削除 (Delete) (データ管理)

サマリー

データを永続的に削除します。 ArcGIS でサポートされるすべてのタイプの地理データ、およびツールボックスとワークスペース (フォルダーおよびジオデータベース) を削除できます。 指定のアイテムがワークスペースの場合は、含まれているすべてのアイテムも削除されます。

使用法

  • 別の ArcGIS アプリケーションで現在使用されているデータは削除できません。

  • シェープファイルを削除すると、メタデータ、投影情報、インデックス ファイルなどの補助ファイルも削除されます。

  • フォルダーを削除すると、そのフォルダーはシステムのゴミ箱に移動されます。ゴミ箱では、そのフォルダーを元に戻すことも永続的に削除することもできます。

  • ネットワーク解析データセットまたはトポロジに関係するフィーチャクラスとテーブルは削除できません。

  • モザイク データセットを削除したときに削除されるのは、モザイク データセットのみです。 データベース内のすべてのテーブルを含め、モザイク データセット全体を削除したり、オプションでオーバービューや作成されたキャッシュも削除したりするには、[モザイク データセットの削除 (Delete Mosaic Dataset)] ツールを使用します。

  • データベース コネクション ファイルを削除しても、エンタープライズ データベースは削除されません。 データベース コネクション ファイルは、データベースへのショートカットにすぎないからです。

  • リレーションシップ クラスを削除すると、そのリレーションシップに対応する行がリレーションシップ テーブルから削除されます。

  • レイヤーを削除すると、レイヤーのみが削除され、ソース データは削除されません。

  • このツールでは、「ホスト フィーチャ サービス」は削除されません。

  • このツールを使用すると、「メモリ ワークスペース」を削除できます。 メモリ ワークスペースを削除すると、そのワークスペース内のすべてのデータセットが削除されます。ただし、メモリ ワークスペースは残るため、引き続きそのワークスペースに対して書き込みできます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力データ エレメント

削除する入力データ。

Data Element; Graph; Layer; Table View; Utility Network
データ タイプ
(オプション)

削除するディスク上のデータのタイプ。

このパラメーターは、名前の競合が発生した場合に使用されます。 ジオデータベースには、同名の異なるデータセットが含まれることがあります。たとえば、同名のフィーチャクラス、フィーチャ データセット、モザイク データセット、パーセル ファブリックが同じジオデータベースに存在することがあります。 値を指定すると、同名のデータセットが 2 つ以上存在する場合に、ツールがそのデータ タイプを使用するようになります。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
削除に成功しました

削除が成功したかどうかを示します。

Boolean

arcpy.management.Delete(in_data, {data_type})
名前説明データ タイプ
in_data
[in_data,...]

削除する入力データ。

Data Element; Graph; Layer; Table View; Utility Network
data_type
(オプション)

削除するディスク上のデータのタイプ。

このパラメーターは、名前の競合が発生した場合に使用されます。 ジオデータベースには、同名の異なるデータセットが含まれることがあります。たとえば、同名のフィーチャクラス、フィーチャ データセット、モザイク データセット、パーセル ファブリックが同じジオデータベースに存在することがあります。 値を指定すると、同名のデータセットが 2 つ以上存在する場合に、ツールがそのデータ タイプを使用するようになります。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_results

削除が成功したかどうかを示します。

Boolean

コードのサンプル

Delete の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで Delete 関数を使用する方法を示しています。


import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.management.Copy("majorrds.shp", "majorrdsCopy.shp")
arcpy.management.Delete("majorrdsCopy.shp")
Delete の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで Delete 関数を使用する方法を示しています。

# Name: Delete_Example2.py
# Description: Delete majorrdsCopy.shp 

# Import system modules
import arcpy

# Set workspace
arcpy.env.workspace = "C:/data"

# Set local variables
in_data = "majorrds.shp"
out_data = "majorrdscopy.shp"

# Run Copy
arcpy.management.Copy(in_data, out_data)

# Run Delete
arcpy.management.Delete(out_data)
Delete の例 3 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで複数の入力を持つ Delete 関数を使用する方法を示しています。


import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:\dataToDelete"
arcpy.management.Delete(r"'NIRrG_ps8.afr';'redlands.tpkx';'colormap.img'")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。