方位記号はマップ フレームと連動し、フレーム内のマップの向きを示します。 マップが回転すると、方位記号エレメントも一緒に回転します。
方位記号の挿入
方位記号をページに追加すると、その方位記号は最後に選択されたマップ フレームに自動的に関連付けられます。 ページにマップ フレームが含まれていない場合、方位記号はどのマップにも関連付けられず、マップ フレームは [<なし>] に設定されます。 方位記号のマップ フレームは、挿入後に設定することができます。
- [挿入] タブの [地図整飾] グループで [方位記号] をクリックします。
ボタンの上半分をクリックすると、現在のデフォルトの方位記号が挿入されます。 ボタンの下半分をクリックすると、方位記号のギャラリーから選択できます。
- レイアウトで、方位記号をドラッグして配置します。
注意:
方位記号ギャラリーには、プロジェクト スタイル内のすべての方位記号が含まれています。
方位記号の外観の変更
方位記号の外観を変更するには、レイアウトで方位記号を選択し、[方位記号] タブをクリックします。 方位記号 (レイアウト上または [コンテンツ] ウィンドウ内) を右クリックして [プロパティ] をクリックし、[エレメント] ウィンドウを開いてプロパティを設定することもできます。
方位記号を調整した後、それをスタイルに保存できるので、今後のプロジェクトで書式設定をやり直すことなく、再利用できます。
方位記号が関連付けられているマップ フレームを変更するには、[マップ フレーム] グループでドロップダウン リストから新しいマップ フレームを選択します。
マップ フレームと方位記号の角度の設定
[設計] タブをクリックして、方位記号をマップ フレームに関連付けたり、角度を調整したりします。
[タイプ] オプションを選択して、方位記号の向きを制御します。
- [マップの北] - 方位記号は、関連マップ フレームでのマップの回転による定義に従って北を指します。
- [真北] - 方位記号の角度は、マップの中心にある関連マップ フレームでのマップの座標系による計算に従って、測地線の北 (北極方向) を指します。
- [磁北] - 方位記号は、磁気計器の磁針の方向に従って、北磁極を指します。 磁気の値は、5 年ごとにリリースされる World Magnetic Model を使用して計算されます。
[調整角度] の値を入力して、回転角度を手動で調整します。 正の値 (0 ~ 360 度) は、反時計回りの回転を適用します。 負の値 (0 ~ -360 度) は、時計回りの回転を適用します。 調整角度を使用し、磁北が真北からずれている角度を入力すると、磁気偏角が表示されます。
[計算角度] 値は、方向および調整角度に基づいて方位記号の回転角度を示します。 この値は編集できません。
マップ フレームと表示範囲の調整
方位記号は、レイアウト上のマップ フレームを参照できます。 また、関連付けられたマップ フレームが指定の縮尺範囲内にある場合にのみ方位記号が表示されるように設定することもできます。 デフォルトで、方位記号は、その方位記号が挿入された時点で最後に選択されたマップ フレームを参照し、すべての縮尺で表示されます。 関連付けられたマップ フレームと表示縮尺範囲はいつでも変更できます。
関連付けられたマップ フレームを変更するか、方位記号の表示縮尺範囲を変更するには、次の手順を実行します。
- [コンテンツ] ウィンドウまたはレイアウトで方位記号を選択します。
- 該当する方位記号を右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[エレメント] ウィンドウを開きます。
- [マップ フレーム] ドロップダウン リストから、その方位記号が参照するマップ フレームを選択します。
- [最大縮尺] と [最小縮尺] ドロップダウン リストを使用して、表示縮尺の閾値を設定します。 これらのリストの一方または両方で値が設定されていると、方位記号は、ソース マップ フレームが指定の縮尺範囲内にある場合にしか表示されません。