方向を表示するために、属性によってシンボルの回転を変更できます。 たとえば、天候観測データを表す矢印ポイント シンボルでは、風向を示すために回転を使用できます。
回転変数によって回転できるのは、ポイント フィーチャ レイヤーのポイント シンボル、または等級シンボルおよび比例シンボルを使用するポリゴン フィーチャのテンプレート (ポイント) シンボルのみです。 ライン フィーチャ レイヤーには、関連付けられた回転変数がありません。
自然な外観になるよう、指定した範囲内のランダムな値に回転を設定することもできます。 たとえば、海岸線近くの露出した岩を表すポイント シンボルの外観がさらに自然になるようランダムに回転させることができます。
回転変数をフィールドまたは式から設定
回転変数をフィールドまたは式に設定するには、次の手順を実行します。
- [コンテンツ] ウィンドウでフィーチャ レイヤーを選択します。
- [フィーチャ レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] をクリックします。
- [シンボル] ウィンドウの [属性によってシンボルを変更] タブ で [回転] 見出しを展開します。 2D レイヤーでは、操作対象は単一方向です。 シーンの 3D レイヤー カテゴリのレイヤーの場合は、[傾き (X)]、[ロール角 (Y)]、[方向 (Z)] の 3 つの軸のいずれの回転も指定できます。 3 つすべての軸の回転を同時に設定することもできますが、シーンで 3 つの変数値を識別するのは難しいのでご注意ください。
- [フィールド] メニューから数値フィールドを選択して、シンボルの回転を変更します。
- [フィールド] メニューから [<ランダム>] を選択し、回転角度の [最小] および [最大] を指定して、回転範囲を設定します。 シンボルをランダムに回転させることは、主題的でないレイヤーを多様に視覚化するのに適した方法です。
- 回転を決定する式を作成します。 [フィールド] メニューから [カスタム] を選択するか、[式の設定] ボタン をクリックして [式の設定] ダイアログ ボックスを開きます。 式を作成し、[確認] をクリックして整合チェックを実行します。 式が有効であっても、回転変数の有効な数値が返されない場合があります。 これを回避するには、数値フィールドのみを表示するよう [式の設定] ダイアログ ボックスをフィルタリングできます。
- [回転スタイル] で次のいずれかを選択します。
- [地理学] - 北方向のゼロから回転が始まり、回転は時計回りに計算されます。
- [数学] - 東方向のゼロから回転が始まり、回転は反時計回りに計算されます。 これがデフォルトです。
- 回転変数を削除するには、[フィールド] メニューから [<なし>] を選択します。
注意:
回転変数を式ではなくフィールドから読み取るよう変更した場合、式はレイヤーで保存されません。 [式の設定] ダイアログ ボックスから式を保存するには、変更する前に [エクスポート] をクリックします。