SVG または SVGZ へのエクスポート

SVG は、Web 上で表示するために設計された XML ベースのファイル形式です。 SVG はベクター情報とラスター情報の両方を持つことができます。 一部の Web ブラウザーでは、SVG ファイルを表示するためにプラグインが必要な場合があります。また、古いバージョンのブラウザーでは、SVG ファイルをまったく表示できない可能性があります。 SVG はフォントの埋め込みをサポートしています。 圧縮された SVG ファイルを生成することもできます。 このオプションを有効にすると、ファイル拡張子は *.svgz に変わります。

.svg または .sgvz ファイルをエクスポートする際は、マップ ビューまたはレイアウト ビューがアクティブであることを確認してください。 [共有] タブで、アクティブ ビューに応じて [マップのエクスポート] マップのエクスポート または [レイアウトのエクスポート] レイアウトのエクスポート をクリックし、[エクスポート] ウィンドウを開きます。 [ファイル タイプ] パラメーターを [SVG] または [SVGZ] に変更します。 ファイルの名前と場所、その他のプロパティを設定し、[エクスポート] をクリックします。

注意:

一部のオプションは、マップまたはレイアウトにエクスポートする場合のみ使用できます。 マップをエクスポートする際は、マップ エクスポートのサイズを設定できます。 レイアウトをエクスポートする際は、グラフィックス範囲でクリップできます。

.svg または .svgz ファイルにエクスポートする際は、次のプロパティを使用できます。

プロパティ説明

非表示のレイヤーを含める

このプロパティをオンにすると、表示設定がオフのレイヤーを含む、マップ内のすべてのレイヤーがエクスポート ファイルに含まれます。 すべてのレイヤーの表示設定ステータスは、エクスポート ファイルに保持されます。 このオプションを使用すると、同じデータの複数のビューを含む成果物を作成できます。 このプロパティをオフにすると、マップ内の表示レイヤーのみがエクスポート ファイルに含まれます。 非表示のレイヤーは削除されます。

選択シンボルを表示

出力ファイルで選択したフィーチャをマップまたはマップ フレームに表示します。 このオプションをオフにしても、ビュー内の選択には影響せず、出力ファイル内の選択のみに影響します。

画像として出力

すべてのコンテンツを画像としてエクスポートします。 高密度の頂点を持つベクター レイヤーを含むマップまたはレイアウトの場合、出力ファイルのサイズを大幅に縮小できます。 [画像として出力] がオンになっている場合、[レイヤーと属性] など、ベクター データに固有のオプションは使用できません。

ベクター解像度

レイアウトのベクター データの有効 dpi。 [DPI] はレイアウトのエクスポート時にのみ使用できます。 マップをエクスポートする場合、dpi は自動的に計算されます。

ラスター リサンプル

ラスター リサンプリングの量。 このコントロールは、出力でのラスター コンテンツの有効解像度を決定します。 たとえば、出力画像品質のリサンプリング率を 1:2 に設定した場合、出力解像度が 300 dpi に設定されていると、ラスター コンテンツは約 150 dpi で出力されます。 多くの場合、品質に明らかな影響を及ぼすことなく、ベクター データよりも低い dpi のラスター データを含めることができます。これによって出力ファイル サイズが小さくなります。

埋め込みフォント

エクスポート ファイルに埋め込み可能フォントを含め、異なるプラットフォーム間でフォントの一貫性を維持します。 この設定にかかわらず、埋め込みをサポートしないフォントは含まれません。

文字マーカー シンボルをポリゴンに変換

フォント絵文字に基づくマーカー シンボルを、フォント絵文字としてエクスポートするか、ポリゴンとしてエクスポートするかを制御します。 ライセンスまたはファイル形式の制限 (AI はフォントを埋め込めません) のためにフォントを埋め込むことができない場合に、適切なフォントがインストールされていないコンピューター上で出力を表示するには、このオプションをオンにします。 これは、フォントベースのマーカー シンボルにのみ適用され、テキストには適用されません。