スタンドアロン テーブルを共有する前に、さまざまなプロパティを構成できます。 使用可能な設定は、オプションで関連付けられた Web フィーチャ レイヤーを含むホスト テーブルまたはマップ イメージ レイヤーを共有しているかどうかによって異なります。
このワークフローは、スタンドアロン テーブルのデフォルト構成を変更する方法について説明します。 共有処理を開始するには、一般プロパティを設定し、共有を終了します。テーブルの共有をご参照ください。
ホスト テーブル プロパティの構成
ホスト テーブルのプロパティを構成するには、次の手順を実行します。
- 必要に応じて、[テーブルの共有] ウィンドウを開きます。
[一般] タブで、[テーブル (ホスト)] が選択されていることを確認します。
- [構成] タブをクリックします。 必要に応じ、下にある [プロパティの構成] タブ をクリックします。
- [操作] で [パブリック データ コレクションに承認] チェックボックスをオンにすると、公開編集を行うことができます。
Web レイヤーがすべてのユーザーに共有されている場合は、編集を有効にする前に、パブリック データ コレクション用のレイヤーを承認する必要があります。
このオプションは、ホスト テーブルを ArcGIS Enterprise 10.8.1 以前のポータルに共有する際には表示されません。
注意:
パブリックで共有されているテーブルの編集を有効化した場合、組織にサイン インしていないユーザーでも、テーブルを編集することができます。 最適なパフォーマンスを実現し、データの損失や破損を防ぐには、編集を無効にするか、組織内にのみテーブルを共有します。 詳細については、パブリック レイヤーでの編集の許可または防止をご参照ください。
- [編集を有効化して、次の操作を編集者に許可] チェックボックスをオンにして、編集を有効にします。
編集は、ポータルのホスト テーブルのアイテムの詳細ページでも有効にできます。
次の表から許可される編集操作を選択します。
オプション 説明 追加 編集者は、レコードを作成する際に、レコードを追加し、属性値を設定することができます。 このオプションは、デフォルトで有効になっています。 編集者が属性を変更するには、[更新] オプションが有効になっている必要があります。
削除 編集者は、レコードを削除できます。 このオプションは、デフォルトで有効になっています。
更新 このオプションを有効にすると、[属性とジオメトリ] オプションがデフォルトで有効になり、編集者は、属性を更新できるようになります ([属性のみ] は、機能的に同等のオプションです)。
ホスト テーブルに対して表示される編集オプションは、Web フィーチャ レイヤーのオプションと同じです。 ただし、編集者は、フィールドの追加や削除、フィールド値の計算、データの追加は行えません。
注意:
ArcGIS Enterprise 10.8 以前のポータルの場合、編集操作は異なります。
ArcGIS Enterprise バージョン オプション ArcGIS Enterprise 10.6.1 ~ 10.8
- フィーチャの追加、更新、削除
- フィーチャの追加および更新
- フィーチャの追加
- フィーチャの更新
- 属性のみを更新
ArcGIS Enterprise 10.4 ~ 10.6
- フィーチャの追加、更新、削除
- フィーチャの属性のみを更新
- フィーチャの追加のみ
- オフラインのときはデータのローカル コピーを使用し、オンラインのときに変更内容を同期できるようにするには、[同期の有効化] ボックスをオンにします。
- ユーザーがデータを別の形式にエクスポートできるようにするには、[データのエクスポート] チェックボックスをオンにします。
- [プロパティ] で、必要に応じて、[編集情報の記録情報を維持] チェックボックスをオンにします。
オフ
編集情報の記録は維持されません。 編集情報の記録フィールドの属性値は、テーブルを共有するユーザーのアカウント認証情報 (ユーザー名) とテーブル公開のタイムスタンプで上書きされます。 これがデフォルトです。
オン
編集情報の記録は維持されます。 属性値は上書きされません。
注意:
テーブルの共有前に作成された記録には、ArcGIS 組織のユーザー名と一致しない名前が、編集情報の記録フィールドに格納されていることがあります。 たとえば、デスクトップ コンピューターやデータベースのユーザー名などです。 後からポータルのホスト テーブルを管理する場合は、編集者自身が作成した記録だけを編集できるよう、編集権限を制限することもできます (テーブルのアイテム詳細ページの [設定] タブで、このオプションは、[どのフィーチャを編集者は編集できますか?] という名前になっています)。このような制限を加え、編集情報の記録情報を維持することを選択した場合は、組織の誰も (管理者を含む) ホスト テーブル内の既存のレコードを編集できません。これは、誰もそれらのレコードの作成者として認識されないためです。 編集情報の記録を維持しない場合は、主にこの点を考慮する必要があります。
編集情報の記録の詳細をご参照ください。
マップ イメージ レイヤーのプロパティの構成
テーブルをマップ イメージ レイヤーとして共有している場合、マップ イメージ レイヤーのプロパティを構成できます。 構成は、プロパティ、パラメーター、プーリングの 3 つのエリアに分割されます。 詳細については、マップ イメージ レイヤーの構成をご参照ください。 取り上げられている情報は、以下を除いて、[テーブルの共有] ウィンドウに適用されます。
- [レイヤーの描画] では、使用可能な設定がありません。
- 他のレイヤーは使用できません。
- [ケーパビリティ] では、[バージョン管理] のみが使用可能です。
関連する Web フィーチャ レイヤー プロパティの構成
マップ イメージ レイヤーに関連する Web フィーチャ レイヤーが含まれている場合、フィーチャ レイヤーのプロパティを構成できます。 詳細については、Web フィーチャ レイヤーの構成をご参照ください。 取り上げられている情報は、以下を除いて、[テーブルの共有] ウィンドウに適用されます。
- 次のプロパティは利用できません。
- トゥルー カーブの更新を許可
- トゥルー カーブ クライアントによるトゥルー カーブの更新のみを許可
- Z 値のあるフィーチャにデフォルトを適用
- フィーチャの挿入または更新時のデフォルトの Z 値
- M 値以外のジオメトリの更新を許可
- [パラメーターの構成] タブ の [すべてのクライアントと互換性のあるシンボル タイプを使用] チェックボックスは使用できません。