クエリ式の概要

AllSource 1.4    |

クエリは、テーブル レコードとフィーチャのサブセットを検索および選択するために使用されます。 ArcGIS AllSource のすべてのクエリ式では、SQL (Structured Query Language) を使用して、検索の詳細を設定します。

クエリを構築するには、次のような多くの場所にある検索条件設定を使用します。

検索条件設定のコンポーネント

検索条件設定は、構造化された形式でのクエリの構築と変更に役立つインターフェイスです。 検索条件設定では、SQL 構文を入力して、クエリをネイティブに作成するか、コンポーネントを選択して、対話的にクエリを作成できます。 SQL 構文の作成のほうが高度なオプションですが、これによってすべての SQL 機能へのアクセスが提供されます。

クエリの対話的構築

検索条件設定のデフォルト モード、SQL デザイナーでクエリを構築するには、選択したフィールド タイプに基づいて設定され、あらかじめフィルターが適用されているドロップダウン メニューから選択します。

デザイナー モードでの操作には、次のようなメリットがあります。

  • データ ソースに関係なく、有効な SQL クエリを構築できます。
  • 事前に SQL の知識がなくても、一般的なクエリを構築できます。
  • 選択したフィールド タイプに基づいて、条件演算子がフィルタリングされます。
  • グループ化を適用して、演算の順序を変えることができます。

下記の図に示すように、対話型の検索条件設定にはさまざまなコンポーネントが含まれています。

SQL デザイナー モードの検索条件設定
  1. 項目をグループ化 項目のグループ またはグループ解除 項目のグループ解除 するためのボタン。 緑色のチェック マーク SQL 式の確認ボタン (チェック マーク) をクリックして、構文を確認できます。
  2. 切り替えボタンは、検索条件設定を SQL エディター モードに切り替えます。
  3. フィールド、演算子、値を選択して各クエリを対話的に構築するための、事前に書式設定されたドロップダウン メニュー。
  4. 項目を追加 新しい項目の追加 および構築します。項目が不要になった場合は、項目を個別に削除 項目の解除 します。

検索条件設定のデザイナー モードは、文字列、数値、日付フィールドに対するクエリ構築には適していますが、作成できるクエリの種類には制限があります。 制限のないクエリを作成するには、SQL エディター モードを使用します。 デザイナー モードで項目の構築を開始し、[SQL エディター] 切り替えボタンをクリックして、ネイティブ SQL 構文で項目を表示できます。 これをもとに、必要に応じて項目に改良を加えていきます。 ただし、デザイナー モードでサポートされていない SQL 構文を追加すると、エディター モードに戻せなくなることもあるので注意が必要です。

デザイナー モードでの操作の詳細については、「クエリの構築および変更」をご参照ください。

SQL 構文の作成によるクエリの構築

SQL 構文の作成に慣れている場合は、SQL エディター モードによるクエリの構築と管理の方がやりやすいかもしれません。 エディター モードに切り替えるには、[SQL エディター] 切り替えボタンをクリックします。 エディター モードでの操作には、次のようなメリットがあります。

  • 制限なくクエリを作成できます。
  • オートコンプリート機能を使用できます。 入力するとプロンプトが開き、データ ソースがサポートするキーワードや演算子だけが表示されます。
    • オートコンプリート機能は、[レイヤー プロパティ] ウィンドウの [設定] メニュー 設定 でオフにできます。 この設定は、アプリケーションのすべての検索条件設定コントロールに適用されます。
  • カラー コード エレメントにより、クエリを視覚的に確認または変更できます。

エディター モードの検索条件設定には、次のコンポーネントが含まれています。

SQL エディター モードの検索条件設定
  1. 有効になった [SQL エディター] 切り替えボタンをクリックすると、デザイナー モードに戻ります。
  2. コード エディターは、キーワードと文字列に色を付けて、SQL クエリ内のテキストを見つけやすくします。 WHERE 句が想定されています。
  3. クリックすると、緑色のチェックマーク SQL 式の確認ボタン (チェック マーク) が構文を確認します。

エディター モードでは、データ ソースから正しいレコードが返されるよう、クエリの作成時には正しい SQL 構文を使用する必要があります。 特殊文字でフィールドを区切る必要はありません。 SQL クエリの作成の詳細については、「SQL リファレンス ガイド」をご参照ください。


このトピックの内容
  1. 検索条件設定のコンポーネント