エンタープライズ ジオデータベースのライセンスを更新 (Update Enterprise Geodatabase License) (データ管理)

サマリー

エンタープライズ ジオデータベースの ArcGIS Server ライセンスを更新します。

組織が ArcGIS Server のライセンスを一定期間付与している場合、ジオデータベース管理者は新しい ArcGIS Server の認証ファイルを使用して [エンタープライズ ジオデータベースのライセンスの更新 (Update Enterprise Geodatabase License)] ツールを実行し、既存のライセンスの有効期限が切れる前にジオデータベース内のライセンス情報を更新できます。 これにより、クライアントはライセンスの期限切れによって中断されることなく、ジオデータベースを継続的に操作できます。

使用法

  • 入力ワークスペースは、エンタープライズ ジオデータベースである必要があります。 このツールはその他のタイプのジオデータベースを操作できません。

  • このツールを実行するには、ジオデータベース管理者としてエンタープライズ ジオデータベースに接続する必要があります。

  • ArcGIS Enterprise on Kubernetes のライセンスを付与されたエンタープライズ ジオデータベース用のライセンス ファイルを生成するには、exportGeodatabaseLicense REST 操作を使用します

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力データベース接続

新しい ArcGIS Server エンタープライズ認証ファイルを使用して認証するエンタープライズ ジオデータベースへのデータベース コネクション (.sde ファイル) です。

データベース コネクション ファイルは、ジオデータベース管理者として、データベースに接続する必要があります。

Workspace
認証ファイル

ArcGIS Server エンタープライズを認証したときに生成されたキーコード ファイルのパスとファイル名です。 必要に応じて、ArcGIS Server のコンピューターからツールがアクセスできるディレクトリへファイルをコピーします。

ArcGIS Server は、\\Program Files\ESRI\License<release#>\sysgen (Microsoft Windows サーバー) または /arcgis/server/framework/runtime/.wine/drive_c/Program Files/ESRI/License<release#>/sysgen (Linux サーバー) にキーコード ファイルを作成します。

File

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ワークスペース

更新されたエンタープライズ ジオデータベース。

Workspace

arcpy.management.UpdateEnterpriseGeodatabaseLicense(input_database, authorization_file)
名前説明データ タイプ
input_database

新しい ArcGIS Server エンタープライズ認証ファイルを使用して認証するエンタープライズ ジオデータベースへのデータベース コネクション (.sde ファイル) です。

データベース コネクション ファイルは、ジオデータベース管理者として、データベースに接続する必要があります。

Workspace
authorization_file

ArcGIS Server エンタープライズを認証したときに生成されたキーコード ファイルのパスとファイル名です。 必要に応じて、ArcGIS Server のコンピューターからツールがアクセスできるディレクトリへファイルをコピーします。

ArcGIS Server は、\\Program Files\ESRI\License<release#>\sysgen (Microsoft Windows サーバー) または /arcgis/server/framework/runtime/.wine/drive_c/Program Files/ESRI/License<release#>/sysgen (Linux サーバー) にキーコード ファイルを作成します。

File

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_workspace

更新されたエンタープライズ ジオデータベース。

Workspace

コードのサンプル

UpdateEnterpriseGeodatabaseLicense (エンタープライズ ジオデータベースのライセンスの更新) の例 1 (Python ウィンドウ)

次のスクリプトを Python ウィンドウで実行すると、エンタープライズ ジオデータベースのライセンス情報を更新できます。

この例では、データベース接続ファイルは enterprisegdb.sde で、gdbs というフォルダーにあります。 キーコード ファイルは temp フォルダーにコピーされています。

import arcpy
ent_gdb = "C:\\gdbs\\enterprisegdb.sde"
authorization_file = "C:\\temp\\keycodes"
arcpy.management.UpdateEnterpriseGeodatabaseLicense(ent_gdb, authorization_file)
UpdateEnterpriseGeodatabaseLicense (エンタープライズ ジオデータベースのライセンスの更新) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン Python スクリプトを変更および使用して、エンタープライズ ジオデータベースのライセンス情報を更新できます。

この例では、データベース接続ファイルは enterprisegdb.sde で、ジオデータベース管理者の usr ディレクトリ内の gdbs というディレクトリにあります。 キーコード ファイルは scratch という名前のディレクトリにコピーされています。

# Import arcpy module
import arcpy

# Local variables:
ent_gdb = "/usr/gdbs/enterprisegdb.sde"
authorization_file = "/usr/scratch/keycodes"

# Process: Import authorization information from a new keycodes file.
arcpy.management.UpdateEnterpriseGeodatabaseLicense(ent_gdb, authorization_file)

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