膨大な量の画像とリモート センサーによるデータが存在します。 これらのデータセットは、内部の情報にアクセスできるようになれば大きな価値を持ちます。 ArcGIS AllSource は、広範なエンタープライズ画像管理機能を提供します。これは、保有画像の管理に幅広い業界の企業で使用され、画像にアクセスできるようにして、画像を視覚化および解析に有用な情報プロダクトにします。 画像とラスター データを効率的かつ適切に管理することは、アクセス性を確保するために非常に重要です。 このため、ArcGIS AllSource は画像の管理にモザイク データセットと呼ばれるジオデータベース構造を使用しています。 また、ArcGIS AllSource には、モザイク データセットを構築および保守するのに必要なすべての技術と関連ツールが含まれています。
モザイク データセットは、画像とラスターの大規模なコレクションを操作するために最適化された明確なジオデータベース構造です。 モザイク データセットは、ファイル ジオデータベースまたはエンタープライズ ジオデータベースとして格納されます。 画像およびラスター データは、データベース内に存在する必要はありません。 ほとんどの組織では代わりに、エンタープライズまたはクラウド ストレージ上にファイルとして保存しています。 1 つのモザイク データセットは数百万の画像を参照することができ、1 つの仮想データセットとして表示したり、個々の画像や画像のコレクションに簡単にアクセスできるようにします。 モザイク データセットを使用すると、(画像やラスターに含まれる) 大量のピクセル データはデータベースに読み込まれずに参照されます。 データ ソースに関するメタデータは、画像を別のプロダクトに処理する方法に関する情報とともに、モザイク データセットに格納されます。 画像へのリクエストが作成されると、モザイク データセットを使用して、必要な画像と適用される処理が決定されます。 必要な画像だけが読み取られ、処理され、返されます。 詳細については、「モザイク データセット」をご参照ください。
ArcGIS AllSource の [ラスター] タブ セットの [データ] タブには、大量の画像のコレクションを処理および管理するための幅広いツールが用意されています。 データ コレクションとは、モザイク データセットまたはイメージ サービスを指します。 モザイク データセットは画像のコンテナーであり、イメージ サービスもこれと同じコンテナーですが、サーバー上で共有されています。 操作しているモザイク データセットやイメージ サービスは誰か別の人によって作成されて共有され、そのサービスで実行可能な操作についてその人が制限を設けていることがあります。 これらはどちらも画像コレクションを表すため、これらの管理方法はほぼ同じです。