフォルト値は SnapZ です。このパラメーターは、入力ネットワークデータセットがネットワークソースの Z 座標値に基づいた接続性をサポートしている場合にのみ使用されます。ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する際には、パラメーターは使用しません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
location_field (オプション)	ラインまたはポリゴンフィーチャの計算されたネットワークロケーションにおけるロケーション範囲を作成または更新されるフィールドの名前。デフォルト値は Locations です。このパラメーターは、ラインまたはポリゴンフィーチャのロケーションを計算する場合にのみ使用されます。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターを使用しないでください。サブレイヤー内のネットワークロケーションは、デフォルト名を持つロケーションフィールドに格納される必要があります。そうしないと、レイヤーが解析されるときに、それらのネットワークロケーションは使用されません。	Field
exclude_restricted_elements (オプション)	レガシー: このパラメーターは非推奨であり、下位互換性のみのために維持されています。解析の入力は、EXCLUDE または True のパラメーター値に対応する、制限されたネットワークエレメントには配置されません。	Boolean
search_query [[Source, Expression],...] (オプション)	検索をソースフィーチャクラス内のフィーチャのサブセットに制限するクエリ。この機能は、ネットワークロケーションとして適切でないフィーチャを検索したくない場合に有用です。たとえば、高速道路のランプに配置したくない場合は、高速道路のランプを除外するクエリを定義できます。ネットワークデータセットのエッジまたはジャンクションソースフィーチャクラスごとに個別の SQL 式を指定できます。パラメーター値は、ネットワークソースごとに 1 つのエントリを含んでいる、ネストされたリストを含むリストとして指定されます。内部の各リストは、ネットワークソースの名前と、そのソースに対するクエリとして使用される SQL 式を示す 2 つの値で構成されます。空の文字列 "" は、特定のソースに対するクエリがないことを示します。たとえば、値 [["Streets", "ROAD_CLASS <> 3"], ["Streets_ND_Junctions", ""]] では、Streets ソースフィーチャクラスに対する SQL 式を定義し、Streets_ND_Junctions ソースフィーチャクラスには SQL 式を定義しません。リストに含まれていないネットワークソースには、クエリがないと解釈されます。値 [["Streets", "ROAD_CLASS <> 3"]] は、[["Streets", "ROAD_CLASS <> 3"], ["Streets_ND_Junctions", ""]] と同等です。 SQL 構文の詳細については、「ArcGIS で使用されるクエリ式への SQL リファレンス」をご参照ください。デフォルトでは、ソースにクエリは使用されません。入力フィーチャがネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーである場合、このパラメーターのデフォルト値は、入力ネットワーク解析レイヤーに格納されているロケーションプロパティに基づいて決定されます。ネットワーク解析レイヤーが、選択されたサブレイヤーのロケーション設定のオーバーライドを含んでいる場合、それらの設定が使用されます。そうでない場合、ネットワーク解析レイヤーのデフォルトのロケーション設定が使用されます。デフォルト以外の値をこのパラメーターに設定すると、選択されたサブレイヤーのネットワーク解析レイヤーのロケーション設定のオーバーライドが更新されます。	Value Table
travel_mode (オプション)	使用する「移動モード」の名前。移動モードを選択した場合、ネットワークロケーションの計算時に、規制やインピーダンス属性などの移動モード設定が考慮されます。たとえば、選択した移動モードが適用されるときに、入力ポイントの 1 つに最も近いネットワークエッジが規制されている場合、このツールは、規制されていない次に近いネットワークエッジ上のポイントを検索します。利用可能な移動モードは、in_network_dataset パラメーター値によって異なります。 arcpy.na.TravelMode オブジェクトおよび移動モードの有効な JSON 表現を含む文字列もパラメーターの入力として使用できます。ネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーが入力フィーチャとして使用される場合、このパラメーターの値を設定しないでください。ネットワークロケーションが計算されるときに、ネットワーク解析レイヤーの現在の移動モードが自動的に使用されます。	String

派生した出力

名前	説明	データタイプ
out_point_feature_class	更新された入力フィーチャ。	Table View
output_layer	in_point_features パラメーター値がネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーだった場合、この派生した出力パラメーターは、サブレイヤーの親ネットワーク解析レイヤーを返します。それ以外の場合、値は返されません。	Network Analyst Layer

コードのサンプル

CalculateLocations の例 1 (Python ウィンドウ)

ポイントフィーチャのロケーションフィールドを計算します。

stores = "C:/Data/SanFrancisco.gdb/Analysis/Hospitals/Analysis/Stores"
network = "C:/Data/SanFrancisco.gdb/Transportation/Streets_ND"
arcpy.na.CalculateLocations(stores, network, "5000 Meters",
                            [["Streets", "SHAPE"],
                            ["Streets_ND_Junctions", "NONE"]])

CalculateLocations の例 2 (ワークフロー)

以下のサンプルコードは、CalculateLocations 関数を使用したネットワークロケーションの事前計算と、arcpy.nax ワークフローでのそれらの事前計算されたネットワークロケーションの使用を示します。

解析の入力が読み込まれるときに事前計算されたネットワークロケーションフィールドが必ず使用されるように、fieldMappings メソッドの use_location_fields パラメーターは、True に設定されます。さらに、結果が有効かつ一貫していることを保証するために、到達圏解析で使用されたのと同じネットワークデータセット、移動モード、およびロケーション設定を使用してネットワークロケーションフィールドが計算されます。

"""Precalculate network locations with the Calculate Locations
geoprocessing tool, then run a Service Area workflow using
the arcpy.nax solver object. Map the precalculated network
locations using fieldMappings and load.
"""
import arcpy

arcpy.CheckOutExtension("network")

network = "C:/Data/Paris.gdb/Transportation/ParisMultimodal_ND"
input_facilities = "C:/Data/Paris.gdb/Analysis/Stores"
travel_mode = "Driving Time"

# Make a network dataset layer
nd_layer = arcpy.nax.MakeNetworkDatasetLayer(network).getOutput(0)

# Run Calculate Locations to calculate the network locations of
# the points in the input feature class. Use the same network,
# travel mode, and locate settings that will be used in the
# network analysis.
# Set a search_tolerance of 500 meters.
# Use search_criteria to locate only on streets and metro entrances.
# Use search_query to prevent locating on highways (FUNC_CLASS 1)
arcpy.nax.CalculateLocations(
    input_facilities,
    nd_layer,
    search_tolerance="500 Meters",
    search_criteria=[
        ["Streets", "SHAPE"],
        ["Metro_Lines", "NONE"],
        ["Transfer_Stations", "NONE"],
        ["Transfer_Street_Station", "NONE"],
        ["Metro_Entrances", "SHAPE"],
        ["Metro_Stations", "NONE"],
        ["ParisMultimodal_ND_Junctions", "NONE"]
    ],
    search_query=[["Streets", "FUNC_CLASS <> '1'"]],
    travel_mode=travel_mode
)

# Initialize the Service Area solver object
service_area = arcpy.nax.ServiceArea(nd_layer)

# Set the analysis properties. Use the same travel mode and
# locate settings that were used when precalculating the
# network locations
service_area.travelMode = travel_mode
service_area.searchTolerance = 500
service_area.searchToleranceUnits = arcpy.nax.DistanceUnits.Meters
service_area.searchSources = [
    ["Streets", "FUNC_CLASS <> '1'"],
    ["Metro_Entrances", "SHAPE"]
]
service_area.defaultImpedanceCutoffs = [5, 10]

# Construct a field mapping object with network location fields
field_mappings = service_area.fieldMappings(
    arcpy.nax.ServiceAreaInputDataType.Facilities,
    use_location_fields=True
)

# Load the input data using the field mappings
# Location fields are included automatically because
# of the field mappings.
service_area.load(
    arcpy.nax.ServiceAreaInputDataType.Facilities,
    input_facilities,
    field_mappings
)

# Solve the analysis
result = service_area.solve()
print(result.solveSucceeded)

# ...analysis of the results continues...

環境

現在のワークスペース

このトピックへのフィードバック

サマリー

使用法

パラメーター

レガシー:

レガシー:

派生した出力

レガシー:

レガシー:

レガシー:

派生した出力

コードのサンプル

環境

このトピックの内容