パッケージの共有 (Share Package) (データ管理)

サマリー

パッケージを ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise にアップロードすることによって共有します。

使用法

  • サポートされるパッケージ タイプは以下のとおりです。

  • パッケージのファイル サイズの上限は 500 GB です。 詳細については、「検討事項および制限事項」をご参照ください。

    ヒント:

    500 GB を越えているシーン レイヤー パッケージを Web シーン レイヤーとして ArcGIS Online に公開する場合は、そのパッケージを 3D シーンに追加して、代わりにそのシーンを Web シーンとして共有します。 シーン レイヤー パッケージは、Web シーンと共に Web シーン レイヤーとして公開されます。 シーン内にボクセル シーン レイヤーのパッケージが含まれている場合、直接 Web シーン レイヤーとして共有できます。 レイヤーを右クリックし、[共有] メニューをポイントして、[Web レイヤーとして共有] Web レイヤーとして共有 をクリックします。

  • ArcGIS AllSource でこのツールで使用するときは、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のユーザー名とパスワードは入力できません。 ツールによって、ArcGIS AllSource から認証情報が取得されます。 このツールを使用してパッケージを共有するには、まず ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise にサイン インして接続する必要があります。

  • 概要とタグは、ArcGIS Enterprise 10.9 以前のポータルでパッケージを共有する場合は必須です。 概要とタグは、オプションのパッケージの説明および著作権情報とともに、オンラインでパッケージを検索する場合に使用されます。

  • 同じ名前のパッケージが ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 組織サイトに存在する場合は、そのパッケージが上書きされます。

  • タイル パッケージ、シーン レイヤー パッケージ、またはベクター タイル パッケージを共有する場合は、パッケージを対応するタイプの Web レイヤーとして自動的に公開することができます (タイル パッケージは Web タイル レイヤーとして、シーン レイヤー パッケージは Web シーン レイヤーとして、ベクター タイル パッケージはベクター タイル レイヤーとして公開されます)。Web レイヤーを正常に公開するには、アクティブなポータルのアカウントに、必要な権限が付与されていなければなりません。

  • 個人向けプランのアカウントを使用して ArcGIS Online でパッケージを共有するには、Esri グローバル アカウントが ArcGIS Online のメンバーとして登録されている必要があります。 Esri グローバル アカウントを作成して登録するには、arcgis.com/home/signup.html へアクセスします。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力パッケージ

入力レイヤー (.lpk または .lpkx)、シーン レイヤー (.slpk)、マップ (.mpk または .mpkx)、ジオプロセシング (.gpk.gpkx)、タイル (.tpk または .tpkx)、モバイル マップ (.mmpk)、ベクター タイル (.vtpk)、住所ロケーター (.gcpk)、またはプロジェクト (.ppkx または .aptx) パッケージ ファイル。

File
ユーザー名

ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のユーザー名。

このパラメーターは [ジオプロセシング] ウィンドウからはアクセスできません。 アプリケーションの右上にあるサイン イン オプションからアクティブなポータルにサイン インする必要があります。

String
パスワード

ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のパスワード。

このパラメーターは [ジオプロセシング] ウィンドウからはアクセスできません。 アプリケーションの右上にあるサイン イン オプションからアクティブなポータルにサイン インする必要があります。

Encrypted String
サマリー
(オプション)

パッケージの概要。 概要は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のパッケージのアイテム情報に表示されます。

String
タグ
(オプション)

パッケージを定義し、識別するためのタグ。 各タグは、カンマまたはセミコロンを使って区切られます。

String
著作権
(オプション)

パッケージの著作権情報。 これは一般的に、パッケージのコンテンツをオーサリングおよび提供するための著作権を付与される組織の名前になります。

String
すべての人と共有
(オプション)

入力パッケージを共有して、すべてのユーザーが使用できるようにするかどうかを指定します。

  • オン - 入力パッケージはすべてのユーザーと共有されます。
  • オフ - 入力パッケージはパッケージ所有者および選択したグループと共有されます。 これがデフォルトです。
Boolean
グループ
(オプション)

パッケージが共有されるグループ。

String
組織内のみで共有
(オプション)

入力パッケージを組織内のみで使用できるようにするか、すべてのユーザーと共有するかを指定します。

  • すべての人と公開パッケージはすべてのユーザーと共有されます。 これがデフォルトです。
  • 組織内のみで共有パッケージは組織内でのみ共有されます。
Boolean
Web レイヤーの公開
(オプション)

パッケージを Web レイヤーとしてポータルで公開するかどうかを指定します。 タイル パッケージ、ベクター タイル パッケージ、およびシーン レイヤー パッケージのみがサポートされています。

  • オフ - パッケージが公開されずにアップロードされます。 これがデフォルトです。
  • オン - パッケージがアップロードされ、同じ名前の Web レイヤーとして公開されます。
Boolean
フォルダー
(オプション)

パッケージに使用する、ポータル上の既存のフォルダーまたは新しいフォルダーの名前。 Web レイヤーが公開される場合、そのレイヤーは同じフォルダーに格納されます。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
完了済みツール

パッケージのアップロードおよび Web レイヤーの公開 (指定した場合) の結果。 成功した場合は、[True] を返します。

Boolean
パッケージ アイテム ID

パッケージのポータル アイテム ID。

String
公開結果

Web レイヤーのサービス URL とポータル アイテム ID を含む JSON 応答。

String

arcpy.management.SharePackage(in_package, username, password, {summary}, {tags}, {credits}, {public}, {groups}, {organization}, {publish_web_layer}, {portal_folder})
名前説明データ タイプ
in_package

入力レイヤー (.lpk または .lpkx)、シーン レイヤー (.slpk)、マップ (.mpk または .mpkx)、ジオプロセシング (.gpk.gpkx)、タイル (.tpk または .tpkx)、モバイル マップ (.mmpk)、ベクター タイル (.vtpk)、住所ロケーター (.gcpk)、またはプロジェクト (.ppkx または .aptx) パッケージ ファイル。

File
username

ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のユーザー名。 このパラメーターは非推奨になっており、空の文字列で構成される必要があります。 Python スクリプトを実行する前に、アプリケーションからアクティブなポータルにサイン インする必要があります。 または、SignInToPortal 関数を使用してサイン インできます。

String
password

ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のパスワード。 このパラメーターは非推奨になっており、空の文字列で構成される必要があります。 Python スクリプトを実行する前に、アプリケーションからアクティブなポータルにサイン インする必要があります。 または、SignInToPortal 関数を使用してサイン インできます。

Encrypted String
summary
(オプション)

パッケージの概要。 概要は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のパッケージのアイテム情報に表示されます。

String
tags
(オプション)

パッケージを定義し、識別するためのタグ。 各タグは、カンマまたはセミコロンを使って区切られます。

String
credits
(オプション)

パッケージの著作権情報。 これは一般的に、パッケージのコンテンツをオーサリングおよび提供するための著作権を付与される組織の名前になります。

String
public
(オプション)

入力パッケージを共有して、すべてのユーザーが使用できるようにするかどうかを指定します。

  • EVERYBODY入力パッケージはすべてのユーザーと共有されます。
  • MYGROUPS入力パッケージはパッケージ所有者および選択したグループと共有されます。 これがデフォルトです。
Boolean
groups
[group_name,...]
(オプション)

パッケージが共有されるグループ。

String
organization
(オプション)

入力パッケージを組織内のみで使用できるようにするか、すべてのユーザーと共有するかを指定します。

  • EVERYBODYパッケージはすべてのユーザーと共有されます。 これがデフォルトです。
  • MYORGANIZATIONパッケージは組織内でのみ共有されます。
Boolean
publish_web_layer
(オプション)

パッケージを Web レイヤーとしてポータルで公開するかどうかを指定します。 タイル パッケージ、ベクター タイル パッケージ、およびシーン レイヤー パッケージのみがサポートされています。

  • FALSEパッケージが公開されずにアップロードされます。 これがデフォルトです。
  • TRUEパッケージがアップロードされ、同じ名前の Web レイヤーとして公開されます。
Boolean
portal_folder
(オプション)

パッケージに使用する、ポータル上の既存のフォルダーまたは新しいフォルダーの名前。 Web レイヤーが公開される場合、そのレイヤーは同じフォルダーに格納されます。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_results

パッケージのアップロードおよび Web レイヤーの公開 (指定した場合) の結果。 成功した場合は、[True] を返します。

Boolean
package_item_id

パッケージのポータル アイテム ID。

String
publish_results

Web レイヤーのサービス URL とポータル アイテム ID を含む JSON 応答。

String

コードのサンプル

SharePackage の例 1 (Python ウィンドウ)

次のスクリプトでは、レイヤー パッケージをアクティブなポータルにアップロードします。


import arcpy
arcpy.management.SharePackage(r"C:\states.lpkx", "", "", 
                              "My Summary", "tag1, tag2", "My Credits", 
                              "MYGROUPS", "My Group")
SharePackage の例 2 (Python ウィンドウ)

次のスクリプトでは、タイル パッケージをアクティブなポータルにアップロードし、Web レイヤーとして共有します。


import arcpy
arcpy.management.SharePackage(r"C:\states.tpk", "", "", 
                              "My Summary", "tag1, tag2", "My Credits", 
                              "MYGROUPS", "My Group", "MYORGANIZATION", "TRUE", 
                              "My Folder")
SharePackage の例 3 (スタンドアロン スクリプト)

次のスクリプトでは、指定したフォルダー内に存在するすべてのマップ パッケージを検索して、アクティブなポータルにアップロードします。

# Name: SharePackageExample.py
# Description:  Find all map packages that reside in a specified folder 
#               and upload them to the active portal.

# import system modules
import os
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.overwriteOutput = True
arcpy.env.workspace = "C:/data/my_packages" 

# Loop through the workspace to find all map packages 
for mpkx in arcpy.ListFiles("*.mpkx"):
    print("Uploading " + mpkx)
    arcpy.management.SharePackage(mpkx, "", "", 
                                  "My Summary", "tag1, tag2", 
                                  "My Credits", "MYGROUPS", "My Group")

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