ポイント → トラック セグメント (Points To Track Segments) (AllSource)

サマリー

入力ポイント データの時間対応シーケンス (GPS ポイントなど) を一連の出力パスに変換します。

使用法

  • [入力フィーチャ] パラメーター値が投影座標系で表現される場合、[出力フィーチャクラス] パラメーター値でも同じ座標系が使用されます。 [入力フィーチャ] パラメーター値が地理座標系で表現される場合、[出力フィーチャクラス] パラメーター値では世界正距方位図法 (World Azimuthal Equidistant) が使用されます。

  • [入力フィーチャ] パラメーター値に同じ座標を持つポイントが含まれている場合、各出力ラインが作成されるときに 1 センチメートルのオフセットが 2 番目の Y 座標に追加されます。 これは、ジオメトリ モデルで単一のポリラインの重複する頂点が許可されないためです。

  • [入力フィーチャ] のポイントが、投影された Web メルカトルで表現される場合は、Shape Length フィールドと distance_m フィールドの値の間に不一致が生じることがあります。これは、distance_m フィールドの値が測地線の長さを使用して計算され、より精度が高いと見なされるためです。

  • 次のフィールドが、[出力フィーチャクラス] パラメーター値に追加されます。

    フィールド名フィールド エイリアス説明
    d_startStart Date

    開始日時

    d_start_sStart Date (string)

    文字列またはテキストとしての開始日時

    d_endEnd Date

    終了日時

    d_end_sEnd Date (string)

    文字列またはテキストとしての終了日時

    distance_mDistance (meters)

    距離 (メートル)

    dt_secTime Delta (seconds)

    時差 (秒)

    dt_minTime Delta (minutes)

    時差 (分)

    speed_mpsSpeed (meters per second)

    オプション。 速度 (メートル/秒)

    speed_mphSpeed (miles per hour)

    オプション。 速度 (マイル/時間)

    speed_kphSpeed (kilometers per hour)

    オプション。 速度 (キロメートル/時間)

    speed_kntSpeed (knots)

    オプション。 速度 (ノット)

    oid_startStart ObjectID

    [入力フィーチャ] の始点のオブジェクト ID

    oid_endEnd ObjectID

    [入力フィーチャ] の終点のオブジェクト ID

    group_idGroup Identification

    オプション。 [入力フィーチャ] パラメーターの [グループ フィールド]

  • 次のフィールドが、[出力シーケンス ポイント] パラメーター値に追加されます。

    フィールド名フィールド エイリアス説明
    sequenceSequence Number

    トラック内でのポイントのシーケンス番号

    dateDate

    [入力フィーチャ] パラメーターの日時フィールド

    date_strDate (string)

    文字列としての日時フィールド

    oid_origOriginal ObjectID

    [入力フィーチャ] パラメーターの元のフィーチャのオブジェクト ID

    group_idGroup Identification

    オプション。 [入力フィーチャ] パラメーターの [グループ フィールド]

    [出力フィーチャクラス] および [出力シーケンス ポイント] パラメーターに対して出力 .lyrx ファイル (シンボルとレイヤーの設定) が作成されます。 これらのファイルは、出力フィーチャを含む最も近いフォルダー ワークスペースに作成されます。

  • [速度フィールドを含める] パラメーターがオンで、[重複するタイムスタンプのエラー] パラメーターがオフの場合、出力トラックの速度で計測されるすべての重複するタイム スタンプは、ポイント間の距離に関係なく inf (inf は infinity (無限) を意味する) になります。

  • [グループ フィールド] パラメーター値の NULL 値は処理されません。 NULL 値の並べ替えとグループ化は、入力ポイント処理の一部として実行できないため、それらの行はスキップされます。 この問題を防止するには、データ エンジニアリングまたは [フィールド演算 (Calculate Field)] ツールを使用して NULL 値を有効な値に変換してから、このツールを使用します。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

作成されるトラックに沿ったポイント位置としてのポイント フィーチャ。

Feature Layer
日付フィールド

[入力フィーチャ] のポイントの順序付けに使用される日付フィールド。

Field
出力フィーチャクラス

出力トラック ライン フィーチャ。

Feature Class
グループ フィールド
(オプション)

入力ポイントのグループ化に使用される [入力フィーチャ] パラメーターのフィールド。 一意のグループごとに別々のトラックが作成されます。

Field
速度フィールドを含める
(オプション)

速度フィールド (speed_mpsspeed_mphspeed_kphspeed_knt) が [出力フィーチャクラス] パラメーター値に含まれるかどうかを指定します。

  • オン - 出力速度フィールドが出力に含まれます。 これがデフォルトです。
  • オフ - 出力速度フィールドが出力に含まれません。
Boolean
出力シーケンス ポイント
(オプション)

出力ポイント フィーチャ。 [出力フィーチャクラス] パラメーターで作成されたパスに使用される順序を含む SEQUENCE フィールドが出力に含められます。

Feature Class
重複するタイムスタンプのエラー
(オプション)

[日付フィールド] パラメーター値内または [グループ フィールド] パラメーター値の各グループ内の重複するタイムスタンプが受け入れられるか、またはツールが失敗する原因となるかを指定します。

  • オン - 重複するタイムスタンプは、ツールが失敗する原因となります。 これがデフォルトです。
  • オフ - 重複するタイムスタンプは受け入れられます。 重複するタイムスタンプのシーケンスは ObjectID の値に基づきます。
Boolean
入力フィールドを維持
(オプション)

フィールドが [入力フィーチャ] パラメーター値から [出力シーケンス ポイント] パラメーター値に移動されるかどうかを指定します。

  • オン - フィールドが [入力フィーチャ] パラメーター値から [出力シーケンス ポイント] パラメーター値に移動されます。
  • オフ - フィールドが [入力フィーチャ] パラメーター値から [出力シーケンス ポイント] パラメーター値に移動されません。 これがデフォルトです。
Boolean

arcpy.intelligence.PointsToTrackSegments(in_features, date_field, out_feature_class, {group_field}, {include_velocity}, {out_point_feature_class}, {error_on_duplicate_timestamps}, {keep_input_fields})
名前説明データ タイプ
in_features

作成されるトラックに沿ったポイント位置としてのポイント フィーチャ。

Feature Layer
date_field

in_features のポイントの順序付けに使用される日付フィールド。

Field
out_feature_class

出力トラック ライン フィーチャ。

Feature Class
group_field
(オプション)

入力ポイントのグループ化に使用される in_features パラメーターのフィールド。 一意のグループごとに別々のトラックが作成されます。

Field
include_velocity
(オプション)

出力速度フィールド (speed_mpsspeed_mphspeed_kphspeed_knt) が out_feature_class パラメーター値に含まれるかどうかを指定します。

  • INCLUDE_VELOCITY出力速度フィールドが出力に含まれます。 これがデフォルトです。
  • EXCLUDE_VELOCITY出力速度フィールドが出力に含まれません。
Boolean
out_point_feature_class
(オプション)

出力ポイント フィーチャ。 out_feature_class パラメーターで作成されたパスに使用される順序を含む SEQUENCE フィールドが出力に含められます。

Feature Class
error_on_duplicate_timestamps
(オプション)

date_field パラメーター値内または group_field パラメーター値の各グループ内の重複するタイムスタンプが受け入れられるか、またはツールが失敗する原因となるかを指定します。

  • ERROR_DUPLICATE_TIMESTAMPS重複するタイムスタンプは、ツールが失敗する原因となります。 これがデフォルトです。
  • ALLOW_DUPLICATE_TIMESTAMPS重複するタイムスタンプは受け入れられます。 重複するタイムスタンプのシーケンスは ObjectID の値に基づきます。
Boolean
keep_input_fields
(オプション)

フィールドが in_features パラメーター値から out_point_feature_class パラメーター値に移動されるかどうかを指定します。

  • KEEP_INPUT_FIELDSフィールドが in_features パラメーター値から out_point_feature_class パラメーター値に移動されます。
  • DISCARD_INPUT_FIELDSフィールドが in_features パラメーター値から out_point_feature_class パラメーター値に移動されません。 これがデフォルトです。
Boolean

コードのサンプル

PointsToTrackSegments の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで PointsToTrackSegments 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy

arcpy.intelligence.PointsToTrackSegments("C:/data/mtracks.gdb/source_pts", 
                                         "DateTime", 
                                         "C:/data/mtracks.gdb/tracklines", 
                                         "Name",
																																									"INCLUDE_VELOCITY",
																																									"C:/data/mtracks.gdb/seqpoints")
PointsToTrackSegments の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで PointsToTrackSegments 関数を使用する方法を示しています。

# Name: PointsToTrackSegments_Example2.py
# Description: Convert points to track segments.

# Import system modules
import arcpy 

# Set local variables
in_features = "C:/data/mtracks.gdb/source_pts"
date_time = "DateTime"
out_feature_class = "C:/data/mtracks.gdb/tracklines"
group_field = "Name" 
out_points = "C:/data/mtracks.gdb/seqpoints"

# Run PointsToTrackSegments
arcpy.intelligence.PointsToTrackSegments(in_features, date_time, 
                                         out_feature_class, group_field,
                                         "INCLUDE_VELOCITY", out_points)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。