データ エンジニアリングを使用して、データを探索、視覚化、クリーニング、準備をします。 データ エンジニアリング処理は、多くの空間解析ワークフローやマッピング ワークフローの第一歩として一般的に行われます。 データ エンジニアリング ビューとリボンを利用することで、データの理解を深め、GIS ワークフローに備えることができます。
データ エンジニアリング ビューでは、次の操作を行えます。
- 1 つまたは複数のレイヤーのデータ エンジニアリング ビューを開く。
- フィールドのリストをタイプ別に表示して、データのフィールドを探索し、データのマップとチャートを手早く作成することでパターンを理解する。
- データの統計を操作し、値とデータの分布に対する理解を深める。
- ジオプロセシング ツールを適用してデータのクリーン、構築、統合、フォーマットを適用して、データを準備する。
例
たとえば、米国の郡の学業成績データセットがあるとします。 このデータセットを使用してデータ エンジニアリング ビューで開くと、データの探索と準備を行うことができます。 フィールド パネルには、フィールド名またはエイリアスとタイプが表示され、フィールドのチャートをシンボル表示して作成したり、属性テーブル内のフィールドに移動したりするためのボタンも用意されています。 統計パネルでは、データ品質の指標の表示、統計の表示、チャートのプレビューを行うための、フィールドのサブセットを選択できます。 データ タイプを基準にフィルターして結果をさらに詳しく探索したり、統計をスタンドアロン テーブルにエクスポートしたりすることができます。
データを調査すると、リボンのツールや機能を利用してデータを準備できます。 たとえば、[構築] ギャラリーの [フィールドの変換 (Transform Field)] ツールを使用してフィールドを正規化したり、[クリーン] ギャラリーの [欠損値の補完 (Fill Missing Values)] ツールを使用して Null 値を置換したりできます。 あるいは、Null 値を含むセルを右クリックして [欠損値の補完 (Fill Missing Values)] ツールを開くこともできます。 また、データ エンジニアリング ビューの統計パネルとフィールド パネルのショートカット メニューにあるツールを使用して、データの問題に対処することもできます。