オフライン ワークフローでのレプリカ バージョン

[ダウンロードされたマップごとのバージョンの作成] オプションを有効にして公開した、編集可能なフィーチャ サービスを含むマップをダウンロードし、オフラインにするたびに、ジオデータベース バージョン (レプリケーション、分散コラボレーション、オフライン ワークフローを使用する場合はレプリカ バージョンと呼ばれる) が自動的に作成されます。 編集可能なフィーチャ サービスにトラディショナル バージョン対応データが含まれており、[ユーザーごとのバージョンの作成] オプションを有効にした状態で公開すると、マップをオフラインにした各ユーザーに対してレプリカ バージョンが作成されます。 各レプリカ バージョンはフィーチャ サービス レプリカに関連付けられています。

ヒント:

上記の 2 つのオプションで公開する方法の詳細については、「Web フィーチャ レイヤーの構成」をご参照ください。

クライアントが編集内容をフィーチャ サービスと同期すると、クライアントの編集内容はこのレプリカ バージョンに適用されます。 オフライン編集ワークフローでこれらのオプションを使用する方法について詳しくは、「オフライン マップとブランチ バージョン対応データの操作」と「オフライン マップとトラディショナル バージョン対応登録データ」をご参照ください。

すべてのジオデータベース バージョンと同様、レプリカ バージョンから親バージョンに編集内容をリコンサイルし、ポストする必要があります。 ブランチ バージョン対応データを操作する場合、親バージョンがデフォルト バージョンになります。

各バージョニング タイプのバージョンを管理する方法について詳しくは、以下をご参照ください。

[バージョン] ビューでレプリカ バージョンを作成する

以下に示すように、すべてのレプリカ バージョンは [バージョン] ビューで表示され、管理されます。

[バージョン] ビューでレプリカ バージョンを作成する

レプリカ バージョンは、名前をもとに識別できます。 一意のバージョン名にするため、レプリカ バージョン名には次のものが含まれています。

  • マップをダウンロードするポータル アカウントの名前
  • フィーチャ サービスの名前
  • 一意の識別子 (ID)

レプリカ バージョンの名前は変更しないでください。レプリカ バージョンの名前を変更すると、オフライン編集者が同期できなくなります。

リコンサイルとポスト

レプリカ バージョンの編集内容をデフォルト バージョン (またはトラディショナル バージョンを使用する場合は他の親バージョン) に保存し、他のユーザーが編集内容を使用できるようにするには、[バージョン] ビューでレプリカ バージョンを右クリックし、編集内容をリコンサイルおよびポストします。

ヒント:

ブランチ バージョン対応データのレプリカ バージョンの整合性チェック、リコンサイル、ポストを行う自動処理については、「同期対応のブランチ バージョン対応データのリコンサイル処理とポスト処理の自動化」をご参照ください。

レプリカ バージョンの削除

レプリカ バージョンを削除する前に、以下の点に注意してください。

  • レプリカ バージョンへのすべての編集内容を確認し、有効なものがあればリコンサイルおよびポストします。

    親バージョンにリコンサイルおよびポストされていない編集内容は、レプリカ バージョンが削除されると失われます。

  • オフライン編集者が、オフライン編集を実施するために使用したオフライン マップをクライアントから削除すると、フィーチャ サービス レプリカが自動的に登録解除されます。 これにより、レプリカ バージョンを削除できるようになります。

    オフライン マップで使用されているバージョンを削除しようとすると、使用中であることを示すエラー メッセージが表示されます。

    フィーチャ サービス レプリカがまだバージョン登録されているかどうか識別するには、[レプリカの管理] ウィンドウの [フィーチャ サービス レプリカ] タブでレプリカ名を検索します。 詳細については、「フィーチャ サービス レプリカの管理」をご参照ください。

ArcGIS AllSource プロジェクトからデータのローカル コピーを削除する方法

ArcGIS Field Maps からダウンロードしたマップを削除する方法