クエリ レイヤーの SQL ステートメントのパラメーターを定義できます。これにより、ArcGIS AllSource がクエリをデータベースに送信してデータを取得する前に、クエリ レイヤーを使用するユーザーがパラメーター値を動的に更新できるようになります。クエリ レイヤーの次の 2 種類のパラメーターを使用できます。
- 範囲パラメーターは、数値または時間値をレンジ スライダーおよびタイム スライダーに動的に接続します。これにより、スライダーを使用して数値範囲または時間範囲を変更できます。
- 不連続パラメーターを使用すると、クエリを実行する前にリテラル値でクエリを更新できます。
クエリ レイヤーでパラメーターを設定するには、「クエリ レイヤーのパラメーターの定義」をご参照ください。
範囲パラメーター値の更新
日時値を参照する範囲パラメーターにより、クエリ レイヤーが時間対応となります。[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブで、レイヤー時間が SQL クエリのパラメーターに関連付けられていることが示され、パラメーターの名前も示されます。タイム スライダーを使用して、範囲パラメーターの値 (複数可) を更新します。
数値データ (integer または double) を参照する範囲パラメーターは、レンジ スライダーに接続されます。レンジ スライダーを使用して、範囲パラメーターの値 (複数可) を更新します。レイヤーの数値データを参照する範囲パラメーターは複数でもかまいません。各範囲パラメーターは、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [範囲] タブから管理できる範囲に関連付けられています。範囲をクリックして、プロパティを修正します。範囲フィールドは、SQL クエリで定義されているパラメーターに関連付けられていることを示しています。
不連続パラメーター値の更新
クエリ レイヤーで不連続パラメーターが宣言されている場合、マップまたはシーンでクエリ レイヤーを操作するときに、パラメーター値を更新したり制限したりすることができます。たとえば、地震発生場所を示すレイヤーでは、デフォルトでマグニチュード 6 以上の地震のみを表示するよう不連続パラメーターを設定できます。ソースの SQL クエリを修正する必要はなく、レイヤーの値を直接変更できます。不連続パラメーターには、単一の値または選択リストを指定できます。クエリ レイヤーは、複数の不連続パラメーターに対応します。
以下の手順に従って、クエリ レイヤーで定義されている不連続パラメーターの値を更新します。
- [コンテンツ] ウィンドウでクエリ レイヤーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスで、[クエリ パラメーター] タブをクリックし、レイヤーの使用可能な不連続パラメーターを表示します。1 つのクエリ レイヤーには、パラメーター名またはエイリアス (パラメーターを定義したときに指定した場合) のいずれかによって指定された任意の数の不連続パラメーターを設定できます。
- テーブルのフィルター行をクリックし、必要に応じて値を更新します。複数の値の場合は、値のセルが、チェックボックス オプションのあるプルダウン メニューとなっています。必要に応じて、セルに新しい値をカンマで区切って入力して、フィルター値を修正します。
- レイヤーを定義する SQL クエリの不連続パラメーターの定義値に値を戻すには、[リセット] ボタンをクリックします。