履歴管理では、ジオデータベース内のすべてまたは一部のデータに加えられた変更を記録し、その履歴情報にアクセスすることができます。 履歴管理は、経時的なデータ変更を記録、管理、解析するためのメカニズムです。
組織では、次のような問題を解決するために、データに加えられた変更を保存しておく必要があります。
- ある時点で特定の属性にどのような値が設定されていたか
- 特定のフィーチャや行がどのように変更されてきたか
- 空間的なエリアがどのように発展してきたか
履歴管理は、データ変更履歴を保存しておくことで、このような問題を解決するのに役立ちます。 履歴管理でデータセットの変更が維持されるのは、履歴管理が有効化されてから無効化されるまでの間だけであることを認識しておく必要があります。
履歴管理では、履歴マーカーを使用するか、特定の日時を指定して、特定の時点にアクセスすることができます。 履歴マーカーとは、「2012 年 7 月 11 日午後 2 時 13 分」などの日時に「158 区画完成時」などの名前を付けて保存した特定の時点へのブックマークです。 履歴モーメントに接続すると、特定の日時に表示されていたデータの内容が読み取り専用で表示されます。
履歴管理を使用すると、[履歴] ウィンドウでデータに加えられた変更を調べることができます。 [履歴] ウィンドウでは、特定の時点にすばやくアクセスして、その時点のデータを表示できます。
詳細については、「履歴モーメント」をご参照ください。
また、アーカイブ クラスをマップに直接追加して、データの編集履歴を参照する時間的な検索を実行することもできます。たとえば、2012 年 1 月 1 日から 2014 年 1 月 1 日までの間に特定の道路に加えられた編集をすべて表示できます。
詳細については、「アーカイブ クラスの操作」をご参照ください。