検索範囲内のターゲット フィーチャと比較して入力フィーチャが一致しない部分を識別し、ターゲット フィーチャに一致させます。
このツールを実行すると、入力データが変更されます。 詳細と不要なデータの変更を回避するための方法については、「入力データを変更または更新するツール」をご参照ください。
すべての入力は、同じ座標系に存在する必要があります。
入力フィーチャとターゲット フィーチャには、ライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャを指定できます。 たとえば、ラインまたはポリゴンの郡の境界があり、その一部が隣接する郡との境界である河川の中心線と異なるとします。 このツールを使用すると、その郡の境界部分を河川の中心線に一致させることができます。
入力フィーチャまたはその一部は、ターゲット フィーチャから指定した [検索距離] 値の範囲内にある場合に調整候補になります。 候補の形状は、ターゲットの形状に似ている必要があります。 たとえば、入力道路フィーチャと平行に走るターゲット道路フィーチャは、直交する 2 つのフィーチャより似ています。
指定した場合は、調整候補がターゲットと一致させるフィーチャとして適切であるかどうかが [照合フィールド] パラメーターで判定されます。 たとえば、ターゲット フィーチャの検索距離内に 2 つの入力フィーチャが見つかり、どちらの形状もターゲットと似ている場合、照合フィールドの値を持つ方が有力な候補になります。
調整では、入力フィーチャ間の既存のトポロジ リレーションシップが維持されます。 たとえば、端点が他のラインと接続しているラインを調整によって移動する場合、接続しているすべてのラインの端点が移動して、ラインの接続状態が維持されます。
変更された入力には、AF_CONF フィールドが追加されます。 このフィールドは、0 より大きく最大で 100 までの値を格納し、各フィーチャの調整の信頼度を示します。 100 の値は、調整の候補が明確であることを意味します。 この値は、複数の候補が見つかった場合や、形状の差異が大きい場合、または [照合フィールド] パラメーターを指定したときに属性が一致しない場合に減少します。 変更されないフィーチャには -1 の値が指定されます。 入力フィーチャとターゲット フィーチャが複雑な場合には、予期しない調整が発生することがあります。 特に AF_CONF の値が比較的小さいフィーチャに対して、処理後の検査が必要な場合があります。
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力フィーチャ | 調整対象の入力ラインまたはポリゴン フィーチャ。 | Feature Layer |
ターゲット フィーチャ | 入力フィーチャが一致する入力ラインまたはポリゴン。 | Feature Layer |
検索距離 | 一致候補の検索に使用される距離。 ゼロより大きい距離を指定する必要があります。 優先的に適用される単位を選択できます。 デフォルトはフィーチャの単位です。 | Linear Unit |
照合フィールド (オプション) | 入力フィーチャおよびターゲット フィーチャのフィールド。 これを入力すると、照合候補に関して各フィールド ペアがチェックされるため、正しい照合の特定に役立ちます。 | Value Table |
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
| 出力フィーチャ | 更新された入力フィーチャ。 | Feature Layer |
arcpy.management.AlignFeatures(in_features, target_features, search_distance, {match_fields})| 名前 | 説明 | データ タイプ |
in_features | 調整対象の入力ラインまたはポリゴン フィーチャ。 | Feature Layer |
target_features | 入力フィーチャが一致する入力ラインまたはポリゴン。 | Feature Layer |
search_distance | 一致候補の検索に使用される距離。 ゼロより大きい距離を指定する必要があります。 優先的に適用される単位を選択できます。 デフォルトはフィーチャの単位です。 | Linear Unit |
match_fields [[source_field, target_field],...] (オプション) | 入力フィーチャおよびターゲット フィーチャのフィールド。 これを入力すると、照合候補に関して各フィールド ペアがチェックされるため、正しい照合の特定に役立ちます。 | Value Table |
| 名前 | 説明 | データ タイプ |
| out_feature_class | 更新された入力フィーチャ。 | Feature Layer |
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで AlignFeatures 関数を使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/Countries.gdb"
arcpy.edit.AlignFeatures("countryA_border", "target_border", "25 Feet")次のスタンドアロン スクリプトは、AlignFeatures 関数をスクリプティング環境で適用する方法の例を示しています。
import arcpy
import os
# All input data is in country.gdb and output will also go to this gdb
arcpy.env.workspace = os.path.join(os.getcwd(), "country.gdb")
in_features_orig = "common_border"
in_features_copy = "common_border1"
# Make a copy of the original data
arcpy.management.CopyFeatures(in_features_orig, in_features_copy)
# Features to which input will be aligned
target_features = "country1_border"
search_dist = "100 Meters"
match_fields = [["A_field", "B_field"]]
arcpy.edit.AlignFeatures(in_features_copy, target_features, search_dist, match_fields)