JPEG にエクスポート

JPEG ファイルは、圧縮された画像ファイルです。 JPEG ファイルは 24 ビット カラーをサポートし、通常は他の多くの画像形式よりもファイル サイズがかなり小さいので、Web 上で広く使用されています。 ただし、JPEG の圧縮アルゴリズムは非可逆的であり、ラインの描画およびテキストやアイコンのグラフィックスは圧縮すると不鮮明になるため、マップ イメージではほとんどの場合推奨されません。 したがって、マップ イメージ向けとしては PNG の方が通常は優れた形式になります。 JPEG は、ジオリファレンスされたラスター データとして使用できるように、生成時にワールド ファイルを付加することができます。

.jpeg ファイルをエクスポートする際は、マップ ビューまたはレイアウト ビューがアクティブであることを確認してください。 [共有] タブで、アクティブ ビューに応じて [マップのエクスポート] マップのエクスポート または [レイアウトのエクスポート] レイアウトのエクスポート をクリックし、[エクスポート] ウィンドウを開きます。 [ファイル タイプ] パラメーターを [JPEG] に変更します。 ファイルの名前と場所、その他のプロパティを設定し、[エクスポート] をクリックします。

注意:

一部のオプションは、マップまたはレイアウトにエクスポートする場合のみ使用できます。 マップをエクスポートする際は、マップ エクスポートのサイズを設定できます。 レイアウトをエクスポートする際は、グラフィックス範囲でクリップできます。

.jpeg ファイルにエクスポートする際は、次のプロパティを使用できます。

プロパティ説明

品質

エクスポートに適用される画像圧縮の量。 低品質の場合はファイル サイズが小さくなりますがデータがあまり鮮明ではなく、最高品質の場合はファイル サイズが大きくなりますがデータが鮮明になります。

DPI

エクスポート ファイルの解像度 (dpi (Dots Per Inch) 単位)。 [DPI] はレイアウトのエクスポート時にのみ使用できます。 マップをエクスポートする場合、dpi は自動的に計算されます。 マップのエクスポートの場合、[幅] 値と [高さ] 値を増やしてピクセルを追加し、出力の解像度を高めます。

ワールド ファイルの作成

エクスポートされたマップと同じ場所で、ジオリファレンス情報を含む個別のワールド ファイルを生成します。 このファイルにより、エクスポートされた画像を ArcGIS AllSource またはその他の GIS アプリケーションでラスター データとして使用できます。

レイアウトをエクスポートするときに、[マップ フレーム] を、そのワールド ファイルのジオリファレンス情報の基となる 2D マップ フレームに設定します。

このオプションは 3D ビューでは使用できません。

色深度

色をピクセルで表す場合のビット数。 次から選択します。

  • [8 ビット グレースケール] - グレーの 256 色。 すべての色がグレースケールに変換されます。
  • [24 ビット トゥルー カラー] - 16,777,216 色を再現できます。 このオプションは、最高の色忠実度をもたらします。

カラー プロファイルの埋め込み

マップまたはレイアウトのカラー プロファイル セットをエクスポート ファイルに含めます。 これにより、ファイルを別のデバイスで表示した場合でも、色の一貫性を維持できます。 プロファイルが埋め込まれていない場合、または色管理されていないビューアーが使用される場合、色は画面上の表示と大幅に異なる可能性があります。

このオプションは、色管理が有効な場合のみ利用できます。 色管理が有効になっておらず、色空間が CMYK に設定されている場合、エクスポートには引き続き CMYK 色空間が含まれます。 これにより、エクスポートしたファイルを見たときに、一部の色が異なって表示されることがあります。