マルチファイル フィーチャ コネクション データセットには、データセットの時間タイプ、時間形式、およびタイム ゾーンを定義する時間プロパティがあります。
どのようなときに時間情報を更新する必要があるかを以下の例で示します。
- あるタイプから別のタイプに時間を変更する (インスタントから間隔へなど)
- データセットから時間を削除する
- 時間フィールドの形式を変更する
- 時間を表示する追加のフィールドを追加する
時間プロパティの詳細
データセットに時間が含まれている場合に必要になる時間プロパティには、以下の 3 つのコンポーネントがあります。
- 時間タイプ - データセットに時間が含まれている場合の必須プロパティ。 オプションには、インスタント (時系列内の 1 つの瞬間)、または間隔 (開始時間と終了時間を含む) があります。
- 時間の基準 -データセットが時間対応である場合に、タイム ゾーンを示す必須プロパティ。
- フィールド - 時間のフィールド名と形式を示す必須フィールド。
データセットに時間が含まれていない場合は、時間をなしに設定できます。
タイム ゾーンは、Joda-Time に基づきます。 Joda-Time 形式の詳細については、「Joda-Time の利用可能なタイム ゾーン」をご参照ください。 次の方法でタイム ゾーンの形式を設定できます。
- タイム ゾーンの完全な名称 (太平洋標準時など)。
- タイム ゾーンのオフセット (時) を使用: -0100 または -01:00
- UTC または GMT の省略表現
時間のフィールドと形式は柔軟に設定できます。 1 つのフィールドと形式を設定するだけでなく、次の操作を行うこともできます。
- 同じフィールドに複数のフィールドを設定します。 これを行うには、フィールドの新しいエントリを作成し、追加の形式を指定します。 これは、データ収集時に形式が変更された場合に役立ちます。
- 複数のフィールドを使用して、完全な日時を指定します。 たとえば、形式に Date というフィールドを使用して、その形式の Time というフィールドを使用できます。 これらの 2 つのフィールドを一緒に使用して時間を表示できます。
MFC データセットが時間に対応している場合、スキーマには追加のデータ フィールドが含まれます。 時間タイプがインスタントの MFC データセットでは、スキーマには BDC_INSTANT_TIME という名前のフィールドが含まれます。 時間タイプが間隔の MFC データセットでは、スキーマには BDC_START_TIME および BDC_END_TIME という名前のフィールドが含まれます。 フィールドは、MM/dd/yyyy hh:mm:ss a の形式を持ちます。 ソース データセットまたは .mfc ファイルは、これらのフィールドを含みません。
以下の表に、MFC データセットを編集するときに [開始時間] パラメーターと [終了時間] パラメーターの時間形式を指定する方法をまとめます。 例では、2016 年 1 月 2 日 9:45:02.05 PM の時間を表す方法を示します。
マルチファイル フィーチャ コネクションの時間形式
シンボル | 意味 | 例 |
---|---|---|
yy | 2 桁で表された年。 | 16 |
yyyy | 4 桁で表された年。 | 2016 |
MM | 数値で表された月。 | 01 または 1 |
MMM | 3 文字で表された月。 | Jan |
MMMM | 完全なつづりで表された月。 | January |
dd | 日。 | 02 または 2 |
HH | 24 時間表記の場合の時。値の範囲は 0 ~ 23 です。 | 21 |
hh | 12 時間表記の場合の時。値の範囲は 1 ~ 12 です。 | 9 |
mm | 分 (値の範囲は 0 ~ 59)。 | 45 |
ss | 秒 (値の範囲は 0 ~ 59)。 | 02 |
SSS | ミリ秒 (値の範囲は 0 ~ 999)。 | 50 |
a | AM/PM マーカー。 | PM |
epoch_millis | エポックからの時間 (ミリ秒)。 | 1509581781000 |
epoch_seconds | エポックからの時間 (秒)。 | 1509747601 |
Z | タイム ゾーンのオフセット (時)。 | -0100 または -01:00 |
ZZZ | タイム ゾーンのオフセット (ID)。 | America/Los_Angeles |
'' | この表に説明されている値を表していないテキストを追加するには、一重引用符を使用します。 | 'T' |
以下の表では、同じ日付 (2016 年 1 月 2 日 9:45:02.05 PM) の異なるフォーマットの例を示します。
時間フォーマットの例
入力データ | 日付フォーマット |
---|---|
01/02/2016 9:45:02PM | MM/dd/yyyy hh:mm:ssa |
Jan02-16 21:45:02 | MMMdd-yy HH:mm:ss |
January 02 2016 9:45:02.050PM | MMMM dd yyyy hh:mm:ss.SSSa |
01/02/2017T9:45:14:05-0000 | MM/dd/yyyy'T'HH:mm:ssZ |