FGDC CSDGM メタデータの作成

FGDC (Federal Geographic Data Committee) の CSDGM (Content Standard for Digital Spatial Metadata) はよく知られたメタデータ コンテンツ規格であり、北米のみならず世界中で長年にわたって使用されています。 このガイドでは、ArcGIS AllSource でメタデータを編集して、FGDC CSDGM 規格に準拠したコンテンツを作成するワークフローについて説明します。

ArcGIS AllSource の構成

FGDC CSDGM メタデータ規格に準拠したメタデータ コンテンツを作成する最初のステップは、ArcGIS AllSource を正しく構成することです。 [オプション] ダイアログ ボックスで、メタデータ スタイル ドロップダウン リストから [FGDC CSDGM メタデータ] を選択します。 これにより、メタデータ ビューでメタデータを編集するときに、表示される整合チェック エラーは CSDGM ガイドラインに基づくことになります。

このメタデータ スタイルでは、アイテムのすべての ArcGIS メタデータ コンテンツをカタログ ビューに表示できます。 ArcGIS AllSource で設定したメタデータ スタイルが組織の別の場所で使用されるメタデータ スタイルと一致しない場合、ArcGIS プラットフォームでメタデータを表示および編集するときに不整合が生じる可能性があります。

注意:

ArcGIS プラットフォームは、ArcGIS メタデータ形式のメタデータに対してのみ機能します。 メタデータ コンテンツを FGDC CSDGM XML 形式で保存している場合、そのコンテンツを ArcGIS AllSource や ArcGIS プラットフォームの別の場所で直接使用することはできません。 このメタデータ コンテンツをカタログ ビューで表示しようとすると、メタデータ コンテンツを表示または編集するにはメタデータ コンテンツをアップグレードする必要があることを示すメッセージが表示されます。 このメタデータ コンテンツはブラウザーで表示できます。

CSDGM に準拠したメタデータの作成

どちらのメタデータ エディターを使用しても、ArcGIS AllSource でアイテムの完全な FGDC CSDGM メタデータ コンテンツを作成できます。 ご参考までに、以降の各セクションでは、CSDGM メタデータの最小必須エレメントを満たすメタデータを作成する方法について説明します。 最小準拠のメタデータ ドキュメントを作成することだけに限定されません。 さらに情報を指定した場合、その他の検証ルールがアクティブ化します。 指定したその他の情報を補完する追加のコンテンツが必要になる場合があります。 追加で必要なコンテンツを指定するには、以下の説明と同じ方法に従います。

ArcGIS AllSource クラシック メタデータ エディターの使用

ArcGIS AllSource クラシック メタデータ エディターを使用して FGDC CSDGM メタデータ規格の要件を満たすメタデータを作成するには、以下の手順に従います。

  1. メタデータ ビューでアイテムのメタデータを編集します。
    メタデータ ビューに、最初のメタデータ編集ページが表示されます。 メタデータを編集できるすべてのページが [コンテンツ] ウィンドウにリストされます。
  2. 必須コンテンツが不足していると認識されている 無効なメタデータ [コンテンツ] ウィンドウの各ページをクリックして、適切なコンテンツを入力します。

    必要なすべてのコンテンツが入力されると、[コンテンツ] ウィンドウでページが有効であると認識されます 有効なメタデータ

  3. 必要に応じて、変更内容を適用または保存します。

    アイテムのメタデータを作成するには多少時間がかかることがあります。 必須情報を入力しなくても、変更内容を保存して、後で残りを完了させることができます。 次回このプロジェクトを操作するときにメタデータ ビューを開くと、最後に操作したページが表示されます。

  4. 操作が完了したら、メタデータ ビューを閉じます。

以下の表では、CSDGM メタデータの最小必須エレメントがある場所を説明しています。 この表の各行は、ArcGIS AllSource クラシック メタデータ エディターのページを示しています。 メタデータ ビューの [コンテンツ] ウィンドウでページをクリックし、必要な情報を入力します。 要件列で、メタデータ エレメントは CSDGM で使用されているデータ エレメント名によって識別されます。

ArcGIS AllSource クラシック メタデータ エディターのページFGDC CSDGM の要件
[概要] > [アイテム説明]
  • 引用、タイトル - [タイトル] テキスト ボックスにアイテムのわかりやすいタイトルを入力します。
  • 説明、要約 - [説明 (要約)] テキスト ボックスに要約を入力します。
  • 説明、目的 - [サマリー (目的)] テキスト ボックスに目的を入力します。
  • 利用制限 - 利用制限がある場合は、[新しい利用制限] をクリックして、[利用制限] テキスト ボックスに利用制限を入力します。 このアイテムに関連付けられた利用制限がない場合は、[利用制限] テキスト ボックスをページに追加しないでください。
  • 空間ドメイン、境界座標 - アイテムの境界四角形が自動的に指定されていない場合は、[新しい境界四角形] をクリックします。 適切なテキスト ボックスに境界座標を入力します。
[概要] > [トピックとキーワード]
  • キーワード、主題、主題キーワード - [主題キーワード] の見出しがない場合は [新しい主題キーワード] をクリックします。 [主題キーワード] テキスト ボックスで、各行に 1 キーワードずつ入力します。
  • キーワード、主題、主題キーワード シソーラス - シソーラスからの主題キーワードの場合、[シソーラス引用の追加] をクリックして、[タイトル] テキスト ボックスに名前を入力します。 シソーラスからのキーワードでない場合は、[シソーラス引用] エントリをページに追加しないでください。
  • 別のシソーラスに関連付けられているその他の主題キーワードがある場合、[新しい主題キーワード] をクリックして、新しい見出しの下に入力します。
[概要] > [引用]
  • 引用、タイトル - [アイテム説明] ページで指定されたタイトルは [タイトル] テキスト ボックスにも表示されます。
  • 引用、公開日 - [日付] の見出しをクリックします。 [公開] の横にあるカレンダー ボタンをクリックし、適切な日付を選択します。 重要な情報の場合は、時刻を追加します。
[概要] > [引用の問い合わせ先]
  • 引用、作成者 - [新しい問い合わせ先] をクリックし、[役割] ドロップダウン リストで [作成者] をクリックします。 アイテムを開発した個人または組織を識別できるように、[名前] または [組織] テキストボックスに適切な値を入力します。
  • アイテムの開発に別の個人または組織が協力した場合は、[新しい問い合わせ先] をクリックして、新しい見出しの下に名前を入力します。
[メタデータ] > [問い合わせ先]
  • メタデータの問い合わせ先 - ドロップダウン リストに適切な問い合わせ先がリストされておらず、ページに読み込めない場合は、[新しい問い合わせ先] をクリックします。 [役割] ドロップダウン リストで [問い合わせ先] をクリックします。 [新しい問い合わせ先情報] をクリックし、連絡方法を指定します。
  • メタデータの問い合わせ先、代表問い合わせ先担当者または代表問い合わせ先組織 - [名前] または [組織] テキスト ボックスに名前を入力します。 両方を指定した場合、組織が代表問い合わせ先と見なされます。
  • メタデータの問い合わせ先、連絡先の住所 - ドロップダウン リストから [住所タイプ] オプションを選択します。 [市区町村][都道府県名]、および [郵便番号] の各テキスト ボックスに該当するテキストを入力します。 必要に応じて、[住所] テキスト ボックスにストリート住所を入力します。
  • メタデータの問い合わせ先、問い合わせ先の電話番号 - [電話番号] テキスト ボックスに電話番号を入力します。
[リソース] > [詳細]
  • ステータス、進行状況 - [新しいステータス] をクリックして、[ステータス] ドロップダウン リストで適切な値をクリックします。
[リソース] > [範囲]
  • 空間ドメイン、境界座標 - [アイテム説明] ページで指定された境界四角形は、この [範囲] の見出しの下にも表示されます。
  • コンテンツの有効期間、最新基準 - [新しい範囲] をクリックして、[説明] テキスト ボックスに説明と不明な点を入力します。
  • コンテンツの有効期間、単一の日付/時間または複数の日付/時間または日付/時間の範囲 - [範囲] の見出しの下にある [新しい時間範囲] または [新しい即時範囲] を必要な数だけクリックして、日付範囲または個々の日付を指定します。 カレンダー ボタンをクリックして、適切な日付を選択します。 重要な情報の場合は、時刻を追加します。
[情報資源] > [管理]
  • ステータス、保守と更新の頻度 - [更新の頻度] ドロップダウン リストで適切な値をクリックします。
[リソース] > [制約]
  • 利用制限 - [アイテム説明] ページで指定された利用制限は、この [一般制限] の見出しの下にも表示されます。
  • アクセス制約 - アクセス制約がある場合は、[新しい法的制約] をクリックし、[新しいその他の制約] をクリックして、[その他の制約] テキスト ボックスに制約を入力します。 このアイテムに関連付けられたアクセス制約がない場合は、[その他の制約] テキスト ボックスをページに追加しないでください。

ArcGIS メタデータ エディターの使用

ArcGIS メタデータ エディターを使用して FGDC CSDGM メタデータ規格の要件を満たすメタデータを作成するには、以下の手順に従います。

  1. メタデータ ビューでアイテムのメタデータを編集します。
    メタデータ ビューに、ArcGIS メタデータ編集の [必須のメタデータ] ページが表示されます。
  2. メタデータ ビューの幅を調節して、3 列をすべて表示します。

    ArcGIS メタデータ エディターの必須のメタデータ ページには 3 つの列があり、3 番目の列に必須エレメントがリストされます。

  3. メタデータ エディターの 3 番目の列にある [必須] タブをクリックします。
  4. [必須] タブに表示され、緑のチェック マークが付いていないメタデータ エレメントをすべてクリックし、適切なコンテンツを入力します。

    適切な値を入力すると、リスト内のメタデータ エレメントに緑色のチェックマークが表示されます。

  5. 必要に応じて、変更内容を適用または保存します。

    アイテムのメタデータを作成するには多少時間がかかることがあります。 必須情報を入力しなくても、変更内容を保存して、後で残りを完了させることができます。 次回このプロジェクトを操作するときにメタデータ ビューを開くと、最後に操作したページが表示されます。

  6. 操作が完了したら、メタデータ ビューを閉じます。

現在のメタデータ スタイルで必要なメタデータ エレメントが、メタデータ エディターの 3 番目の列にある [必須] タブにリストされています。 メタデータ エレメントが表示されるカードの名前がエレメント名の下に表示されています。 一部のエレメントは複数のカードに含まれています。

以下の表の各行では、CSDGM メタデータの最小必須エレメントの 1 つについて説明しています。 ArcGIS メタデータ エディターでのエレメント名とともに、そのエレメントが存在するメタデータ エディターのページとカードが示されています。 要件列で、同じメタデータ エレメントは CSDGM で使用されている名前によって識別されます。

注意:

現行バージョンの ArcGIS AllSource では、FGDC CSDGM メタデータ スタイルの [必須] タブに表示されるエレメントのリストは完全なものではありませんが、 CSDGM のすべての最小必須エレメントが以下の表に含まれています。 一部の情報は、[すべてのメタデータ] ページの適切な場所に移動して入力する必要があります。 メタデータ エレメントが [必須] タブにはリストされているが以下の表には含まれていない場合、FGDC CSDGM メタデータ スタイルを使用する際にそのメタデータ エレメントはスキップできます。

ArcGIS メタデータ エディターの必須エレメントのリストFGDC CSDGM の要件

[タイトル] - [必須のメタデータ] ページのアイテム説明カードまたは引用のタイトル カード

引用、タイトル - [タイトル] テキスト ボックスにアイテムのわかりやすいタイトルを入力します。

[サマリー (目的)] - [必須のメタデータ] ページのアイテム説明カード

説明、目的 - [サマリー (目的)] テキスト ボックスに目的を入力します。

[説明 (要約)] - [必須のメタデータ] ページのアイテム説明カード

説明、要約 - [説明 (要約)] テキスト ボックスに要約を入力します。

[利用条件 (利用制限)] - [必須のメタデータ] ページのアイテム説明カード

利用制限 - 利用制限がある場合は、[利用条件 (利用制限)] テキスト ボックスに利用制限の説明を入力します。

このアイテムに関連付けられた利用制限がない場合は、このテキスト ボックスに情報を追加しないでください。

[主題キーワード] - [必須のメタデータ] ページの主題キーワード カード

キーワード、主題、主題キーワード - [主題キーワード] コントロールにキーワードを入力し、Tab キーを押します。 すべてのキーワードが入力されるまでこのステップを繰り返します。

[主題キーワード シソーラス] - [すべてのメタデータ] ページの [概要] > [キーワード] > [主題キーワード] > [キーワードのシソーラス] セクション、シソーラスのタイトル カード

キーワード、主題、主題キーワード シソーラス - 前の手順で入力した主題キーワードがシソーラスからの主題キーワードの場合、主題キーワード カードの下部にある [主題キーワード] リンクをクリックします。 [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページが選択され、このページが開いて主題キーワード カードが表示されます。 メタデータ エディターの 1 列目にある [概要] > [キーワード] > [主題キーワード] セクションで、[キーワードのシソーラス] セクションをクリックします。 上部にある [セクションの追加] をクリックし、シソーラスのタイトル カードを追加します。 [タイトル] テキスト ボックスにシソーラスの名前を入力します。

シソーラスから取得されたキーワードではない場合、キーワード シソーラス情報を追加しないでください。

別のシソーラスに関連付けられているその他の主題キーワードがある場合、1 列目にある [概要] > [キーワード] > [主題キーワード] セクションをクリックします。 上部にある [別のセクションの追加] をクリックします。 新しい [主題キーワード (2)] セクションとその主題キーワード カードが追加されます。 適切なキーワードのセットを入力し、上記の手順に従って、これらのキーワードが定義されているシソーラスを指定します。

[公開日] - [必須のメタデータ] ページの引用の日付カード

引用、公開日 - [公開日] 日付コントロールの [カレンダー] ボタンをクリックし、適切な日付を選択します。 重要な情報の場合は、時刻を追加します。 現在の日時を挿入するには、日時コントロールの横にある [現在] ボタンをクリックします。

[個人名] / [組織] / [役職] - [必須のメタデータ] ページの引用の問い合わせ先カード

引用、作成者 - 引用の問い合わせ先がメタデータ エディターによって自動的に追加されます。 この問い合わせ先の [役割] ドロップダウン リストでは [作成者] 役割が事前に選択されています。 そのアイテムを開発した個人または組織を識別する適切な値を [個人名] または [組織] テキストボックスに入力します。 FGDC CSDGM メタデータでは、アイテムの作成者の詳細な問い合わせ先情報を入力する必要はありません。

アイテムの開発に別の個人または組織が協力した場合は、カードの下部にある [引用の問い合わせ先] リンクをクリックします。 [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページが選択され、このページが開いて引用の問い合わせ先カードが表示されます。 上部にある [別のセクションの追加] をクリックします。 [引用の問い合わせ先 (2)] セクションとその引用の問い合わせ先カードが追加されます。 個人名または組織名を入力し、[役割] ドロップダウン リストで [作成者] をクリックします。

[更新頻度] - [必須のメタデータ] ページの管理カード

ステータス、保守と更新の頻度 - [更新の頻度] ドロップダウン リストで適切な値をクリックします。

[個人名] / [組織] / [役職] - [必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カード

メタデータの問い合わせ先 - そのアイテムの代表問い合わせ先担当者/組織を識別する適切な値を [個人名] または [組織] テキストボックスに入力します。

個人名または組織名を入力すると、[必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カードにもう一方のテキスト ボックス ([個人名] または [組織]) は表示されなくなります。 個人名とその組織を入力するには、このカードの下部にある [メタデータの問い合わせ先] リンクをクリックします。 [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページが選択され、このページが開いてメタデータの問い合わせ先カードが表示されます。 [個人名] または [組織] テキスト ボックスにもう一方の名前を入力します。

代表問い合わせ先担当者/組織の情報 - 個人または組織を 1 つだけ入力した場合、その個人または組織が代表問い合わせ先と見なされます。 個人と組織の両方を入力した場合、組織が代表問い合わせ先と見なされます。

[役割] - [必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カード

メタデータの問い合わせ先 - [役割] ドロップダウン リストで [問い合わせ先] をクリックします。

[住所タイプ] - [必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カード

メタデータの問い合わせ先、連絡先の住所、住所タイプ - [住所タイプ] ドロップダウン リストからメタデータの問い合わせ先住所のタイプを選択します。

[市区町村] - [必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カード

メタデータの問い合わせ先、連絡先の住所、市区町村 - [市区町村] テキスト ボックスに、メタデータの問い合わせ先の住所の市区町村を入力します。

[都道府県] - [必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カード

メタデータの問い合わせ先、連絡先の住所、都道府県 - [都道府県名] テキスト ボックスに、メタデータの問い合わせ先の住所の都道府県を入力します。

[郵便番号] - [必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カード

メタデータの問い合わせ先、連絡先の住所、郵便番号 - [郵便番号] テキスト ボックスに、メタデータの問い合わせ先の住所の郵便番号を入力します。

注意:

メタデータの問い合わせ先、連絡先の住所、住所 - 一部の地域ではストリート住所や番地なしで郵便を配達できるため、CSDGM でこれらは必須ではありません。 ストリート エレメントは必須ではないため、このメタデータ スタイルではストリート エレメントは [必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カードに表示されません。 この情報を入力するには、このカードの下部にある [メタデータの問い合わせ先] リンクをクリックします。 [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページが選択され、このページが開いてメタデータの問い合わせ先カードが表示されます。 連絡先の住所カードまで下方スクロールします。 [ストリート] 見出しの下にある [追加] ボタンをクリックします。 [ストリート] テキスト ボックスに適切な情報を入力します。 必要に応じて、[追加] ボタンを再びクリックして [ストリート] テキスト ボックスを追加します。

[電話番号] - [すべてのメタデータ] ページ、[メタデータ情報] > [メタデータの問い合わせ先] セクション、連絡先情報カード

メタデータの問い合わせ先、問い合わせ先の電話番号 - [必須のメタデータ] ページのメタデータの問い合わせ先カードの下部にある [メタデータの問い合わせ先] リンクをクリックします。 [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページが選択され、このページが開いてメタデータの問い合わせ先カードが表示されます。 連絡先情報カードまで下方スクロールします。 [電話番号] テキスト ボックスに電話番号を入力します。

[ステータス] - [すべてのメタデータ] ページ、[品質] > [ステータス] セクション、ステータス カード

ステータス、進行状況 - [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページをクリックします。 メタデータ エディターの 1 列目にある [品質] セクションを展開し、[ステータス] セクションをクリックします。 上部にある [セクションの追加] をクリックし、ステータス カードを追加します。 [ステータス] ドロップダウン リストで適切な値をクリックします。

[地理範囲] - [すべてのメタデータ] ページ、[概要] > [範囲] > [範囲] セクション、地理範囲カード

空間ドメイン、境界座標 - [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページをクリックします。 メタデータ エディターの 1 列目にある [概要] > [範囲] セクションを展開し、そこに含まれている [範囲] セクションをクリックします。 予備の範囲カードが自動的に追加され、[セクション カードの追加] メニューがデフォルトで開きます。 [セクション カードの追加] メニューの [地理範囲] をクリックします。 [西][東][南][北] の各テキスト ボックスに座標を入力することで、そのアイテムのコンテンツが含まれる空間範囲を定義します。 または、[範囲の選択] ボタンをクリックし、マップ上に境界四角形を描画し、[保存] をクリックします。

[時間範囲] - [すべてのメタデータ] ページ、[概要] > [範囲] > [範囲 (2)] セクション、範囲カード

コンテンツの有効期間、最新さ基準 - [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページをクリックします。 メタデータ エディターの 1 列目にある [概要] > [範囲] セクションを展開し、そこに含まれている [範囲] セクションをクリックします。 地理範囲が上の行の手順に従ってすでに定義されている場合、既存の範囲カードの上にある [別のセクションの追加] をクリックします。 新しい [範囲 (2)] セクションとその範囲カードが追加されます。 [範囲の説明] テキスト ボックスに、このアイテムの時間情報の最新さ基準とそれに関連する不確実性の説明を入力します。

[時間範囲] - [すべてのメタデータ] ページ、[概要] > [範囲] > [範囲 (2)] セクション、範囲カード

コンテンツの有効期間、単一の日付/時間または複数の日付/時間または日付/時間の範囲 - 最新さの基準を入力した範囲カードで、カードの上部にある [セクション カードの追加] をクリックします。 [セクション カードの追加] メニューで、[時間範囲] をクリックして日付範囲を定義するか、[即時] をクリックして特定の日付を入力します。 日付範囲を定義する場合、[開始日時] または [終了日時] のカレンダー ボタンをクリックして日付を選択します。 特定の時刻を指定する場合、[即日] のカレンダー ボタンをクリックし、日付を選択します。 時刻の情報が重要な場合は、日付範囲または特定の日付に時刻を追加します。 現在の日時を挿入するには、日時コントロールの横にある [現在] ボタンをクリックします。

別の日付範囲または日付を入力するには、既存の日付範囲または時刻の下にある [別の範囲タイプを追加] をクリックし、[時間範囲] または [即時] を必要な数だけクリックします。

[地理範囲] - [すべてのメタデータ] ページ、[概要] > [制約] セクション、地理範囲カード

アクセス制約 - このアイテムにアクセス制約が関連付けられている場合は、アクセス制約を指定する必要があります。 [コンテンツ] ウィンドウで [すべてのメタデータ] ページをクリックします。 メタデータ エディターの 1 列目にある [概要] セクションを展開し、[制約] セクションをクリックします。 既存の一般制約カードで、[別のセクション カードの追加] をクリックし、[法的制約] をクリックします。 一般制約カードが存在しない場合、上部にある [セクション カードの追加] をクリックし、[法的制約] をクリックします。 法的制約カードで、[他の制約] 見出しの下にある [追加] ボタンをクリックします。 アクセス制限がある場合、[その他の制約] テキスト ボックスにその説明を入力します。

このアイテムに関連付けられたアクセス制約がない場合は、[その他の制約] テキスト ボックスをページに追加しないでください。

ArcGIS で CSDGM コンテンツを作成するベスト プラクティス

ArcGIS を使用すると、アイテムを記述する CSDGM に準拠した完全なメタデータ レコードを作成できます。 ただし、CSDGM の指示と、それに対応する情報を ArcGIS で指定する方法には、いくつかの違いがあります。 ベスト プラクティスに従うと、ArcGIS で作成したメタデータは正確でより簡単に管理できるようになり、将来的に、その他のメタデータ スタイルと形式への移行がシームレスになります。

不適切な値や不明な値

CSDGM では、必須エレメントの関連情報が不明または不適切な場合、そのエレメントに「なし」のテキストを指定するように指示しています。 たとえば、キーワードを指定するとき、シソーラスは使用していなくても指定する必要があります。 アイテムにアクセス制約や利用制約が関連付けられていない場合も、同じプラクティスを使用します。 日付と時刻には、「不明」や「未公開マテリアル」などのテキストも使用できます。

メタデータ エレメントの値が不明または不適切な場合、その値は空白のままにしておきます。 ArcGIS でメタデータを編集するとき、メタデータ エレメントのテキスト ボックスに「なし」という値は指定しないでください。

ArcGIS プラットフォームの他のアプリケーションを使用してメタデータを FGDC CSDGM 形式の XML ファイルにエクスポートするとき、これらのエレメントはその時点で「なし」または「不明」の値で自動的に追加されます。 他のメタデータ規格にも同様の要件がありますが、必須と見なされるエレメントや、エクスポートされる XML ファイルで値の不確定性または欠如を示す方法は異なります。 各スタイルのエクスポーターが状況を適切に処理します。

メタデータ スタイルで定義されるコンテンツ

メタデータ スタイルは、特定のメタデータ規格またはプロファイルをサポートするように ArcGIS を構成します。 通常、それぞれのメタデータ規格には、準拠する規格の名前とバージョンやメタデータ コンテンツの記録方法などを記録するメタデータ エレメントがあります。 各スタイルのエクスポーターが状況を適切に処理します。 ArcGIS プラットフォームの他のアプリケーションを使用してメタデータを FGDC CSDGM 形式の XML ファイルにエクスポートするとき、必須のメタデータ標準名エレメントとメタデータ標準バージョン エレメントがメタデータ時刻種別エレメントとともに、その時点で追加されます。

日時

CSDGM では、日付と時刻の一部を指定したり、期間を説明するテキストを使用したりできます。 一方、ArcGIS メタデータでは、すべての日付は年、月、日が必要で、すべての時刻は時間、分、秒を含んでいる必要があります。 日付と時刻がわからない場合は、年の開始から終了など、日付の範囲を指定する方法があります。 または、実際の日付が不明な場合は月の最初の日を指定したり、年だけがわかっている場合は 1 月 1 日を指定する方法もあります。 使用できる場合は、日付の範囲を推奨します。

コード リスト値

CSDGM は元々、テキストのメタデータ ドキュメントを記述するために設計されました。 多くのメタデータ エレメントにはドメインがあり、値として指定セットの 1 つや自由形式のテキストを使用できます。 既存の CSDGM 形式のメタデータでは、これらのエレメントには、同じ意味を表す複数のフレーズが含まれていることがよくあります。 他の規格にある同等のメタデータ エレメントは通常、コード リストと関連付けられています。コード リストは、特定の概念を明確に伝達するコード値のセットです。 コード リストに自由形式のテキストは使用できません。

ArcGIS では、関連付けられているメタデータ エレメントは、コード リストを使用します。 別の ArcGIS アプリケーションを使用して FGDC CSDGM メタデータをアップグレードまたはインポートするとき、可能ならば、指定されたテキストがコード値と照合されます。 候補のフレーズのスペルが誤っていた場合、別のフレーズが使用されている場合、または候補の値が結合されている場合は、元のテキストの意味がコード値と同じでも、照合される可能性が低くなります。 アイテムのメタデータを編集するとき、編集のドロップダウン リストから適切な値を選択します。

編集できない、または編集してはならないコンテンツ

ほとんどのアイテムの場合、ArcGIS が必要に応じて、アイテム固有のプロパティをそのメタデータに自動的に記録します。 たとえば、アイテムの空間参照が設定されている場合、その空間参照の詳細はメタデータに記録されます。 詳細な空間参照プロパティを、メタデータ ビューで手動で編集することはできません。 これにより、メタデータはアイテムの実際の空間参照を反映したものになります。 他のメタデータ スタイルを使用して、同期をサポートしていないアイテムに対して、アイテムの空間参照に関する情報を手動で入力することはできますが、この場合は空間参照識別子を必ず指定する必要があります。 空間参照のプロパティは、その識別子で固定化されるため、定義されている適切なレジストリで調べることができます。個々の空間参照パラメーターが、アイテムのメタデータに手動で入力されることはありません。

アイテムのフィーチャ数、ラスター サイズ、属性ラベルなど、他のプロパティの場合、ArcGIS でメタデータを編集するときに、アイテムから取得した情報を変更することは可能です。 ただし、これらの値は変更しないでください。 これらの値がメタデータ ビューで編集されない限り、アイテムのプロパティが変更されると、値は ArcGIS によって更新され、値の正確性が保たれます。 たとえば、アイテムのメタデータで属性を指定したが、その名前がアイテムの属性テーブル内のフィールド名と一致しない場合、アイテム固有のプロパティと次回同期されるときに、その属性はアイテムのメタデータから削除されます。

ArcGIS メタデータ エディターは、メタデータが最後に更新された日付として、現在日付を自動的に入力します。 通常、この値は変更しないでください。ただし、たとえば、アーカイブされたアイテムを説明するメタデータを記述している場合、メタデータ コンテンツが元々作成された日付を反映するように、メタデータ日付を変更することができます。

アイテムの取得方法の説明

複数のメタデータ規格を適切にサポートするために、ArcGIS メタデータと CSDGM では、一部の情報の編成が異なります。 アイテムを取得するためのすべての方法や形式を記述する場合、CSDGM にはさまざまなオプションがあります。この情報を整理する方法は、組織によってさまざまです。 アイテムが提供されるデータ形式およびバージョン、使用に必要なソフトウェア、配布される媒体などは、アイテムのメタデータが更新されるよりも通常、高頻度に変更されます。 ほとんどの場合、組織サイトには、アイテムを直接使用、ダウンロード、注文できる Web ページがあります。 可能な限り、これらのページへのリンクを指定してください。 時間の経過に伴い、この方法で作成されたメタデータは、読み取りや保守が簡単になり、配布情報を 1 か所だけで管理できます。

アイテムを組織のポータルで共有する場合や、オンラインの別の場所から直接使用できる場合は、そのアイテムに直接移動できる URL を指定します。 アイテムの CSDGM 引用オンライン リンクは、そのアイテムの ArcGIS メタデータ内の配布、デジタル交換オプション、オンライン リソース、リンクの各エレメントに対応しています。 その他の配布情報は、特にポータルで共有されるアイテムには必要ありません。アイテム詳細ページは、法律情報やアイテムのダウンロードのサポートなどを提供しています。 物理メディアを配布する方法をアイテムのメタデータで記述する必要がある場合、これはアイテムの ArcGIS メタデータのデジタル交換オプション、オフライン媒体、メディア形式の各エレメントに対応しています。 サポートされる各メディア タイプについて記述するデジタル交換オプション セクションをそれぞれ追加します。 この情報を追加するときに使用するメタデータ エディターに応じて、次の手順に従います。

  • ArcGIS AllSource クラシック メタデータ エディターでは、[配布] ページで、[新しいデジタル交換オプション] をクリックし、[新しいオンライン情報資源] をクリックして、[リンク] テキスト ボックスに URL を入力します。 オフライン媒体を介して情報資源を取得する方法について記述するには、[新しいデジタル交換オプション] をクリックして、[オフライン媒体] の見出しをクリックします。 [メディア形式] ドロップダウン リストをクリックして、適切なデジタルまたはハードコピー メディア コードをクリックします。
  • ArcGIS メタデータ エディターでは、メタデータ エディターの 1 列目にある [配布] セクションを展開し、[デジタル交換オプション] セクションをクリックします。 上部にある [セクションの追加] をクリックします。 オンライン配布セクションが新たに追加されます。 1 列目にある [オンライン配布] セクションをクリックし、上部にある [セクションの追加] をクリックしてオンライン配布カードを追加します。 [アクセス リンク/URL] テキスト ボックスに URL を入力します。 オフライン媒体を介して情報資源を取得する方法について記述するには、メタデータ エディターの 1 列目にある [デジタル交換オプション] セクションをクリックします。 [メディア名] ドロップダウン リストをクリックし、適切なデジタルまたはハードコピー メディア コードをクリックします。

アイテムのメタデータに詳細な配布情報を指定する必要がある場合、明快かつ簡潔にする必要があります。 各配布者は、アイテムの注文に 1 つのプロセスを持つ必要があります。 配布者への問い合わせ方法を指定し、発注手順について説明する情報を追加します。 可能な場合、残りの情報が見つかるオンラインの場所へのリンクを指定します。 この情報を追加するときに使用するメタデータ エディターに応じて、次の手順に従います。

  • ArcGIS AllSource クラシック メタデータ エディターでは、[配布] ページで、[新しい配布者] をクリックします。 既存の問い合わせ先を読み込むか、[新しい問い合わせ先] をクリックして組織への連絡方法を示します。 既存の問い合わせ先を読み込むか、[新しい問い合わせ先] をクリックして組織への連絡方法を示します。 [新しい発注手順] をクリックし、この配布者への発注方法を指定します。
  • ArcGIS メタデータ エディターでは、メタデータ エディターの 1 列目にある [配布] セクションを展開し、[配布者] セクションをクリックします。 上部にある [セクションの追加] をクリックし、配布者カードを追加します。 配布者カードで、組織への問い合わせ方法を指定します。 [発注手順] 見出しまで下方スクロールし、[追加] ボタンをクリックして発注手順カードを追加します。 発注手順カードに、この配布者への発注方法を示す情報を追加します。

配布者を指定した場合、アイテムの共有に関する法律情報を説明する CSDGM の配布責任エレメントが必要です。 ArcGIS メタデータで、このコンテンツはアイテムの [法的制約] セクション内の利用制限エレメントを使用して提供されます。 この情報を追加するときに使用するメタデータ エディターに応じて、次の手順に従います。

  • ArcGIS AllSource クラシック メタデータ エディターでは、[情報資源] > [制約] ページをクリックします。 [新しい法的制約] または既存の [法的制約] の見出し (あれば) をクリックします。 [新規使用制限] をクリックし、[利用制限] テキスト ボックスに適切な情報を入力します。
  • ArcGIS メタデータ エディターでは、メタデータ エディターの 1 列目にある [概要] セクションを展開し、[制約] セクションをクリックします。 既存の法的制約カードで、[利用制限] 見出しの下の [追加] ボタンをクリックします。 [利用制限] テキスト ボックスに適切な情報を入力します。

FGDC CSDGM XML 形式へのメタデータのエクスポート

ArcGIS プラットフォーム外のユーザーや組織にアイテムに関する情報を提供するため、アイテムのメタデータを FGDC CSDGM XML 形式のスタンドアロン メタデータ ファイルにエクスポートできます。 ArcGIS AllSource が FGDC CSDGM メタデータ スタイルを使用するように設定されている場合、アイテムのメタデータはデフォルトで CSDGM XML 形式にエクスポートされます。 別のメタデータ スタイルを使用している場合でも、ドロップダウン リストからメタデータを選択して、この形式でメタデータをエクスポートすることができます。

  1. リボンの [カタログ] タブにある [メタデータ] グループで、[エクスポート] エクスポートをクリックします。

    [メタデータのエクスポート] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [エクスポートするメタデータ コンテンツ] ドロップダウン リストをクリックし、エクスポート処理中にアイテムのメタデータからフィルター処理するコンテンツの量をクリックします。
    • [すべてのサポートされているコンテンツ] - アイテムのメタデータはフィルター処理されません。
    • [コンピューター名なし] - アイテムのメタデータ コンテンツがフィルター処理され、存在する可能性のあるコンピューター名がすべて削除されます。コンピューター名が見つかったコンテキストに応じて、適切な処理が実行されます。メタデータ エレメントを削除してもドキュメントが無効にならない場合はメタデータ エレメントが削除されます。無効になる場合は UNC パスの先頭からコンピューター名が削除されるか、値が変更されて場所が保留されていることが認識されます。
    • [機密情報なし] - コンピューター名は上記のようにフィルター処理されます。さらに、ローカル ファイル パス、ネットワーク ファイル パス、http または https アドレス以外のインターネット アドレスも同様に削除されます。オペレーティング システム情報、データベース情報、およびジオプロセシング履歴も削除されます。
  3. FGDC CSDGM 形式が選択されていない場合は、[エクスポートするメタデータのタイプ] ドロップダウン リストをクリックし、[FGDC CSDGM] をクリックします。
  4. [メタデータのエクスポート先] テキスト ボックスで作成する XML ファイルの場所と名前を参照または入力します。
  5. [OK] をクリックします。

    フィルター処理された ArcGIS メタデータ エレメントは適切な FGDC CSDGM メタデータ エレメントに照合され、そのコンテンツは FGDC CSDGM 形式の XML ファイルに転送されます。 ArcGIS メタデータには、FGDC CSDGM 標準に含まれていないサムネイルなどのコンテンツが含まれています。このコンテンツを FGDC CSDGM 形式の XML ファイルに含めることはできません。