ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力フィーチャ | 新しいレイヤーの作成に使用する入力フィーチャクラスまたはレイヤー。 アノテーションやディメンションなどのコンプレックス フィーチャクラスは、入力としては有効でありません。 | Feature Layer |
出力レイヤー | 作成されるフィーチャ レイヤーの名前。 レイヤーは、フィーチャ レイヤーを入力として使用するジオプロセシング ツールへの入力として使用できます。 | Feature Layer |
式 (オプション) | フィーチャのサブセットを選択するために使用する SQL 式。 入力が既存のフィルター設定を持つレイヤーであり、このパラメーターで where 句が指定されている場合は、両方の where 句が出力レイヤーの AND 演算子で結合されます。 たとえば、入力レイヤーに ID > 10 の where 句があり、このパラメーターが ID < 20 に設定されている場合、得られたレイヤーの where 句は ID > 10 AND ID < 20 になります。 | SQL Expression |
ワークスペースまたはフィーチャ データセット (オプション) | このパラメーターは使用されていません。 | Workspace; Feature Dataset |
フィールド情報 (オプション) | 出力レイヤーに含める、入力フィーチャのフィールド。 これらのフィールドを非表示に設定することで、入力フィールドを除外できます。また、数値フィールドには比率スプリット ポリシーを設定できます。 フィールド名の変更はサポートされていません。 | Field Info |
サマリー
フィーチャクラスまたはレイヤー ファイルから、フィーチャ レイヤーを作成します。 作成されるレイヤーは一時的なレイヤーであるため、そのレイヤーをディスクに保存するか、マップ ドキュメントを保存しない限り、セッションの終了後に削除されます。
使用法
テンポラリ フィーチャ レイヤーは、[レイヤー ファイルの保存 (Save To Layer File)] ツールを使用してレイヤー ファイルとして保存することも、あるいは [フィーチャのコピー (Copy Features)] ツールを使用して新しいフィーチャクラスとして保存することもできます。
アノテーションやディメンションなどのコンプレックス フィーチャクラスはサポートされていません。
SQL 式が使用され、その戻りがない場合、出力は空になります。
スプリット ポリシーを設定するには、[フィールド情報] パラメーターの [比率] オプションを使用します。 フィーチャ レイヤーをツールへの入力として使用していて、その入力フィーチャ レイヤーのジオメトリが処理中に分割されると、スプリット ポリシーが有効になります。 スプリット ジオメトリを出力に送出すると、出力属性値に対する入力属性値の比率が計算されます。 [比率] が有効な場合、オーバーレイ操作でフィーチャが分割されると、入力フィーチャの属性値の比率が出力フィーチャの属性に適用されます。 入力フィーチャ ジオメトリが分割された比率に基づいて、出力値が決定されます。 たとえば、入力ジオメトリが等分割された場合、入力フィーチャの属性値の 2 分の 1 が新しいフィーチャの属性値となります。 [比率] は数値フィールドにのみ適用されます。
デフォルトは none (オフ) です。 つまり、分割後の 2 つのフィーチャの属性は、元のオブジェクトの属性値のコピーになります。
注意:
ジオプロセシング ツールは、ジオデータベース フィーチャクラスまたはテーブル フィールドのスプリット ポリシーに従いません。
ModelBuilder を使用してツールを作成する場合は必ず、このツールへの入力データ変数を中間データとしてマークしないようにします。 中間データとしてマークされた入力は、モデルを実行し終えたときに削除されます。この場合、その出力レイヤーはマップに追加されません。
モデルでは、このツールの出力変数を、作成されるレイヤーに適用されるシンボルを含むレイヤー ファイルに割り当てることができます。 作成されるレイヤーが、モデルまたはスクリプト ツールの出力パラメーターとしてマップに返される場合、レイヤー ファイルからのシンボルは維持されますが、ラベル プロパティは維持されません。 ただし、このツールによってモデル内に作成されたレイヤーが永続データとして保存され、その永続データが出力パラメーターとしてマップに返される場合、レイヤー ファイルからのラベル プロパティは正しく適用されます。
[入力フィーチャ] パラメーターの値がレイヤーの場合、入力のシンボル、選択、フィルター設定が出力レイヤーに転送されます。
パラメーター
arcpy.management.MakeFeatureLayer(in_features, out_layer, {where_clause}, {workspace}, {field_info})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_features | 新しいレイヤーの作成に使用する入力フィーチャクラスまたはレイヤー。 アノテーションやディメンションなどのコンプレックス フィーチャクラスは、入力としては有効でありません。 | Feature Layer |
out_layer | 作成されるフィーチャ レイヤーの名前。 レイヤーは、フィーチャ レイヤーを入力として使用するジオプロセシング ツールへの入力として使用できます。 | Feature Layer |
where_clause (オプション) | フィーチャのサブセットを選択するために使用する SQL 式。SQL 構文の詳細については、「ArcGIS で使用される条件式の SQL リファレンス」をご参照ください。 入力が既存のフィルター設定を持つレイヤーであり、このパラメーターで where 句が指定されている場合は、両方の where 句が出力レイヤーの AND 演算子で結合されます。 たとえば、入力レイヤーに ID > 10 の where 句があり、このパラメーターが ID < 20 に設定されている場合、得られたレイヤーの where 句は ID > 10 AND ID < 20 になります。 | SQL Expression |
workspace (オプション) | このパラメーターは使用されていません。 | Workspace; Feature Dataset |
field_info (オプション) | 出力レイヤーに含める、入力フィーチャのフィールド。 これらのフィールドを非表示に設定することで、入力フィールドを除外できます。また、数値フィールドには比率スプリット ポリシーを設定できます。 フィールド名の変更はサポートされていません。 | Field Info |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで MakeFeatureLayer 関数を使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/input"
arcpy.management.MakeFeatureLayer("parcels.shp", "parcels_lyr")
次のスタンドアロン スクリプトは、MakeFeatureLayer 関数を使用して、SelectLayerByLocation および SelectLayerByAttribute 関数で使用可能なレイヤーを作成する方法を示しています。
# Name: makefeaturelayer_example_2.py
# Description: Uses MakeFeatureLayer with custom field info as input to Intersect
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set overwrite option
arcpy.env.overwriteOutput = True
# Set data path
cityboundaries = "C:/data/City.gdb/boundaries"
countyboundaries = "C:/data/City.gdb/counties"
# Get the fields from the input
fields= arcpy.ListFields(cityboundaries)
# Create a fieldinfo object
fieldinfo = arcpy.FieldInfo()
# Iterate through the input fields and add them to fieldinfo
for field in fields:
if field.name == "POPULATION":
# Set the Population to have a ratio split policy
fieldinfo.addField(field.name, field.name, "VISIBLE", "RATIO")
else:
fieldinfo.addField(field.name, field.name, "VISIBLE", "NONE")
# Make a layer from the feature class
arcpy.MakeFeatureLayer_management(cityboundaries, "city_boundaries_lyr", fieldinfo)
# Intersect cities and counties, splitting city population proportionally by county
arcpy.Intersect_analysis([["city_boundaries_lyr"],[countyboundaries]], "memory/intersected_city_counties")