詳細レベルの生成 (Generate Level of Detail) (データ管理)

サマリー

適切に定義された詳細レベルを持つ新しいシーン レイヤー パッケージを生成します。

最精細の詳細レベルのみが保持され、それ以外の詳細レベルは破棄されます。 最精細の詳細レベルはタイルに再分類され、そこから粗い詳細レベルが新たに生成されます。

使用法

  • このツールは、サードパーティ ソフトウェアから生成された、不適切に定義された詳細レベルを持つ 3D メッシュ シーン レイヤー パッケージに使用します。 これには、他のアプリケーションから生成された単一の詳細レベルを持つシーン レイヤー パッケージが含まれます。

  • 元の OSGB (OpenSceneGraph binary) データに詳細レベルが不足しているか、詳細レベルの定義が適切ではない場合は、このツールを [3D メッシュ シーン レイヤー コンテンツの作成 (Create Integrated Mesh Scene Layer Content)] ツールの出力とあわせて使用します。

  • 3D メッシュは、サポートされる唯一のシーン レイヤー タイプです。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力データセット

入力 3D メッシュ シーン レイヤー パッケージ。

File
出力データセット

出力シーン レイヤー パッケージ。

File
テクスチャの最適化
(オプション)

シーン レイヤー パッケージを使用するターゲット プラットフォームに従って最適化されるテクスチャを指定します。

注意:

KTX2 を含む最適化では、処理に多大な時間がかかることがあります。 結果の処理を最速化するには、[デスクトップ] または [なし] オプションを使用します。

  • すべてJPEG、DXT、KTX2 を含め、すべてのテクスチャ形式が、デスクトップ、Web、およびモバイル プラットフォームで使用するために最適化されます。
  • デスクトップWindowsLinuxMac でサポートされるテクスチャ (JPEG や DXT を含む) が、Windows 上の ArcGIS AllSource クライアントと、WindowsLinuxMac 上の ArcGIS Maps SDKs デスクトップ クライアントで使用するために最適化されます。 これがデフォルトです。
  • モバイルAndroid および iOS でサポートされるテクスチャ (JPEG や KTX2 を含む) が、ArcGIS Maps SDKs モバイル アプリケーションで使用するために最適化されます。
  • なしJPEG テクスチャが、デスクトップおよび Web プラットフォームで使用するために最適化されます。
String

arcpy.management.GenerateLevelOfDetail(in_dataset, out_dataset, {texture_optimization})
名前説明データ タイプ
in_dataset

入力 3D メッシュ シーン レイヤー パッケージ。

File
out_dataset

出力シーン レイヤー パッケージ。

File
texture_optimization
(オプション)

シーン レイヤー パッケージを使用するターゲット プラットフォームに従って最適化されるテクスチャを指定します。

注意:

KTX2 を含む最適化では、処理に多大な時間がかかることがあります。 結果の処理を最速化するには、Desktop または None オプションを使用します。

  • AllJPEG、DXT、KTX2 を含め、すべてのテクスチャ形式が、デスクトップ、Web、およびモバイル プラットフォームで使用するために最適化されます。
  • DesktopWindowsLinuxMac でサポートされるテクスチャ (JPEG や DXT を含む) が、Windows 上の ArcGIS AllSource クライアントと、WindowsLinuxMac 上の ArcGIS Maps SDKs デスクトップ クライアントで使用するために最適化されます。 これがデフォルトです。
  • MobileAndroid および iOS でサポートされるテクスチャ (JPEG や KTX2 を含む) が、ArcGIS Maps SDKs モバイル アプリケーションで使用するために最適化されます。
  • NoneJPEG テクスチャが、デスクトップおよび Web プラットフォームで使用するために最適化されます。
String

コードのサンプル

GenerateLevelOfDetail の例 (Python ウィンドウ)

次のスクリプトは、Python ウィンドウでの GenerateLevelOfDetail 関数の使用方法を示しています。

import arcpy
arcpy.management.GenerateLevelOfDetail(
    in_dataset=r"C:\test\mesh.slpk",
    out_dataset=r"C:\test\meshLOD.slpk",
    texture_optimization="Desktop"
)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

関連トピック