シーン レイヤー パッケージ (.slpk) には、ビルディング、マルチパッチ、3D オブジェクト フィーチャ、ポイント、点群、またはボクセル データセットのキャッシュが含まれています。 シーン レイヤー パッケージは、Web シーン レイヤーとして ArcGIS Online、ArcGIS Enterprise、および Portal for ArcGIS 10.3.1 以降 (ArcGIS Data Store を使用) で公開できます。
レガシー:
ArcGIS Pro 1.3 では、シーン レイヤー パッケージが .spk 拡張子で保存されていました。 ArcGIS Online と ArcGIS Enterprise では、拡張子が .spk および .slpk のシーン レイヤー パッケージがサポートされています。
注意:
点群レイヤーを含むシーン レイヤー パッケージから作成された Web シーン レイヤーは、ArcGIS Enterprise 10.5 または Portal for ArcGIS のシーン ビューアーには表示できません。
シーン レイヤー パッケージの作成および共有
シーン レイヤー パッケージを作成するツールは多数あります。 次の表に、サポートされている入力データセットとともに対応するジオプロセシング ツールを示します。
入力データセット | 対応するジオプロセシング ツール |
---|---|
マルチパッチ フィーチャ レイヤー、3D オブジェクト フィーチャ レイヤー、レイヤー ファイル | 3D オブジェクト シーン レイヤー コンテンツの作成 |
ビルディング レイヤー、レイヤー ファイル | ビルディング シーン レイヤー コンテンツの作成 |
OSGB (Open Scene Graph Binary) ファイル、OSGB ファイルを含むフォルダー | 3D メッシュ シーン レイヤー コンテンツの作成 |
LAS、zLAS、LAZ ファイル、LAS データセット、レイヤー ファイル、LIDAR データのフォルダー | 点群シーン レイヤー コンテンツの作成 |
ポイント フィーチャ レイヤー、レイヤー ファイル | ポイント シーン レイヤー コンテンツの作成 |
ボクセル レイヤー、レイヤー ファイル | ボクセル シーン レイヤー コンテンツの作成 |
シーン レイヤー パッケージを作成するには、次の手順に従います。
- [ジオプロセシング] ウィンドウで、上記のツールの中から入力データセットに対応するツールを開き、ローカル シーン レイヤー パッケージを作成します。
- [入力データセット] の値を選択します。
- [出力シーン レイヤー パッケージ] の値を指定します。
- 必要に応じて他のパラメーターを指定します。
- ツールを実行し、シーン レイヤー パッケージを作成します。
- [パッケージの共有 (Share Package)] ツールを使用して、シーン レイヤー パッケージを ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise で共有します。 必要に応じて、[Web レイヤーの公開] チェックボックスをオンにし、シーン レイヤー パッケージを Web シーン レイヤーとしてポータルに公開します。
パッケージのファイル サイズの上限は 500 GB です。 詳細については、「検討事項および制限事項」をご参照ください。
ヒント:
サイズが 500 GB を超えるシーン レイヤー パッケージを Web シーン レイヤーとして ArcGIS Online に公開する場合、代わりに 3D シーンに追加して Web シーンとして共有します。 シーン レイヤー パッケージは、Web シーンと共に Web シーン レイヤーとして公開されます。 シーン内にシーン レイヤーのパッケージが含まれている場合、直接 Web シーン レイヤーとして共有できます。 レイヤーを右クリックし、[共有] メニューをポイントして、[Web レイヤーとして共有] をクリックします。