表現の最も簡単なレベルでは、空間データはポイント、ライン、エリア、またはラスターとして存在します。ただし、多くの場合、これらのフィーチャを属性と組み合わせて表現するには、単なる地理的位置以上に複雑な情報をエンコードすることを意味します。シンボル化では、フィーチャの場所とコンポーネントの両方をエンコードします。シンボル化には、フィーチャのディメンション、単一または複数インスタンスのどちらを表示する必要があるか、および説明の必要がある計測レベル間の相互作用が反映されます。シンボル化では、差異 (名目)、ランク (等級)、または計測値 (間隔または比率) を示すことができます。シンボル化はマップ上のさまざまな機能に対して実行できますが、明確かつ具体的で、マップを表示するユーザーにとってわかりやすいものである必要があります。多くの点で、シンボル化は意味を伝達するためのマップ フィーチャのコーディングと見なすことができます。
以下のテーブルは、フィーチャのシンボル化を変更してフィーチャに別の意味を与えることができるさまざまな方法を示しています。ダイアグラムは視覚変数を参照しています。視覚変数を使用して、シンボルを変更することで、意図したメッセージをサポートできます。シンボル形状のバリエーションは、定性的な差異を意味します。シンボル サイズのバリエーションは、定量的な差異を意味します。たとえば、さまざまなタイプのポイント フィーチャの位置を表示するには、タイプを定義する属性に基づいてポイント シンボルの形状を変化させます。代わりに、これらのポイントでの属性の大きさの違いを表示するには、シンボルのサイズを変化させます。これらの視覚変数は、長年のカートグラフィ コミュニケーションの歴史に基づいたものです。これらのガイドラインに従って、フィーチャの定性的および定量的プロパティを表すのに最適なシンボル特性を設定します。
視覚変数 | ポイント | ライン | エリア | 2.5D | True 3D |
---|---|---|---|---|---|
間隔 | |||||
サイズ | |||||
3 次元の高さ | 不可 | ||||
方向 | 非推奨 | ||||
形状 | 非推奨 | ||||
配列 | 非推奨 | ||||
値 | |||||
色相 | |||||
明度 | |||||
彩度 |
定性的および定量的な差異の表示
適切なメッセージを伝えるためのフィーチャの表現方法について賢明な選択をすることは、マップで情報を効果的に伝達するための鍵となります。たとえば、都市 (ポイント シンボルで表す) の人口規模の違いを示す場合は、ポイントを表すために使用するシンボルのサイズを変えようと思うかもしれません。大きいシンボルほど規模が大きいことを表します。これは、我々の目と脳が大きいシンボルの意味を小さいシンボルと比較して処理する方法です。また、線路と高速道路の違いを示す場合、ラインのサイズ (幅) を変えてもその違いがすぐにはわからないでしょう。その代わり、ラインの形状を変えると、2 つのフィーチャの違いが明確になることでしょう。
シンボルに意味を割り当てることは、通常、定量的な差異と定性的な差異 (つまり、サイズの差異とタイプの差異) のどちらを示すかを決めることを意味します。次の表に、フィーチャのタイプおよび何を示すかに応じてフィーチャを変更する際の、推奨方法に関するアドバイスを示します。いくつかの方法は他の方法よりも推奨されます。
定性的 | 定量的 | |
---|---|---|
ポイント | 推奨: 色相、形状 非推奨: 方向、配置 | 推奨: サイズ、値、明度 非推奨: 3 次元の高さ、サイズ |
ライン | 推奨: 色相、形状 非推奨: 配置 | 推奨: サイズ、間隔 非推奨: 3 次元の高さ、値、明度 |
エリア | 推奨: 色相、形状 非推奨: 方向、配置 | 推奨: 値、明度、彩度、サイズ 非推奨: 3 次元の高さ、色相 |
2.5D | 推奨なし | 推奨: 3 次元の高さ、明度、値 非推奨: 彩度 |
3D | 推奨: 方向、配置、形状 非推奨: 色相 | 推奨: 明度、値、彩度 非推奨: サイズ、間隔 |