タイム ゾーンの変換 (Convert Time Zone) (データ管理)

サマリー

日付フィールドに記録されている時間値をタイム ゾーン間で変換します。

タイム ゾーン間での時間値の変換は、タイム ゾーンが異なる時系列データの正規化に役立ちます。 これにより、タイム スライダーを使用して異なるタイム ゾーンの時系列データを視覚化する場合の表示および検索パフォーマンスが向上します。

タイム ゾーンの変換ツールの図
日付フィールドに記録されている時間値をタイム ゾーン間で変換します。

使用法

    注意:

    このツールを実行すると、入力データが変更されます。 詳細と不要なデータの変更を回避するための方法については、「入力データを変更または更新するツール」をご参照ください。

  • 変換される入力時間値は日付フィールドに格納される必要があります。

  • 追加される出力時刻フィールドは日付タイプのフィールドになります。

  • サマー タイムに従うタイム ゾーンでデータが収集された場合は、入力フィールドおよび出力フィールドにサマー タイムを適用するパラメーターを選択する必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力テーブル

別のタイム ゾーンに変換されるタイム スタンプを含む入力フィーチャクラスまたはテーブル。

Table View
入力時間フィールド

別のタイム ゾーンに変換されるタイム スタンプが格納されている入力フィールド。

Field
入力タイム ゾーン

タイム スタンプが収集された入力タイム ゾーン。

String
出力時間フィールド

目的の出力タイム ゾーンに変換されたタイム スタンプが格納される出力フィールド。

String
出力タイム ゾーン

タイム スタンプの変換先のタイム ゾーン。 デフォルトで、出力タイム ゾーンは入力タイム ゾーンと同じになります。

String
入力時間フィールド値にサマータイムを適用
(オプション)

タイム スタンプが収集された間に入力タイム ゾーン内でサマー タイムのルールが守られていたかどうかを指定します。 タイム ゾーンの変換で時間値が読み取られるときに、サマー タイム中の時間の変化が反映されるように時間値が調整されます。

デフォルトで、このオプションはオンになっており、入力時間値は、入力タイム ゾーン内で施行されているサマー タイムのルールによる時間の変化が反映されるように調整されます。

  • オン - 入力時間値がサマー タイムに合わせて調整されます。
  • オフ - 入力時間値がサマー タイムに合わせて調整されません。
Boolean
出力時間フィールド値にサマータイムを適用
(オプション)

出力時間値に、出力タイム ゾーン内で施行されているサマー タイムのルールによる時間の変化が反映されるかどうかを示します。

デフォルトで、このオプションはオンになっており、出力時間値は、出力タイム ゾーン内で施行されているサマー タイムのルールによる時間の変化が反映されるように調整されます。

  • オン - 出力時間値が出力タイム ゾーン内のサマー タイムに合わせて調整されます。
  • オフ - 出力時間値が出力タイム ゾーン内のサマー タイムに合わせて調整されません。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力テーブル

更新された入力テーブル。

Table View

arcpy.management.ConvertTimeZone(in_table, input_time_field, input_time_zone, output_time_field, output_time_zone, {input_dst}, {output_dst})
名前説明データ タイプ
in_table

別のタイム ゾーンに変換されるタイム スタンプを含む入力フィーチャクラスまたはテーブル。

Table View
input_time_field

別のタイム ゾーンに変換されるタイム スタンプが格納されている入力フィールド。

Field
input_time_zone

タイム スタンプが収集された入力タイム ゾーン。

String
output_time_field

目的の出力タイム ゾーンに変換されたタイム スタンプが格納される出力フィールド。

String
output_time_zone

タイム スタンプの変換先のタイム ゾーン。 デフォルトで、出力タイム ゾーンは入力タイム ゾーンと同じになります。

String
input_dst
(オプション)

タイム スタンプが収集された間に入力タイム ゾーン内でサマー タイムのルールが守られていたかどうかを指定します。 タイム ゾーンの変換で時間値が読み取られるときに、サマー タイム中の時間の変化が反映されるように時間値が調整されます。

デフォルトで、入力時間値は、入力タイム ゾーン内のサマー タイムのルールによる時間の変化が反映されるように調整されます。

  • INPUT_ADJUSTED_FOR_DST入力時間値がサマー タイムに合わせて調整されます。
  • INPUT_NOT_ADJUSTED_FOR_DST入力時間値がサマー タイムに合わせて調整されません。
Boolean
output_dst
(オプション)

出力時間値に、出力タイム ゾーン内で施行されているサマー タイムのルールによる時間の変化が反映されるかどうかを示します。

デフォルトで、出力時間値は、出力タイム ゾーン内で施行されているサマー タイムのルールによる時間の変化が反映されるように調整されます。

  • OUTPUT_ADJUSTED_FOR_DST出力時間値が出力タイム ゾーン内のサマー タイムに合わせて調整されます。
  • OUTPUT_NOT_ADJUSTED_FOR_DST出力時間値が出力タイム ゾーン内のサマー タイムに合わせて調整されません。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_table

更新された入力テーブル。

Table View

コードのサンプル

ConvertTimeZone の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで ConvertTimeZone 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.ConvertTimeZone_management("C:/Data/TemporalData.gdb/InputData","Input_Time","Pacific_Standard_Time","Output_Time","Eastern_Standard_Time","INPUT_ADJUSTED_FOR_DST","OUTPUT_ADJUSTED_FOR_DST")
ConvertTimeZone の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、ConvertTimeZone 関数を使用する方法を示します。

# Name: ConvertTimeZone_Ex02.py
# Description: Convert a time field to another time zone
# Requirements: None

# Import system modules
import arcpy

# Set local variables
inTable = "C:/Data/TemporalData.gdb/InputData"
inputTimeField = "Input_Time"
inputTimeZone = "Pacific_Standard_Time"

outputTimeField = "Output_Time"
onputTimeZone = "Eastern_Standard_Time"
inputUseDaylightSaving = "INPUT_ADJUSTED_FOR_DST"
outputUseDaylightSaving = "OUTPUT_ADJUSTED_FOR_DST"

# Execute CalculateEndDate
arcpy.ConvertTimeZone_management(inTable, inputTimeField, inputTimeZone, outputTimeField, onputTimeZone, inputUseDaylightSaving, outputUseDaylightSaving)