ジオプロセシングとは、地理データと関連データを処理するためのフレームワークと一連のツールです。 さまざまなジオプロセシング ツールを使用して、空間解析を実行したり、GIS データを自動化されたワークフローで管理したりできます。 ジオプロセシングは、ArcGIS AllSource を使用するすべてのユーザーが使用できます。 使用経験の有無にかかわらず、ジオプロセシングは日々の作業に欠かせない部分です。
ジオプロセシング ツールは通常、データセット (フィーチャクラス、ラスター、テーブルなど) に対して処理を実行し、結果の出力データセットを作成します。 たとえば、[バッファー (Buffer)] ツールは、入力としてフィーチャを使用し、フィーチャの周囲に指定した距離でバッファー エリアを作成し、これらのバッファー エリアを新しい出力データセットに書き込みます。
多くのツールのほか、ジオプロセシング フレームワークは処理環境の制御に対応し、このフレームワークを使用して作業をさらに自動化できるカスタム ツールを構築できます。 ArcGIS AllSource に付属するジオプロセシング ツールを使用して、繰り返し作業を自動化したり、複雑な問題を解決したりするカスタム ツールを作成できます。
ArcGIS AllSource では、次の操作が可能です。
- すべてのツールのリストを検索または参照して、作業に適したジオプロセシング ツールを見つける。
- パラメーター設定とその他のオプションを指定してからジオプロセシング ツールを実行する。
- プロジェクトのジオプロセシング履歴を表示する。
- 作業を自動化するカスタム ジオプロセシング ツールを作成して使用する。
- 1 つのツールを複数回実行して反復作業にバッチ ジオプロセシングを使用する。
- さまざまなプロジェクトに重要なジオプロセシング ツールのセットを保存する。
- ポータル経由で入手可能な分析ツールを実行して ArcGIS プラットフォームの機能をアクセスする。
まずは、「ArcGIS AllSource でのジオプロセシングのクイック ツアー」またはクイック スタート チュートリアル「ジオプロセシング ツールの使用」から始めてください。