マップ上の場所の検索は、GIS に必要不可欠な操作です。 ジオコーディングとは、1 組の座標、住所、場所の名前などの位置の説明を、地球表面の位置に変換するプロセスです。 一度に 1 つの位置の説明を提供してジオコーディングを実行し、マップ上の位置を拡大表示するか、空間解析に使用できるテーブル全体を変換することができます。
次のようなタイプの位置をすばやく検索し、マップ上に表示することができます (検索できる位置のタイプはこれに限りません)。
- 都市 (複数)
- ランドマーク
- 名称
- 地理的な位置
- 山
- 河川
- 住所
- ストリート交差点
- 番地とストリート名
- 郵便番号
- 座標
- 緯度と経度
- マップ ドキュメントの座標系の値
- MGRS (Military Grid Reference System)
- United States National Grid (USNG) 座標系
- ユニバーサル横メルカトル (UTM) 座標
注意:
これらの x,y 位置を検索する場合、プロジェクトに特定のロケーターは必要ありません。 ArcGIS AllSource では、[場所検索] ウィンドウの [XY プロバイダー] を使用して x,y 位置を検索できます。
注意:
また、[ロケーターの作成 (Create Locator)] ツールや [フィーチャ ロケーターの作成 (Create Feature Locator)] ツールで作成したロケーター、および ArcGIS StreetMap Premium ロケーターは座標のグローバル検索 (緯度/経度、MGRS、DD、USNG) をサポートしています。 座標検索のサポートは、ロケーターの [ロケーター プロパティ] ダイアログ ボックスの [ジオコーディング オプション] ページにある [サポートするカテゴリ] で無効または有効にします。x,y 座標の入力による検索方法を以下に示します。
- 座標は、経度/緯度または緯度/経度の順序で入力できます。 x は経度 (東西)、y は緯度 (南北) を表します。ステータス バーの座標もこれと同じ順序で表示されます。 極座標は、必ずしもこの順序で指定されるとは限りません。 たとえば、マップに「17.1325 -60.666」をプロットする場合は、それらの座標が経度/緯度と緯度/経度のどちらの順序で指定されているか確認する必要があります。 座標値から順番を識別できるのは、座標値に、半球を表す文字 E、W、N、S が含まれている場合です。 検索した候補は、結果が [経緯度] ポイントと [緯経度] ポイントのどちらであるかを示します。
- 10 進度 (DD)、度分秒 (DMS)、または度分 (10 進) (DM) を使用している場合は、西経または南緯を示すために数値の前にマイナス記号 (-) を使用するか、あるいは数値の前後に E、W、N、S を使用して、座標値を入力することができます。
- DMS 座標値と DM 座標値は、スペース、または特殊文字°、'、および " (これらの文字を使用する他のダイアログ ボックスやアプリケーションからコピーした座標値を貼り付ける場合など)、あるいはその両方で区切ることができます。
- ダイアログ ボックスで DD、DMS、DM のどれを使用するかにかかわらず、座標値はこれら 3 つの形式のいずれかで入力することができ、指定した形式と一致するように自動的に変換されます。
- MGRS または USNG の場所を使用するときは、座標文字列にスペースが含まれないようにしてください。
経度/緯度の有効な入力形式
-45 | -45 |
45 W | 45 S |
45.50W | 45.50S |
W45 | S45 |
45 30.5W | 44 30.5S |
45°30'30"W | 45°30'30"N |
45 30 30 W | 45 30 30 N |
-45 30 30 | 45 30 30 |
45 30.50W | 45 30.50 |
-45.50833 | 45.50833 |
MGRS および USNG の有効な入力値
18SUH | 100,000 平方メートル | 0 桁座標 |
18SUH64 | 10,000 平方メートル | 2 桁座標 |
18SUH6743 | 1,000 平方メートル | 4 桁座標 |
18SUH678432 | 100 平方メートル | 6 桁座標 |
18SUH67894321 | 10 平方メートル | 8 桁座標 |
18SUH6789043210 | 1 平方メートル | 10 桁座標 |
UTM 座標の有効な入力値
17R 419230 2714967 | 1 平方メートル | 13 桁座標 |