マルチファイル フィーチャ コネクションのジオメトリ プロパティ

マルチファイル フィーチャ コネクション データセットには、地理的な位置を定義するジオメトリ プロパティがあり、ジオメトリ タイプ、ジオメトリの構築に使用するフィールド、および空間参照が含まれます。

どんなときにジオメトリ情報を更新する必要があるかを以下の例で示します。

  • データの空間参照を定義するとき。
  • ジオメトリで使用するフィールドを変更するとき。 例: pickup_xpickup_y から dropoff_xdropoff_y への切り替え。
  • フィールドおよびジオメトリ タイプを変更するとき。 例: X、Y 位置から WKT (Well-Known Text) を使用したフィールドへの切り替え。
  • ジオメトリを有効化するとき。 例: テーブルからポリゴンへの切り替え。

フィールド プロパティの詳細

ジオメトリは、区切り付きファイル、ORC、パーケット ファイルで変更できます。 シェープファイルがソースのデータセットでは、ジオメトリを変更できません。

ジオメトリ プロパティには、次の 3 つのコンポーネントがあります。

  • ジオメトリ タイプ - ジオメトリ タイプを示す必須プロパティ。 ポイント、ライン、ポリゴン、なしから選択します。 ジオメトリ タイプが存在しない場合、データセットはテーブルになります。
  • 空間参照 - データセットの空間参照を示す必須プロパティ。 データセットにジオメトリがある場合、WKID (Well-Known ID) のいずれかまたは両方 (WKID と最新の WKID) または WKT を指定する必要があります。
  • フィールド - 空間的な表現を含む区切りデータセットの必須プロパティ。 ジオメトリの名前と形式を示します。

デフォルトの空間参照は WGS84 (WKID 4326) に設定されています。

以下のジオメトリ形式がサポートされています。

  • [XYZ] - 2 つ以上のフィールドが X、Y、および Z (オプション) を表します。 これが最も一般的なジオメトリ形式タイプです。 この形式は、ラインやポリゴンではサポートされていません。
  • [WKT] - ジオメトリが WKT フィールド内の単一のフィールドで表されます。
  • [WKB] - ジオメトリが WKB (Well-Known Binary) フィールド内の単一のフィールドで表されます。 この形式は、パーケットおよび ORC ソースのデータセットのみでサポートされます。
  • [GeoJSON] - ジオメトリは、GeoJSON 形式の単一のフィールドで表されます。
  • [EsriJSON] - ジオメトリは、EsriJSON 形式の単一のフィールドで表されます。
  • [EsriShape] - ジオメトリは、EsriShape 形式の単一のフィールドで表されます。

マルチファイル フィーチャ コネクション データセットのジオメトリ プロパティを変更しても、ソース データセットは変更されません。

ジオメトリの表現に複数のフィールドを使用するには、たとえば、経度の度を表すフィールドと分を表すフィールドでジオメトリを設定し、*.mfc ファイルを手動で変更します。


このトピックの内容
  1. フィールド プロパティの詳細