[タスク デザイナー] ウィンドウの [アクション] タブで、コマンドまたはツールを実行するようにタスク ステップを構成できます。 [アクション] タブが [タスク デザイナー] ウィンドウで使用可能になるには、[タスク] ウィンドウでそのステップが選択されている必要があります。
タスク ステップでは次のタイプのコマンドを使用できます。
- コマンド、ジオプロセシング ツール、または Python スクリプト ツール
- タスク ユーザーに属性を入力するよう求めるダイアログ ボックス
コマンドまたはツールの実行
コマンドまたはジオプロセシング ツールを実行するようにステップを構成するには、コマンド アクション バーの [レコード] ボタン 
または [編集] ボタン 
をクリックします。
[レコード] ボタン をクリックしてコマンドをクリックすると、ステップのアクティブなコマンドとしてそのコマンドがすぐに読み込まれます。 ArcGIS AllSource リボンまたは [カタログ] ウィンドウのコマンドまたはツールをクリックするか、右クリックしてコマンドにアクセスできます。 コマンドまたはジオプロセシング ツールを参照したり、検索したりするには、[編集] ボタン をクリックします。
独自の Python スクリプト ツールを実行するようにステップを構成するには、[レコード] ボタン をクリックし、[カタログ] ウィンドウのツールをダブルクリックして、ステップのアクティブなコマンドとして読み込みます。 プロジェクトに追加されているツールボックス内にそのスクリプト ツールが存在することを確認します。 また、[編集] ボタン をクリックしてカスタム スクリプト ツールを参照することもできます。
注意:
記録セッション時にクリックしたコマンドまたはツールのみがステップに追加されます。 記録セッション時にコマンドまたはツールに入力されたパラメーターまたは値は記録されません。 ステップが記録され作成された後、ジオプロセシング ツールのパラメーターを指定したり、埋め込みコマンドの設定済みパラメーターを指定したりすることができます。
ヒント:
コマンドによって一連のタスク ステップを作成する最も簡単な方法は、ステップを記録することです。 コマンドまたはツールのクリックを記録することで、クリックされたそのコマンドまたはツールによって構成されたステップを作成できます。 記録セッション中、コマンドまたはツールがクリックされるごとに、[タスク] ウィンドウに新しいステップが作成されます。
コマンドの埋め込みまたは埋め込み解除
一部のコマンドは、ステップの実行時に、[タスク] ウィンドウに埋め込むこともできます。 たとえば、[属性] コマンドと [作成] コマンドのウィンドウは埋め込み可能です。 埋め込み可能なコマンドは、ステップ アクションに追加するとデフォルトで埋め込まれます。 ステップの実行時に、埋め込まれたコマンドが開き、別個のウィンドウではなく、[タスク] ウィンドウに表示されます。
注意:
埋め込み可能なコマンドのステップの振舞いは、[自動実行] にのみ設定できます。
一部の埋め込み可能なコマンドは設定済みのパラメーターをサポートしています。 設定済みのパラメーターは、コマンドが埋め込まれている場合に、[タスク デザイナー] ウィンドウの [コマンド/ジオプロセシング] で使用可能になります。
[タスク デザイナー] ウィンドウに設定済みパラメーターと埋め込み可能コマンドのプロパティを表示するには、コマンド アクション バーの [編集] ボタンをクリックします。 設定済みのパラメーターは [タスク デザイナー] ウィンドウでのみ使用可能であり、ステップの実行時は使用できません。 [コマンド/ジオプロセシング] で、コマンドの埋め込みを解除することもできます。
ジオプロセシング ツールの埋め込み
ジオプロセシング ツールがステップ アクションとして読み込まれている場合、それは、デフォルトで埋め込まれています。 ステップの実行時に、埋め込まれたジオプロセシング ツールが開き、別個の [ジオプロセシング] ウィンドウではなく、[タスク] ウィンドウに表示されます。
ジオプロセシング ツールがステップ アクションとして追加されると、ツール パラメーターが、[タスク デザイナー] ウィンドウの [コマンド/ジオプロセシング] に表示されます。 ツール パラメーターと埋め込み可能プロパティを表示するには、コマンド アクション バーの [編集] ボタン をクリックします。 [コマンド/ジオプロセシング] で、ジオプロセシング ツールの埋め込みを解除することもできます。
ジオプロセシング ツール パラメーターは空白のままにすることができ、その場合は、ステップの実行時にタスクのユーザーが値を入力する必要があります。あるいは、タスクの作成者が、設定済みの値を入力しておくこともできます。 ツール パラメーターに設定済みの値が入力されている場合、ステップでは、タスクのユーザーからの入力を必要とせずに自動的にツールが実行されます。 たとえば、ステップの振舞いを [自動] に設定した場合、ステップが自動的に開始され、ジオプロセシング ツールが実行された後、次のステップに進みます。
埋め込まれたジオプロセシング ツールと埋め込まれていないジオプロセシング ツールの両方で、設定済みパラメーターの値を入力できます。
属性の取得
ステップでは、ユーザーに属性を入力するよう求めるダイアログ ボックスを読み込むことができます。 入力された属性は、後続のステップで使用される変数に保存できます。 たとえば、あるステップで、タスク ユーザーから属性を取得して、後続のステップで属性フィールドの計算にその属性を使用します。
アクション タブでのステップ コマンドの構成
ステップ コマンドを構成するには、次の手順に従います。
- ステップを作成します。
- ステップが選択され、[タスク デザイナー] ウィンドウが開いている状態で、[アクション] タブをクリックします。
- コマンドまたはツールを設定するには、コマンド アクション バーの [レコード] ボタン をクリックしてから、ArcGIS AllSource リボンまたは [カタログ] ウィンドウのコマンドまたはツールをクリックするか、右クリックしてコマンドにアクセスします。
コマンド アクション バーの [編集] ボタン
をクリックして、ツールまたはコマンドのプロパティを編集します。 - コマンドまたはツールを参照したり検索するには、コマンドまたはツールを記録する代わりに、コマンド アクション バーの [編集] ボタン をクリックします。
- [コマンドのタイプ] の下のドロップダウン リストをクリックし、[コマンド] または [ジオプロセシング ツール] を選択します。
- [コマンド] の場合、使用するコマンドを見つけます。 [タブのリスト] を選択して、リボン上のタブ化した場所別のコマンドを見つけるか、[すべてのコマンド] を選択し、コマンド名を入力して、コマンドを検索します。
- [ジオプロセシング ツール] の場合、使用するコマンドを見つけます。 ツール名を入力して、ジオプロセシング ツールを検索できます。
- 属性を取得するようにステップを構成するには、コマンド アクション バーの [編集] ボタン をクリックして、[コマンドのタイプ] の下の [属性の取得] を選択します。
- [属性の追加] をクリックして、タスク ユーザーが入力する属性を定義します。