WFS → フィーチャクラス (WFS to Feature Class) (変換)

サマリー

WFS (Web Feature Service) からフィーチャ タイプをジオデータベースのフィーチャクラスにインポートします。

使用法

  • フィーチャをシンプルな WFS サービスまたは複雑な WFS サービスからダウンロードします。

  • [WFS サーバー] パラメーターに対して URL を指定すると、サーバーから公開されたすべてのフィーチャ タイプが [抽出するフィーチャ タイプの選択] パラメーターのオプションに対してリストされます。 学校、道路および土地区画の WFS フィーチャ タイプは、その例です。

  • デフォルトでは、WFS ソースからのすべてのフィーチャがフィーチャクラスに追加されます。 フィーチャをユーザー定義範囲と交差するものだけに制限するには、出力範囲環境を使用します。 また、環境設定値のジオデータベース設定値セクションを使用して、出力データのコンフィグレーション キーワードを指定することもできます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
WFS サーバー

ソース WFS サービスの URL (たとえば、http://sampleserver6.arcgisonline.com/arcgis/services/SampleWorldCities/MapServer/WFSServer?)。 入力が複雑な WFS サービス ([複雑な WFS サービス] パラメーターがオン) である場合、.xml ファイルのパスを使用することもできます。

String
抽出するフィーチャ タイプの選択

入力 WFS サービスから抽出する WFS レイヤーの名前。

String
出力場所

出力フィーチャクラスまたはジオデータベースの場所。

入力が Simple WFS サービスである場合、出力場所をジオデータベースまたはジオデータベース内のフィーチャ データセットにすることができます。 出力先がフィーチャ データセットのときは、座標がソース座標系からフィーチャ データセットの座標系に変換されます。

入力が複雑な WFS サービスである場合、出力場所はフォルダーである必要があります。

Workspace; Feature Dataset; Folder
名前

出力フィーチャクラスまたはジオデータベースの名前。

入力がシンプルな WFS サービスである場合、この名前は、フィーチャクラスを出力場所に作成するときに使用されます。 そのフィーチャクラス名がすでにジオデータベースに存在する場合、その名前は自動で増加します。 デフォルトでは、フィーチャ タイプの名前が使用されます。

入力が複雑な WFS サービスである場合、この名前は、ジオデータベースを出力場所に作成するときに使用されます。

String
複雑な WFS サービス
(オプション)

[WFS サービス] パラメーター値が複雑な WFS サービスであるかどうかを指定します。

  • オン - WFS サービスは複雑な WFS サービスです。
  • オフ - WFS サービスは複雑な WFS サービスではありません。 これがデフォルトです。

Boolean
最大フィーチャ
(オプション)

返すことができるフィーチャの最大数。 デフォルトは 1000 です。

Long
メタデータの公開
(オプション)

メタデータ テーブルをサービスから作成するかどうかを指定します。 これは、複雑な WFS サービスにのみ適用できます。

  • オン - メタデータ テーブルが出力ジオデータベースに作成されます。
  • オフ - メタデータ テーブルが出力ジオデータベースに作成されません。 これがデフォルトです。

Boolean
XY 軸の順序をスワップ
(オプション)

出力フィーチャクラスの x,y 軸の順序をスワップするかどうかを指定します。 一部の WFS サービスではサーバー側で x,y 座標の順序がスワップされおり、フィーチャクラスの表示が不正になっていることがあります。

  • オン - x,y 軸の順序がスワップされます。
  • オフ - x,y 軸の順序がスワップされますせん。 これがデフォルトです。

Boolean
ページ サイズ
(オプション)

WFS サービスからフィーチャをダウンロードするときに使用されるページ サイズ。 デフォルトは 100 です。

サーバーによっては、一度にリクエストできるフィーチャの数が制限されたり、1 つのリクエストで多数のフィーチャをリクエストしたときにサーバーのパフォーマンスが低下したりすることがあります。 このパラメーターを使用すると、複数のページで少数のフィーチャをリクエストして、サーバーのタイムアウトや最大フィーチャ数制限を回避することができます。

このパラメーターは、startIndex および count WFS パラメーターをサポートするシンプルな WFS 2.0 サービスにのみ適用されます。 旧バージョンの WFS (1.1.0、1.0.0) の場合、このパラメーターは無視されます。

Long

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力フィーチャクラス

Simple WFS サービスを変換する場合の出力フィーチャクラス。

Feature Class
出力ワークスペース

Complex WFS サービスを変換する場合の出力ファイル ジオデータベース。

Workspace

arcpy.conversion.WFSToFeatureClass(input_WFS_server, WFS_feature_type, out_path, out_name, {is_complex}, {max_features}, {expose_metadata}, {swap_xy}, {page_size})
名前説明データ タイプ
input_WFS_server

ソース WFS サービスの URL (たとえば、http://sampleserver6.arcgisonline.com/arcgis/services/SampleWorldCities/MapServer/WFSServer?)。 入力が複雑な WFS サービス (is_complexCOMPLEX に設定) である場合、.xml ファイルのパスを使用することもできます。

String
WFS_feature_type

入力 WFS サービスから抽出する WFS レイヤーの名前。

String
out_path

出力フィーチャクラスまたはジオデータベースの場所。

入力が Simple WFS サービスである場合、出力場所をジオデータベースまたはジオデータベース内のフィーチャ データセットにすることができます。 出力先がフィーチャ データセットのときは、座標がソース座標系からフィーチャ データセットの座標系に変換されます。

入力が複雑な WFS サービスである場合、出力場所はフォルダーである必要があります。

Workspace; Feature Dataset; Folder
out_name

出力フィーチャクラスまたはジオデータベースの名前。

入力がシンプルな WFS サービスである場合、この名前は、フィーチャクラスを出力場所に作成するときに使用されます。 そのフィーチャクラス名がすでにジオデータベースに存在する場合、その名前は自動で増加します。 デフォルトでは、フィーチャ タイプの名前が使用されます。

入力が複雑な WFS サービスである場合、この名前は、ジオデータベースを出力場所に作成するときに使用されます。

String
is_complex
(オプション)

input_WFS_server パラメーター値が複雑な WFS サービスであるかどうかを指定します。

  • COMPLEXWFS サービスは Complex WFS サービスです。
  • NOT_COMPLEXWFS サービスは複雑な WFS サービスではありません。 これがデフォルトです。
Boolean
max_features
(オプション)

返すことができるフィーチャの最大数。 デフォルトは 1000 です。

Long
expose_metadata
(オプション)

メタデータ テーブルをサービスから作成するかどうかを指定します。 これは、複雑な WFS サービスにのみ適用できます。

  • EXPOSE_METADATAメタデータ テーブルが出力ジオデータベースに作成されます。
  • DO_NOT_EXPOSEメタデータ テーブルが出力ジオデータベースに作成されません。 これがデフォルトです。
Boolean
swap_xy
(オプション)

出力フィーチャクラスの x,y 軸の順序をスワップするかどうかを指定します。 一部の WFS サービスではサーバー側で x,y 座標の順序がスワップされおり、フィーチャクラスの表示が不正になっていることがあります。

  • SWAP_XYx,y 軸の順序がスワップされます。
  • DO_NOT_SWAP_XYx,y 軸の順序がスワップされません。 これがデフォルトです。
Boolean
page_size
(オプション)

WFS サービスからフィーチャをダウンロードするときに使用されるページ サイズ。 デフォルトは 100 です。

サーバーによっては、一度にリクエストできるフィーチャの数が制限されたり、1 つのリクエストで多数のフィーチャをリクエストしたときにサーバーのパフォーマンスが低下したりすることがあります。 このパラメーターを使用すると、複数のページで少数のフィーチャをリクエストして、サーバーのタイムアウトや最大フィーチャ数制限を回避することができます。

このパラメーターは、startIndex および count WFS パラメーターをサポートするシンプルな WFS 2.0 サービスにのみ適用されます。 旧バージョンの WFS (1.1.0、1.0.0) の場合、このパラメーターは無視されます。

Long

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_feature_class

Simple WFS サービスを変換する場合の出力フィーチャクラス。

Feature Class
out_gdb

Complex WFS サービスを変換する場合の出力ファイル ジオデータベース。

Workspace

コードのサンプル

WFSToFeatureClass の例 1 (スタンドアロン スクリプト)

次のスクリプトは、スタンドアロン スクリプトで WFSToFeatureClass 関数を使用する方法を示しています。


# Name: WFSToFeatureClass_example1.py
# Description: Create a feature class from a WFS service

# Import arcpy module
import arcpy

# Set local variables
wfs_service = "http://sampleserver6.arcgisonline.com/arcgis/services/SampleWorldCities/MapServer/WFSServer?request=GetCapabilities&service=WFS"
wfs_featuretype = "cities"
out_location = "C:/Data/Default.gdb"
out_name = "SampleWorldCities"

# Run the WFSToFeatureClass tool
arcpy.conversion.WFSToFeatureClass(wfs_service, wfs_featuretype, out_location, out_name)
WFSToFeatureClass の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスクリプトは、WFSToFeatureClass 関数を使用し、範囲環境を使って出力を指定された地理範囲に制限する方法を示しています。


# Name: WFSToFeatureClass_example2.py
# Description: Create a feature class from a WFS service and use extent environment

# Import arcpy module
import arcpy

# Use arcpy.EnvManager to set the extent to be used by the tool
with arcpy.EnvManager(extent=arcpy.Extent(9.3385, 45.7384250210615, 17.2915, 49.7115749789385, spatial_reference=arcpy.SpatialReference('GCS_WGS_1984'))):
    arcpy.conversion.WFSToFeatureClass(
        input_WFS_server="http://sampleserver6.arcgisonline.com/arcgis/services/SampleWorldCities/MapServer/WFSServer",
        WFS_feature_type="Cities",
        out_path=r"C:\MyProject\MyData.gdb",
        out_name="cities_use_extent",
        is_complex="NOT_COMPLEX",
        max_features=1000,
        expose_metadata="DO_NOT_EXPOSE",
        swap_xy="DO_NOT_SWAP_XY",
        page_size=100
    )

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