モザイク データセットのカラー調整 (Color Balance Mosaic Dataset) (データ管理)

サマリー

モザイク データセットのカラー調整を実行して、タイルの継ぎ目が目立たないようにします。

使用法

  • カラー調整は、データに次の条件が当てはまる場合にのみ行うことができます。

    • すべてのバンドの統計情報が計算されている。
    • すべてのバンドのヒストグラムが作成されている。
    • どのラスター データベースにもカラーマップが関連付けられていない。
  • [ターゲット ラスター] パラメーター値のバンドは、[モザイク データセット] パラメーター値のバンドと同じ順序でなければなりません。 理論上、バンドの数は同じであるはずです。 入力モザイク データセット側のバンド数が多ければ、ターゲット ラスターのバンドを順に再使用します。

  • 入力モザイク データセットとターゲット ラスターのビット深度が違っている場合、自動的にピクセル値を増減して、同じになるようにします。

  • カラー調整が実行される前に、[除外エリア ラスター][ストレッチ タイプ]、および [ガンマ] の各パラメーターで定義したアクションが実行されます。

  • ターゲット カラー サーフェスは、ドッジング バランシング手法を選択した場合のみ使用できます。 ドッジング手法を使用する場合は、各ピクセルにターゲット カラーが必要です。これはターゲット カラー サーフェスから取得します。 選択可能なターゲット カラー サーフェスには、単一色、カラー グリッド、1 次平面、2 次平面、3 次平面の 5 つのタイプがあります。

  • [ターゲット ラスター][ターゲット ラスター オブジェクト ID] のパラメーター値は、カラー調整をガイドするのに使用されます。 [ターゲット ラスター][ターゲット ラスター オブジェクト ID] のパラメーター値の色は変更されず、その色の特性はモザイク データセットの他の画像のカラー調整をするのに使用されます。 ターゲット ラスターの色は維持されますが、モザイク データセット全体のグローバル最適化は弱くなる可能性があるため、最も全体的に最適化されたカラー調整の結果を常に得る必要はありません。

    • ドッジング バランシングの使用時 - 取得されるターゲット カラーは、選択されたターゲット カラー サーフェスのタイプによって異なります。 単一色の場合、参照ターゲット イメージの平均値が使用されます。 カラー グリッドの場合、参照ターゲット イメージが適切なグリッドにリサンプリングされます。 多次元多項式によるサーフェスの場合、多項式の係数は最小二乗フィッティングによって、参照ターゲット イメージから取得されます。
    • ヒストグラム バランシングの使用時 - ターゲット ヒストグラムは参照ターゲット イメージから取得されます。
    • 標準偏差バランシングの使用時 - ターゲットの標準偏差は参照ターゲット イメージから取得されます。

  • [バランス方法] パラメーターが [グローバル調整] に設定されていると、[DEM ラスター] パラメーターがアクティブになります。 DEM (数値標高モデル) をオンラインではなくローカルにすることをお勧めします。そうでない場合、計算時間が長くなります。 [DEM ラスター] パラメーター値を指定すると、[Z 係数][Z 値のオフセット][ジオイド補正を適用] の各パラメーターがアクティブになり、通常はそのデフォルト値が使用されます。

  • [バランス方法] パラメーターが、[グローバル調整] に設定されていると、[入力ソリューション ポイント] パラメーターがアクティブになります。 ブロック調整出力からソリューション ポイントを使用して、画像オーバーラップの位置を推定することができます。 これは、画像とその近隣のオーバーラップが 50 パーセント未満である場合に便利です。 良く重なり合っているオーバーラップを含むモザイク データセットには、このオプションを使用しないことをお勧めします。計算時間が長くなるためです。

  • カラー補正を削除するには、[カタログ] ウィンドウでモザイク データセットを右クリックし、[削除] > [カラー調整の削除] の順にクリックします。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
モザイク データセット

カラー調整するモザイク データセット。

Mosaic Layer
バランス方法
(オプション)

使用するバランス調整方法を指定します。

  • ドッジングターゲット カラーに合わせて各ピクセルの値が変更されます。 この方法では、ターゲット カラーに影響を与えるターゲット カラー サーフェスのタイプも選択する必要があります。 多くの場合、ドッジングにより適切な結果を得ることができます。
  • グローバル調整すべてのオーバーラップ エリアで色の違いを最小にグローバル調整することにより、最適なピクセル値が決まります。 この方法は、各画像が互いに良く重なり合っているモザイク データセットに適しています。
  • ヒストグラムターゲット ヒストグラムとの関係に従って各ピクセルの値が変更されます。 ターゲット ヒストグラムは、すべてのラスターまたは指定したラスターから生成できます。 この方法は、すべてのラスターのヒストグラムが似ている場合に適しています。
  • 標準偏差標準偏差内のターゲット ラスターのヒストグラムとの関係に従って各ピクセルの値が変更されます。 この標準偏差は、モザイク データセット内のすべてのラスターから、または指定したターゲット ラスターから計算することができます。 この方法は、すべてのラスターが正規分布している場合に適しています。
String
カラー サーフェス タイプ
(オプション)

各ピクセルのターゲット カラーを決定する方法を指定します。

このパラメーターは、[バランス方法] パラメーターが [ドッジング] に設定されている場合にアクティブになります。

  • 単一色すべてのピクセルの値は、1 つのカラー ポイント (すべてのピクセルの平均値) に合わせて変更されます。 少数のラスター データセットと数種類の地上物体のみが存在する場合に、このオプションを使用します。 ラスター データセットの数が多すぎたり、地上物体の種類が多すぎると、出力の色が不鮮明になる可能性があります。
  • カラー グリッドピクセルの値は、モザイク データセット全体に分布する複数のターゲット カラーに合わせて変更されます。 多数のラスター データセットが存在するか、多くの種類の地上物体が含まれるエリアが存在する場合に、このオプションを使用します。
  • 1 次2 次元多項式による傾斜平面から取得される多数のポイントに合わせて、すべてのピクセルの値が変更されます。 この方法を使用すると、滑らかに変化する色が生成される傾向があり、補助テーブル内の格納スペースの使用量が減少しますが、カラー グリッドのサーフェスと比較して処理時間が長くなる可能性があります。
  • 2 次2 次元多項パラボリック表面から取得した 1 セットの複数ポイントに合わせて、すべての入力ピクセルの値が変更されます。 この方法を使用すると、滑らかに変化する色が生成される傾向があり、補助テーブル内の格納スペースの使用量が減少しますが、カラー グリッドのサーフェスと比較して処理時間が長くなる可能性があります。
  • 3 次立方体面から取得した複数のポイントに合わせて、すべての入力ピクセルの値が変更されます。 この方法を使用すると、滑らかに変化する色が生成される傾向があり、補助テーブル内の格納スペースの使用量が減少しますが、カラー グリッドのサーフェスと比較して処理時間が長くなる可能性があります。
String
ターゲット ラスター
(オプション)

他の画像のカラー調整に使用するラスター。 バランス方法とカラー サーフェス タイプは、該当する場合、この画像から取得されます。

Raster Dataset; Raster Layer; Internet Tiled Layer; Map Server Layer
除外エリア ラスター
(オプション)

除外する位置を特定するラスター。

マスクは、[除外エリアの生成 (Generate Exclude Area)] ツールを使用して作成します。

Raster Layer
ストレッチ タイプ
(オプション)

カラー調整を行う前に値の範囲をストレッチする方法を指定します。

  • なし元のピクセル値が使用されます。 これがデフォルトです。
  • アダプティブ処理を実施する前に、適応型事前ストレッチが適用されます。
  • 最小-最大最小値と最大値の間で値がストレッチされます。
  • 標準偏差値は、デフォルト数の標準偏差の間で値がストレッチされます。
String
ガンマ
(オプション)

画像の全体的な明るさを調整する数値。 低い値を指定すると、中程度の値を暗く表示することによって、それらの間のコントラストを最小限に抑えます。 高い値を指定すると、中程度の値を明るく表示することによって、それらの間のコントラストを強調します。

Double
ブロック フィールド
(オプション)

計算または操作の実行時に 1 つのアイテムと見なされるアイテムを識別するための、モザイク データセットの属性テーブル内のフィールド。

String
DEM ラスター
(オプション)

モザイク データセット内の重なる位置の推定に役立つ DEM。

このパラメーターは、[バランス方法] パラメーターが [グローバル調整] に設定されている場合にアクティブになります。

Raster Dataset; Raster Layer; Mosaic Dataset; Mosaic Layer
Z 係数
(オプション)

垂直方向の (標高) 単位の計測単位が入力サーフェス DEM の水平座標 (XY) の単位と異なるときに、それらを調整する変換係数。 これは、サーフェス Z 単位あたりの地表 XY 単位の数です。 鉛直単位がメートルの場合、パラメーターを 1 に設定します。 鉛直単位がフィートの場合、パラメーターを 0.3048 に設定します。 他の鉛直単位を使用する場合、このパラメーターを使用して単位をメートルに変換します。

このパラメーターは、[DEM ラスター] パラメーターが指定されている場合にアクティブになります。

Double
Z 値のオフセット
(オプション)

DEM の標高値に追加されるベース値。 この値を使用して、海水位を基準としない標高値をオフセットします。

このパラメーターは、[DEM ラスター] パラメーターが指定されている場合にアクティブになります。

Double
ジオイド補正を適用
(オプション)

楕円体高を参照する有理多項式係数 (RPC) が必要とするジオイド補正を行うかどうかを指定します。 ほとんどの標高データセットは海面の海抜を基準にしているため、これらの場合に楕円体高に変換するために、この補正が必要になります。

このパラメーターは、[DEM ラスター] パラメーターが指定されている場合にアクティブになります。

  • オフ - ジオイド補正は行われません。 このオプションは、DEM がすでに楕円体高で表現されている場合のみ使用します。 これがデフォルトです。
  • オン - ジオイド補正を実行して、海抜高度を (EGM96 ジオイドに基づいて) 楕円体高に変換します。
Boolean
入力ソリューション ポイント
(オプション)

オーバーラップの位置の正確な推定に役立つブロック調整出力からのソリューション ポイント。 このパラメーターは、画像とその近隣のオーバーラップが 50 パーセント未満である場合に便利です。 このパラメーターを使用すると計算時間が長くなるので、良く重なっている通常のモザイク データセットの場合、このパラメーターを指定しないままにすることができます。

このパラメーターは、[バランス方法] パラメーターが [グローバル調整] に設定されている場合にアクティブになります。

Table View
ターゲット ラスター オブジェクト ID
(オプション)

他の画像のカラー調整に使用するターゲット ラスター オブジェクト ID。 バランス方法とカラー サーフェス タイプは、該当する場合、この画像から取得されます。

このパラメーターは、[バランス方法] パラメーターが [グローバル調整] に設定されている場合にアクティブになります。

Long
相関関係による推定の調整
(オプション)

重なるエリア内で対応する位置のカラー調整の推定を、画像相関を使用して調整するかどうかを指定します。

このパラメーターは、色の違いの正確な補正に役立ちますが、計算時間が長くなります。 モザイク データセットが大量の画像で構成されている場合、このパラメーターをオフにして、計算時間を短縮します。

このパラメーターは、[バランス方法] パラメーターが [グローバル調整] に設定されている場合にアクティブになります。

  • オフ - 調整された推定は行われません。
  • オン - カラー調整の調整された推定が行われます。 これがデフォルトです。
Boolean
影の影響の軽減
(オプション)

カラー調整の出力に対する影の悪影響を軽減するかどうかを指定します。

このパラメーターは、[バランス方法] パラメーターが [グローバル調整] に設定されている場合にアクティブになります。

  • オフ - 影の影響は軽減されません。 これがデフォルトです。
  • オン - 影の影響が軽減されます。 モザイク データセットに影が多い場合に、このオプションを使用します。
Boolean
雲の影響の軽減
(オプション)

カラー調整の出力に対する雲の悪影響を軽減するかどうかを指定します。

このパラメーターは、[バランス方法] パラメーターが [ドッジング] または [グローバル調整] に設定されている場合にアクティブになります。

  • オフ - 雲の影響は軽減されません。 これがデフォルトです。
  • オン - 雲の影響が軽減されます。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新されたモザイク データセット

更新されたモザイク データセット。

Mosaic Layer

arcpy.management.ColorBalanceMosaicDataset(in_mosaic_dataset, {balancing_method}, {color_surface_type}, {target_raster}, {exclude_raster}, {stretch_type}, {gamma}, {block_field}, {in_DEM_raster}, {ZFactor}, {ZOffset}, {Geoid}, {solution_points}, {target_objectid}, {refine_estimation}, {reduce_shadow}, {reduce_cloud})
名前説明データ タイプ
in_mosaic_dataset

カラー調整するモザイク データセット。

Mosaic Layer
balancing_method
(オプション)

使用するバランス調整方法を指定します。

  • DODGINGターゲット カラーに合わせて各ピクセルの値が変更されます。 この方法では、ターゲット カラーに影響を与えるターゲット カラー サーフェスのタイプも選択する必要があります。 多くの場合、ドッジングにより適切な結果を得ることができます。
  • GLOBAL_FITすべてのオーバーラップ エリアで色の違いを最小にグローバル調整することにより、最適なピクセル値が決まります。 この方法は、各画像が互いに良く重なり合っているモザイク データセットに適しています。
  • HISTOGRAMターゲット ヒストグラムとの関係に従って各ピクセルの値が変更されます。 ターゲット ヒストグラムは、すべてのラスターまたは指定したラスターから生成できます。 この方法は、すべてのラスターのヒストグラムが似ている場合に適しています。
  • STANDARD_DEVIATION標準偏差内のターゲット ラスターのヒストグラムとの関係に従って各ピクセルの値が変更されます。 この標準偏差は、モザイク データセット内のすべてのラスターから、または指定したターゲット ラスターから計算することができます。 この方法は、すべてのラスターが正規分布している場合に適しています。
String
color_surface_type
(オプション)

各ピクセルのターゲット カラーを決定する方法を指定します。

このパラメーターは、balancing_method パラメーターが DODGING に設定されている場合にアクティブになります。

  • SINGLE_COLORすべてのピクセルの値は、1 つのカラー ポイント (すべてのピクセルの平均値) に合わせて変更されます。 少数のラスター データセットと数種類の地上物体のみが存在する場合に、このオプションを使用します。 ラスター データセットの数が多すぎたり、地上物体の種類が多すぎると、出力の色が不鮮明になる可能性があります。
  • COLOR_GRIDピクセルの値は、モザイク データセット全体に分布する複数のターゲット カラーに合わせて変更されます。 多数のラスター データセットが存在するか、多くの種類の地上物体が含まれるエリアが存在する場合に、このオプションを使用します。
  • FIRST_ORDER2 次元多項式による傾斜平面から取得される多数のポイントに合わせて、すべてのピクセルの値が変更されます。 この方法を使用すると、滑らかに変化する色が生成される傾向があり、補助テーブル内の格納スペースの使用量が減少しますが、カラー グリッドのサーフェスと比較して処理時間が長くなる可能性があります。
  • SECOND_ORDER2 次元多項パラボリック表面から取得した 1 セットの複数ポイントに合わせて、すべての入力ピクセルの値が変更されます。 この方法を使用すると、滑らかに変化する色が生成される傾向があり、補助テーブル内の格納スペースの使用量が減少しますが、カラー グリッドのサーフェスと比較して処理時間が長くなる可能性があります。
  • THIRD_ORDER立方体面から取得した複数のポイントに合わせて、すべての入力ピクセルの値が変更されます。 この方法を使用すると、滑らかに変化する色が生成される傾向があり、補助テーブル内の格納スペースの使用量が減少しますが、カラー グリッドのサーフェスと比較して処理時間が長くなる可能性があります。
String
target_raster
(オプション)

他の画像のカラー調整に使用するラスター。 バランス方法とカラー サーフェス タイプは、該当する場合、この画像から取得されます。

Raster Dataset; Raster Layer; Internet Tiled Layer; Map Server Layer
exclude_raster
(オプション)

除外する位置を特定するラスター。

マスクは、[除外エリアの生成 (Generate Exclude Area)] ツールを使用して作成します。

Raster Layer
stretch_type
(オプション)

カラー調整を行う前に値の範囲をストレッチする方法を指定します。

  • NONE元のピクセル値が使用されます。 これがデフォルトです。
  • ADAPTIVE処理を実施する前に、適応型事前ストレッチが適用されます。
  • MINIMUM_MAXIMUM最小値と最大値の間で値がストレッチされます。
  • STANDARD_DEVIATION値は、デフォルト数の標準偏差の間で値がストレッチされます。
String
gamma
(オプション)

画像の全体的な明るさを調整する数値。 低い値を指定すると、中程度の値を暗く表示することによって、それらの間のコントラストを最小限に抑えます。 高い値を指定すると、中程度の値を明るく表示することによって、それらの間のコントラストを強調します。

Double
block_field
(オプション)

計算または操作の実行時に 1 つのアイテムと見なされるアイテムを識別するための、モザイク データセットの属性テーブル内のフィールド。

String
in_DEM_raster
(オプション)

モザイク データセット内の重なる位置の推定に役立つ DEM。

このパラメーターは、balancing_method パラメーターが GLOBAL_FIT に設定されている場合にアクティブになります。

Raster Dataset; Raster Layer; Mosaic Dataset; Mosaic Layer
ZFactor
(オプション)

垂直方向の (標高) 単位の計測単位が入力サーフェス DEM の水平座標 (XY) の単位と異なるときに、それらを調整する変換係数。 これは、サーフェス Z 単位あたりの地表 XY 単位の数です。 鉛直単位がメートルの場合、パラメーターを 1 に設定します。 鉛直単位がフィートの場合、パラメーターを 0.3048 に設定します。 他の鉛直単位を使用する場合、このパラメーターを使用して単位をメートルに変換します。

このパラメーターは、in_DEM_raster パラメーターが指定されている場合にアクティブになります。

Double
ZOffset
(オプション)

DEM の標高値に追加されるベース値。 この値を使用して、海水位を基準としない標高値をオフセットします。

このパラメーターは、in_DEM_raster パラメーターが指定されている場合にアクティブになります。

Double
Geoid
(オプション)

楕円体高を参照する有理多項式係数 (RPC) が必要とするジオイド補正を行うかどうかを指定します。 ほとんどの標高データセットは海面の海抜を基準にしているため、これらの場合に楕円体高に変換するために、この補正が必要になります。

このパラメーターは、in_DEM_raster パラメーターが指定されている場合にアクティブになります。

  • NONEジオイド補正は行われません。 このオプションは、DEM がすでに楕円体高で表現されている場合のみ使用します。 これがデフォルトです。
  • GEOIDジオイド補正を実行して、海抜高度を (EGM96 ジオイドに基づいて) 楕円体高に変換します。
Boolean
solution_points
(オプション)

オーバーラップの位置の正確な推定に役立つブロック調整出力からのソリューション ポイント。 このパラメーターは、画像とその近隣のオーバーラップが 50 パーセント未満である場合に便利です。 このパラメーターを使用すると計算時間が長くなるので、良く重なっている通常のモザイク データセットの場合、このパラメーターを指定しないままにすることができます。

このパラメーターは、balancing_method パラメーターが GLOBAL_FIT に設定されている場合にアクティブになります。

Table View
target_objectid
(オプション)

他の画像のカラー調整に使用するターゲット ラスター オブジェクト ID。 バランス方法とカラー サーフェス タイプは、該当する場合、この画像から取得されます。

このパラメーターは、balancing_method パラメーターが GLOBAL_FIT に設定されている場合にアクティブになります。

Long
refine_estimation
(オプション)

重なるエリア内で対応する位置のカラー調整の推定を、画像相関を使用して調整するかどうかを指定します。

このパラメーターは、色の違いの正確な補正に役立ちますが、計算時間が長くなります。 モザイク データセットが大量の画像で構成されている場合、NO_REFINE_ESTIMATION オプションを指定して、計算時間を短縮します。

このパラメーターは、balancing_method パラメーターが GLOBAL_FIT に設定されている場合にアクティブになります。

  • NO_REFINE_ESTIMATION調整された推定は行われません。 これがデフォルトです。
  • REFINE_ESTIMATIONカラー調整の調整された推定が行われます。
Boolean
reduce_shadow
(オプション)

カラー調整の出力に対する影の悪影響を軽減するかどうかを指定します。

このパラメーターは、balancing_method パラメーターが GLOBAL_FIT に設定されている場合にアクティブになります。

  • NO_REDUCE_SHADOW影の影響は軽減されません。 これがデフォルトです。
  • REDUCE_SHADOW影の影響が軽減されます。 モザイク データセットに影が多い場合に、このオプションを使用します。
Boolean
reduce_cloud
(オプション)

カラー調整の出力に対する雲の悪影響を軽減するかどうかを指定します。

このパラメーターは、balancing_method パラメーターが DODGING または GLOBAL_FIT に設定されている場合にアクティブになります。

  • NO_REDUCE_CLOUD雲の影響は軽減されません。 これがデフォルトです。
  • REDUCE_CLOUD雲の影響が軽減されます。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_mosaic_dataset

更新されたモザイク データセット。

Mosaic Layer

コードのサンプル

ColorBalanceMosaicDataset の例 1 (Python ウィンドウ)

以下は、Python 関数を実行する ColorBalanceMosaicDataset サンプルです。

import arcpy
arcpy.ColorBalanceMosaicDataset_management(
     "C:/workspace/CC.gdb/cc1", "DODGING", "SINGLE_COLOR", 
     "C:/workspace/Aerial.lyr",  "#", "STANDARD_DEVIATION", "3", "BLOCKNAME")
ColorBalanceMosaicDataset の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

以下は、Python 関数を実行する ColorBalanceMosaicDataset スクリプト サンプルです。

#########*#########*##########*#########*#########*#########*#########*&&&&&&&&&&

# Color Correction Mosaic Dataset with target layer

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/workspace"

mdname = "CC.gdb/cc1"
ccmethod = "DODGING"
dogesurface = "SINGLE_COLOR"
targetras = "C:/workspace/Aerial_photo.lyr"
excluderas = "#"
prestretch = "NONE"
gamma = "#"
blockfield = "#"

arcpy.ColorBalanceMosaicDataset_management(
     mdname, ccmethod, dogesurface, targetras, excluderas,
     prestretch, gamma, blockfield)
ColorBalanceMosaicDataset の例 3 (Python ウィンドウ)

以下は、Python 関数を実行する ColorBalanceMosaicDataset サンプルです。

# Color Correction Mosaic Dataset with block field

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/workspace"

mdname = "CC.gdb/cc2"
ccmethod = "HISTOGRAM"
dogesurface = "#"
targetras = "#"
excluderas = "#"
prestretch = "NONE"
gamma = "#"
blockfield = "BLOCKNAME"

arcpy.ColorBalanceMosaicDataset_management(
     mdname, ccmethod, dogesurface, targetras, excluderas, 
     prestretch, gamma, blockfield)

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