サーフェス傾斜方向 (Surface Aspect) (3D Analyst)

サマリー

TIN、テレイン、または LAS データセット サーフェスから計測した傾斜方向を表すポリゴン フィーチャを作成します。

TIN 傾斜方向の図

使用法

  • 傾斜方向はサーフェスの横の向きを表し、度単位で計測されます。サーフェスの各ファセットには傾斜を基数または序数で表現した方向を表すコード値が割り当てられ、同じコードを持つ隣接した領域は 1 つのフィーチャにマージされます。デフォルトの分類スキームは、次のように定義されています。

    コード傾斜の方向傾斜角の範囲

    -1

    フラット

    傾斜なし

    1

    0° – 22.5°

    2

    北東

    22.5° – 67.5°

    3

    67.5° – 112.5°

    4

    南東

    112.5° – 157.5°

    5

    157.5° – 202.5°

    6

    南西

    202.5° – 247.5°

    7

    西

    247.5° – 292.5°

    8

    北西

    292.5° – 337.5°

    9

    337.5° – 360°

  • カスタマイズしたクラス定義は、[クラス閾値テーブル] で示すことができます。テーブルには列が 2 つ必要で、最初の列は度単位の傾斜方向のブレーク ポイントを示し、2 つ目の列はコード値を定義します。次の例について考えてみます。

    閾値Aspect_Code

    90.0

    1

    180.0

    2

    270.0

    3

    360.0

    4

    サポートされている表のフォーマットは、*.dbf、*.txt、またはジオデータベース テーブルのいずれかです。フィールドの名前は何でもかまいません。最初の列が常にクラス閾値に使用され、2 つ目の列が常に傾斜方向コードに使用されます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力サーフェス

処理される TIN、テレイン、または LAS データセット サーフェス。

LAS Dataset Layer; Terrain Layer; TIN Layer
出力フィーチャクラス

生成されるフィーチャクラス。

Feature Class
クラス閾値テーブル
(オプション)

出力フィーチャクラスの傾斜方向範囲を定義するのに使用する分類の閾値を含むテーブル。

Table
傾斜方向フィールド
(オプション)

傾斜方向コードの値を格納するフィールド。

String
ピラミッド レベル解像度
(オプション)

使用されるテレイン ピラミッド レベルの Z 許容値またはウィンドウ サイズの解像度。 デフォルト値は 0 (最大解像度) です。

Double

arcpy.ddd.SurfaceAspect(in_surface, out_feature_class, {class_breaks_table}, {aspect_field}, {pyramid_level_resolution})
名前説明データ タイプ
in_surface

処理される TIN、テレイン、または LAS データセット サーフェス。

LAS Dataset Layer; Terrain Layer; TIN Layer
out_feature_class

生成されるフィーチャクラス。

Feature Class
class_breaks_table
(オプション)

出力フィーチャクラスの傾斜方向範囲を定義するのに使用する分類の閾値を含むテーブル。

Table
aspect_field
(オプション)

傾斜方向コードの値を格納するフィールド。

String
pyramid_level_resolution
(オプション)

使用されるテレイン ピラミッド レベルの Z 許容値またはウィンドウ サイズの解像度。 デフォルト値は 0 (最大解像度) です。

Double

コードのサンプル

SurfaceAspect (サーフェス傾斜方向) の例 1 (Python ウィンドウ)

次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。

arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.ddd.SurfaceAspect("sample.gdb/featuredataset/terrain", "terrain_aspect.shp")
SurfaceAspect (サーフェス傾斜方向) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。

'''****************************************************************************
Name: SurfaceAspect Example
Description: This script demonstrates how to use the
             SurfaceAspect and SurfaceSlope tools to generate a polygon
             that contains the intersection of both
****************************************************************************'''

# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"

# List all TINs in workspace
listTINs = arcpy.ListDatasets("","TIN")

# Determine whether the list contains any TINs
if len(listTINs) > 0:
    for dataset in listTINs:
        print(dataset)
        # Set Local Variables
        aspect = arcpy.CreateUniqueName("Aspect.shp")
        slope = arcpy.CreateUniqueName("Slope.shp")
        outFC = dataset + "_Aspect_Slope.shp"
        #Execute SurfaceAspect
        arcpy.ddd.SurfaceAspect(dataset, aspect)
        #Execute SurfaceSlope
        arcpy.ddd.SurfaceSlope(dataset, slope)
        #Execute SurfaceSlope
        print("Starting Intersect")
        arcpy.analysis.Intersect(aspect + " #;" + slope + " #", outFC, "ALL")
        print("Completed intersect for " + dataset)
else:
    print("There are no TINs in the " + env.workspace + " directory.")

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