ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力フィーチャ | 処理される入力フィーチャ。 | Feature Layer |
グループ フィールド
| 完全に一致する、重複しない境界を共有するフィーチャを特定するために使われるフィールド。 | Field |
出力フィーチャクラス | 生成されるフィーチャクラス。 | Feature Class |
方法
| 入力フィーチャを正規化するために使用される方法。
| String |
許容値
| 正規化されたフットプリントが、元のフィーチャの境界から外れることができる最大距離。 | Linear Unit |
精度 | 正規化プロセスで使用される空間グリッドの精度。 有効な値の範囲は 0.05 〜 0.25 です。 | Double |
最大隅角偏位
| [直角と対角線] (RIGHT_ANGLES_AND_DIAGONALS) を使用するときに、ベスト フィット ラインの内角で許容される最大の偏位。通常、最善の結果を得るには、この値を 5°以下にしておく必要があります。このパラメーターは、他の正規化方法では無効になっています。 | Double |
サマリー
共通の境界を持つ建物フットプリントを正規化します。
使用法
このツールは、ポリライン圧縮アルゴリズムを使用して、不自然な結果が生成される可能性のあるフィーチャ抽出ワークフローによって作成された建物フットプリント ポリゴンの歪みを矯正します。
ラスター データから生成された建物フットプリントを正規化する場合、正規化の許容値はソース ラスターの解像度よりも大きくなくてはなりません。
他のフィーチャと重複しない正規化された境界を作成するには、隣接する境界を持つフィーチャに共通の属性値が必要です。共通の属性がない場合は、以下の手順を検討してください。
- 目的の正規化許容値に一致するバッファー距離を、[バッファー (Buffer)] ツールで使用します。
- バッファーされたポリゴン フィーチャを [ユニオン (Union)] ツールで処理し、重複するポリゴンに対して 1 つのフィーチャを作成します。
- [空間結合 (Spatial Join)] ツールを使用し、正規化の対象となる元の入力フィーチャに結合したポリゴンの一意の ID を追加します。
- [隣接建物フットプリントの正規化 (Regularize Adjacent Building Footprint)] ツールを [グループ フィールド] (Python では group パラメーター) で指定された一意の ID を含むフィールドとともに実行します。
入力フィーチャが鋭角または優角の内角で構成される場合、または 2 つの線分間にある角度が 90°、135°、180°ではない場合は [任意の角度] 方法の使用を検討してください。
ツールを使用して、所定の入力の正規化されたソリューションが生成されない場合、元のフィーチャが出力にコピーされます。 STATUS フィールドに指定された値は、そのフィーチャが正規化されたかどうかを次のように示します。
- 0 = 正規化されたフィーチャ
- 1 = 元のフィーチャ
パラメーター
arcpy.ddd.RegularizeAdjacentBuildingFootprint(in_features, group, out_feature_class, method, tolerance, precision, angular_limit)
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_features | 処理される入力フィーチャ。 | Feature Layer |
group | 完全に一致する、重複しない境界を共有するフィーチャを特定するために使われるフィールド。 | Field |
out_feature_class | 生成されるフィーチャクラス。 | Feature Class |
method | 入力フィーチャを正規化するために使用される方法。
| String |
tolerance | 正規化されたフットプリントが、元のフィーチャの境界から外れることができる最大距離。 | Linear Unit |
precision | 正規化プロセスで使用される空間グリッドの精度。 有効な値の範囲は 0.05 〜 0.25 です。 | Double |
angular_limit | [直角と対角線] (RIGHT_ANGLES_AND_DIAGONALS) を使用するときに、ベスト フィット ラインの内角で許容される最大の偏位。通常、最善の結果を得るには、この値を 5°以下にしておく必要があります。このパラメーターは、他の正規化方法では無効になっています。 | Double |
コードのサンプル
次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。
arcpy.env.workspace = 'c:/data'
arcpy.ddd.RegularizeAdjacentBuildingFootprint('rough_footprints.shp', 'Block_ID',
'regularized_footprints.shp',
'RIGHT_ANGLES_AND_DIAGONALS',
'2 Meters', 0.10)
次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。
'''****************************************************************************
Name: Extract Building Footprints
Description: Extract footprint from lidar points classified as buildings,
regularize its geometry, and calculate the building height.
****************************************************************************'''
import arcpy
lasd = arcpy.GetParameterAsText(0)
footprint = arcpy.GetParameterAsText(1)
try:
lasd_layer = 'building points'
arcpy.management.MakeLasDatasetLayer(lasd, lasd_layer, class_code=6)
temp_raster = 'in_memory/bldg_raster'
arcpy.management.LasPointStatsAsRaster(lasd_layer, temp_raster,
'PREDOMINANT_CLASS', 'CELLSIZE', 2.5)
temp_footprint = 'in_memory/footprint'
arcpy.conversion.RasterToPolygon(temp_raster, temp_footprint)
arcpy.ddd.RegularizeBuildingFootprint(temp_footprint, footprint,
method='RIGHT_ANGLES')
arcpy.ddd.LasPointStatsByArea(lasd_layer, footprint, ['MIN_Z', 'MAX_Z'])
arcpy.management.AddField(footprint, 'Height', 'Double')
arcpy.management.CalculateField(footprint, 'Height',
"round('!Z_Max! - !Z_Min!', 2)",
'PYTHON_9.3')
except arcpy.ExecuteError:
print(arcpy.GetMessages())