| ラベル | 説明 | データ タイプ | 
| 入力 | マルチポイント フィーチャクラスにインポートされる LAS または ZLAS ファイル。フォルダーを指定した場合、そのフォルダーにあるすべての LAS ファイルがインポートされます。 File Explorer でフォルダーを選択して、パラメーターの入力ボックスにドラッグすることで、[ジオプロセシング] ウィンドウでフォルダーを入力として指定することもできます。 | Folder; File | 
| 出力フィーチャクラス | 生成されるフィーチャクラス。 | Feature Class | 
| 平均ポイント間隔 | 入力ファイル (複数可) 内のポイント間の平均 2D 距離。この値は概算値で構いません。さまざまな密度で面積がサンプリングされている場合、小さいほうの間隔を指定します。この値は、出力座標系の投影単位で設定する必要があります。 | Double | 
| クラス コード (オプション) | LAS データ ポイントのクエリ フィルターとして使用される分類コード。 有効な値の範囲は 0 ~ 255 です。 デフォルトではフィルターは適用されません。 | Long | 
|  リターン値 (オプション) | マルチポイント フィーチャにインポートされる LAS ポイントのフィルタリングに使用されるリターン。 
 | String | 
| 入力属性名 (オプション) | 出力の属性テーブル内の BLOB (Binary Large Object) フィールドに格納される値を持つ LAS ポイント プロパティ。生成されるフィーチャがテレイン データセットに属する場合は、格納された属性を使用してテレインをシンボル表示できます。[名前] 列は、指定した属性の格納に使用されるフィールドの名前を示します。以下の LAS プロパティがサポートされています。 
 | Value Table | 
|  座標系 (オプション) | 入力 LAS ファイルの座標系。 | Coordinate System | 
| ファイル接尾辞 (オプション) | 入力フォルダーからインポートするファイルの接尾辞。 フォルダーが入力として指定されている場合は、このパラメーターが必要です。 | String | 
| Z 係数 (オプション) | Z 値に乗算する係数。 これは通常、Z 距離単位から XY 距離単位に変換する場合に使用されます。 デフォルトは 1 です。この場合、標高値は変更されません。 入力サーフェスの空間参照に距離単位の指定された Z 測地基準系がある場合、このパラメーターは使用できません。 | Double | 
| サブフォルダーを含める (オプション) | サブフォルダー ディレクトリにデータの格納された入力フォルダーが選択されたときに、サブフォルダーまでスキャンします。出力フィーチャクラスは、ディレクトリ構造で検出された各ファイルの行で生成されます。 
 | Boolean | 
サマリー
1 つ以上の LIDAR ファイルを使用してマルチポイント フィーチャを作成します。
図

使用法
- このツールは、バージョン 1.0 〜 1.4 の ZLAS ファイルおよび LAS ファイルをサポートしています。 
- 				ArcGIS では、ASPRS (American Society of Photogrammetry and Remote Sensing) によって定義された LAS 分類スキーマを使用します。 LIDAR ポイントの分類の詳細 
- LAS 形式は、LIDAR ポイントごとの、事前に定義された多数の属性の格納をサポートしています。特定の LAS ファイルのコレクションで使用できる属性がわからない場合は、LAS データセットを使用して LAS ファイルのプロパティを確認することを検討してください。 
- 複数の LAS 属性を Oracle データベースに読み込む場合は、パラメーター attribute_binary のすべての DBTUNE キーワードが LONGRAW ではなく BLOB (Binary Large Object) を使用するように設定されている必要があります。LAS 属性は BLOB として読み込まれますが、Oracle では LONGRAW 表で複数の BLOB をサポートしていないためです。詳細については、Oracle データベース管理者に問い合わせてください。 
パラメーター
arcpy.ddd.LASToMultipoint(input, out_feature_class, average_point_spacing, {class_code}, {return}, {attribute}, {input_coordinate_system}, {file_suffix}, {z_factor}, {folder_recursion})| 名前 | 説明 | データ タイプ | 
| input [input,...] | マルチポイント フィーチャクラスにインポートされる LAS または ZLAS ファイル。フォルダーを指定した場合、そのフォルダーにあるすべての LAS ファイルがインポートされます。 File Explorer でフォルダーを選択して、パラメーターの入力ボックスにドラッグすることで、[ジオプロセシング] ウィンドウでフォルダーを入力として指定することもできます。 | Folder; File | 
| out_feature_class | 生成されるフィーチャクラス。 | Feature Class | 
| average_point_spacing | 入力ファイル (複数可) 内のポイント間の平均 2D 距離。この値は概算値で構いません。さまざまな密度で面積がサンプリングされている場合、小さいほうの間隔を指定します。この値は、出力座標系の投影単位で設定する必要があります。 | Double | 
| class_code [class_code,...] (オプション) | LAS データ ポイントのクエリ フィルターとして使用される分類コード。 有効な値の範囲は 0 ~ 255 です。 デフォルトではフィルターは適用されません。 | Long | 
| return [return,...] (オプション) | マルチポイント フィーチャにインポートされる LAS ポイントのフィルタリングに使用されるリターン。 
 | String | 
| attribute [[keyword, name],...] (オプション) | 出力の属性テーブル内の BLOB (Binary Large Object) フィールドに格納される値を持つ LAS ポイント プロパティ。生成されるフィーチャがテレイン データセットに属する場合は、格納された属性を使用してテレインをシンボル表示できます。[名前] 列は、指定した属性の格納に使用されるフィールドの名前を示します。以下の LAS プロパティがサポートされています。 
 | Value Table | 
| input_coordinate_system (オプション) | 入力 LAS ファイルの座標系。 | Coordinate System | 
| file_suffix (オプション) | 入力フォルダーからインポートするファイルの接尾辞。 フォルダーが入力として指定されている場合は、このパラメーターが必要です。 | String | 
| z_factor (オプション) | Z 値に乗算する係数。 これは通常、Z 距離単位から XY 距離単位に変換する場合に使用されます。 デフォルトは 1 です。この場合、標高値は変更されません。 入力サーフェスの空間参照に距離単位の指定された Z 測地基準系がある場合、このパラメーターは使用できません。 | Double | 
| folder_recursion (オプション) | サブフォルダー ディレクトリにデータの格納された入力フォルダーが選択されたときに、サブフォルダーまでスキャンします。出力フィーチャクラスは、ディレクトリ構造で検出された各ファイルの行で生成されます。 
 | Boolean | 
コードのサンプル
次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.ddd.LASToMultipoint("001.las", "Test.gdb/feature_dataset/sample_1", 1.5, 
                        "2", "ANY_RETURNS", "INTENSITY", "Coordinate Systems"\
                        "/Projected Coordinate Systems/UTM/NAD 1983/NAD 1983 "\
                        "UTM Zone 17N.prj", "las", 1)次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。
'''****************************************************************************
Name: Define Data Boundary of LAS File
Description: This script demonstrates how to delineate data boundaries of 
             LAS files with irregularly clustered points. It is intended for 
             use as a script tool with one input LAS file.
****************************************************************************'''
# Import system modules
import arcpy
# Set local variables
inLas = arcpy.GetParameterAsText(0)  # input LAS file
ptSpacing = arcpy.GetParameterAsText(1)  # LAS point spacing
classCode = arcpy.GetParameterAsText(2)  # List of integers
returnValue = arcpy.GetParameterAsText(3)  # List of strings
outTin = arcpy.GetParameterAsText(4)  # TIN created to delineate data area
outBoundary = arcpy.GetParameterAsText(5)  # Polygon boundary file
try:
    # Execute LASToMultipoint
    lasMP = arcpy.CreateUniqueName('lasMultipoint', 'in_memory')
    arcpy.ddd.LASToMultipoint(inLas, LasMP, ptSpacing, class_code, 
                             "ANY_RETURNS", "", sr, inFormat, zfactor)
    # Execute CreateTin
    arcpy.ddd.CreateTin(outTin, sr, "{0} Shape.Z masspoints"\
                       .format(lasMP), "Delaunay")
    # Execute CopyTin
    arcpy.ddd.CopyTin(outTin, "{0}_copy".format(outTin))
    # Execute DelineateTinDataArea
    maxEdge = ptSpacing * 4
    arcpy.ddd.DelineateTinDataArea(outTin, maxEdge, "PERIMETER_ONLY")
    # Execute TinDomain
    arcpy.ddd.TinDomain(outTin, outBoundary, "POLYGON")
        
except arcpy.ExecuteError:
    print(arcpy.GetMessages())
except Exception as err:
    print(err)