カレンダー ヒート チャートは、インシデントをカレンダー グリッドに集約することで、時系列データのパターンを視覚化します。 カレンダー グリッドは、1 年間の月単位、または 1 週間の曜日単位で時間的パターンを表示するよう構成できます。
年間ビューでは、カレンダー グリッドの各行は月に対応し、各列は日に対応します。
週間ビューでは、カレンダー グリッドの各行は曜日に対応し、各列は時間に対応します。
単一カレンダー ビューとして表示すると、カレンダー ヒート チャートの各セルは、行と列の交点によって定義されるカレンダー単位に対応し、これら 2 つのディメンションを共有するすべてのインシデントは同じセルに集約されます。 たとえば、複数年にまたがるデータセットを単年ビューに集約する場合、October と 22 のディメンションを持つすべてのインシデントは、年にかかわらず同じセルに集約されます。 同様に、複数の週にまたがるデータセットを単週ビューに集約する場合、Wednesday と 12pm のディメンションを持つすべてのインシデントは同じセルに集約されます。 この単一カレンダー ビューでは、多数の時間スパンを 1 つのカレンダーにまとめることで、一般的な日付または時間帯のパターンを明らかにします。
または、カレンダー ヒート チャートで連続カレンダー ビューを表示することで、各年または各週の出来事を視覚化することもできます。 たとえば、複数年にまたがるデータセットを連続するカレンダーとして視覚化する場合、各年に対して一意のカレンダー グリッドを描画できます。 連続カレンダー ビューは、特定の年か週の出来事のパターンを直線期間で明らかにできます。
変数
カレンダー ヒート チャートは、[日付] フィールドをカレンダー グリッドに集約します。 カレンダー グリッドは、[1 ~ 12 月と 1 ~ 31 日]、または [日曜日~土曜日と 0 ~ 23 時] の 2 つの [カレンダー タイプ] オプションのいずれかに分割されます。 カレンダー ヒート チャートは、2 つの [ビュー タイプ] オプションのいずれか ([単一カレンダー ビュー] または [連続カレンダー ビュー]) で構成することもできます。
注意:
[日付] フィールドは Date タイプである必要があります。
デフォルトでは、カレンダー ヒート チャートは各時系列単位で発生したレコードの件数を表示します。 必要に応じて、[数値] フィールドと [集約] 方法を選択することにより、数値変数を集計することができます。 集約方法として次のいずれかを指定できます。
- 個数 - 各時系列単位のレコード件数。
- 合計
- 平均
- 中央値
- 最小
- 最大
[カレンダー ビューの反転] チェックボックスをオンにすることで、カレンダー ヒート チャートの時系列を反転することができます。
注意:
デフォルトでは、カレンダー ヒート チャートの描画時に 2 月 29 日は含まれません。 2 月 29 日を含めるには、[チャート プロパティ] ウィンドウの [データ] タブにある [うるう日を含める] チェックボックスをオンにします。
表示設定
チャートの外観と関連する設定は、複数のオプションによって制御されます。
タイトルと説明
チャートおよび軸には、変数名およびチャート タイプに基づいてデフォルトのタイトルが与えられます。 これらのタイトルは、[チャート プロパティ] ウィンドウの [一般] タブで編集できます。 [説明] にチャートの説明 (チャート ウィンドウの下部に表示される一連のテキスト) を入力することもできます。
色
グリッド セルは、各カレンダー単位で発生する個数または集計値に対応する等級色を使用してシンボル表示されます。 色の分類 [手法]、[クラス] の数、[配色] は、[チャート プロパティ] ウィンドウの [データ] タブで調整できます。
例
自動車事故が最も多い曜日と時間帯を特定するためのカレンダー ヒート チャートを作成します。
- [日付] - Date
- [カレンダー タイプ] - [日曜日~土曜日と 0 ~ 23 時]
- [集約] - [個数]
- [ビュー タイプ] - [単一カレンダー ビュー]