ローカル ツールは、出力ラスターでの各セルの値が、それぞれのセルの位置にあるすべての入力値の関数となるツールです。
ローカル ツールで計算を実行するには、それぞれの入力ラスターに対して、その位置の値と (場合によっては) 比較値のみが必要です。 結果が算出される、と次の位置のセル値が計算され、すべてのセルの処理が完了するまで、このプロセスが繰り返されます。
ローカル ツールを使用すると、複数の入力ラスターの各セルの値に基づいて、入力ラスターの結合、統計情報の計算、出力ラスター上の各セルに対する評価を実行できます。
ローカル ツールが実行する解析には、次の 5 つの一般的カテゴリがあります。
- 各位置の統計情報 (最小値など) を計算します。
- 各位置における値の組み合わせそれぞれに、個別値を割り当てます。
- 別の入力値を基準にして、指定した条件を満たす位置のセルに、その位置の入力値の個数を割り当てます。
- 別の入力値を基準にして、指定した条件を満たすセル位置に値を割り当てます。
- 別の入力値を基準にして、指定した条件を満たす位置のセルにその位置の入力値の個数を割り当てます。
使用可能なツールとその簡単な説明を次の表に示します。
ツール | 説明 |
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複数のラスターからセルごとに統計情報を計算します。 | |
複数のラスターを組み合わせて、入力値の組み合わせごとに一意の出力値を割り当てます。 | |
一連のラスターの値が別のラスターと等しい回数をセルごとに評価します。 | |
一連のラスターの値が別のラスターより大きい回数をセルごとに評価します。 | |
一連のラスターの中で最大値を持つラスターの位置をセルごとに決定します。 | |
一連のラスターの値が別のラスターより小さい場合の回数をセルごとに評価します。 | |
一連のラスターの中で最小値を持つラスターの位置をセルごとに決定します。 | |
セルごとに、特定レベルの頻度の値を引数リストから判定します。 特定のポピュラリティ レベル (各値の発生数) は、最初の引数で指定します。 | |
入力ラスターの組から、セル単位で値のランク付けを行い、ランク入力ラスターの値に基づいて、返される値を決定します。 |