ラスター関数の編集 (Edit Raster Function) (データ管理)

サマリー

ラスター関数が含まれているモザイク データセットまたはラスター レイヤーに対して、関数チェーンを追加、置換、または削除します。

使用法

  • rft.xml をモザイク データセットのアイテムに適用するには、属性テーブルでアイテムを選択するか、[モザイク レイヤーの作成 (Make Mosaic Layer)] ツールを使用してクエリを定義する必要があります。

  • データベースの断片化や頻繁なデータ操作によって、モザイク データセットのサイズが大幅に増加する場合があります。 データベースのサイズが、絶え間ないトランザクションによって大きくなった場合、[コンパクト (Compact)] ツールを実行してください。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ラスター

モザイク データセットまたはラスター レイヤー。ラスター レイヤーを使用する場合、それに関数が適用されている必要があります。

Mosaic Layer; Raster Layer
モザイク データセット アイテム
(オプション)

関数チェーンを、モザイク データセット内のすべてのアイテムに個別に適用するか、モザイク データセット全体に適用します。

  • オフ - 編集内容は、モザイク データセットに関連付けられている関数に反映されます。これがデフォルト設定です。
  • オン - 編集内容は、モザイク データセット内のすべてのアイテムに関連付けられている関数に反映されます。
Boolean
編集オプション
(オプション)

関数チェーンを挿入、置換、または削除します。

  • INSERT既存のチェーンの [関数名] の上に関数チェーンを挿入します。[関数名] パラメーターで次の関数チェーンを指定します。これがデフォルト設定です。
  • REPLACE既存の関数チェーンを、このツールで指定した関数チェーンで置換します。[関数名] パラメーターで次の関数チェーンを指定します。
  • REMOVE [関数名] パラメーターで指定した関数から始まる関数チェーンを削除します。
String
ラスター関数テンプレート
(オプション)

挿入または置換する関数チェーン (rft.xml ファイル) を選択します。

File
関数名
(オプション)

既存の関数チェーン内の関数チェーンを挿入、置換、または削除する場所を選択します。

関数を [挿入] した場合、その関数は [関数名] パラメーターで指定した関数の上に挿入されます。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新されたデータセット

更新されたモザイク データセット。

モザイクレイヤー、ラスター レイヤー

arcpy.management.EditRasterFunction(in_mosaic_dataset, {edit_mosaic_dataset_item}, {edit_options}, {function_chain_definition}, {location_function_name})
名前説明データ タイプ
in_mosaic_dataset

モザイク データセットまたはラスター レイヤー。ラスター レイヤーを使用する場合、それに関数が適用されている必要があります。

Mosaic Layer; Raster Layer
edit_mosaic_dataset_item
(オプション)

編集内容が関数またはモザイク データセット全体に反映されるかどうかを決定します。

  • EDIT_MOSAIC_DATASET編集内容は、モザイク データセットに関連付けられている関数に反映されます。これがデフォルト設定です。
  • EDIT_MOSAIC_DATASET_ITEM編集内容は、モザイク データセット内のすべてのアイテムに関連付けられている関数に反映されます。
Boolean
edit_options
(オプション)

関数チェーンを挿入、置換、または削除します。

  • INSERT既存のチェーンの [関数名] の上に関数チェーンを挿入します。[location_function_name] パラメーターで関数チェーンを指定します。これがデフォルト設定です。
  • REPLACE既存の関数チェーンを、このツールで指定した関数チェーンで置換します。[location_function_name] パラメーターで次の関数チェーンを指定します。
  • REMOVE [location_function_name] パラメーターで指定した関数から始まる関数チェーンを削除します。
String
function_chain_definition
(オプション)

挿入または置換する関数チェーン (rft.xml ファイル) を選択します。

File
location_function_name
(オプション)

既存の関数チェーン内の関数チェーンを挿入、置換、または削除する場所を選択します。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_raster

更新されたモザイク データセット。

モザイクレイヤー、ラスター レイヤー

コードのサンプル

EditRasterFunction (ラスター関数の編集) の例 1 (Python ウィンドウ)

以下は、EditRasterFunction を実行する Python のサンプルです。

import arcpy
arcpy.EditRasterFunction_management(
     "C:/Workspace/editfunction.gdb/md", "EDIT_MOSAIC_DATASET", 
     "INSERT", "C:/workspace/hillshade.rft.xml", "Stretch Function")
EditRasterFunction (ラスター関数の編集) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

以下は、EditRasterFunction を実行する Python スクリプトのサンプルです。

#Add raster function on top of mosaic dataset

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"

mdname = "editfunction.gdb/md"
editmode = "EDIT_MOSAIC_DATASET"
editmethod = "INSERT"
funcfile = "C:/workspace/hillshade.rft.xml"
funcname = "#"

arcpy.EditRasterFunction_management(mdname, editmode, editmethod, 
                                    funcfile, funcname)