セル サイズの範囲を計算 (Calculate Cell Size Ranges) (データ管理)

サマリー

空間解像度に基づき、モザイク データセット内のラスター データセットの表示設定レベルを計算します。

使用法

  • このツールは、モザイク データセット アイテムのセル サイズ範囲を自動的に計算します。計算されたセル サイズ範囲は、MinPS および MaxPS 列のモザイク データセット属性に格納されます。MinPS および MaxPS 列に特定の値を指定する必要がある場合、これらの値を手動で編集できます。

  • 参照されているモザイク データセットのセル サイズ範囲を計算することはできません。

  • データベースの断片化や頻繁なデータ操作によって、モザイク データセットのサイズが大幅に増加する場合があります。 データベースのサイズが、絶え間ないトランザクションによって大きくなった場合、[コンパクト (Compact)] ツールを実行してください。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
モザイク データセット

表示設定レベルを計算するモザイク データセット。

Mosaic Layer
クエリ定義
(オプション)

表示設定レベルを計算するモザイク データセット内の特定のラスターを選択する SQL 式。クエリが指定されていない場合、すべてのモザイク データセット アイテムのセル サイズ範囲が計算されます。

SQL Expression
最小セル サイズの計算
(オプション)

モザイク データセット内の選択したラスター データセットごとに最小ピクセル サイズを計算します。

  • オン - 最小ピクセル サイズを計算します。これがデフォルト設定。
  • オフ - 最小ピクセル サイズを計算しません。
Boolean
最大セル サイズの計算
(オプション)

モザイク データセット内の選択したラスターごとに最大ピクセル サイズを計算します。

  • オン - 最大ピクセル サイズを計算します。これがデフォルト設定。
  • オフ - 最大ピクセル サイズを計算しません。
Boolean
最大セル サイズ範囲ファクター
(オプション)

ネイティブな解像度に適用する乗算係数を設定します。デフォルト値は 10 です。これは、解像度が 30 メートルの画像が、300 メートルに適切な縮尺で表示されます。セル サイズと縮尺の関係は次のとおりです。

セル サイズ = 縮尺 * 0.0254/96

縮尺 = セル サイズ * 96/0.0254

Double
セル サイズ許容値ファクター
(オプション)

これを使用すると、解像度が類似している画像を同一の名目解像度を持つ画像としてグループ化できます。たとえば、1 m の画像と 0.9 m の画像は、このファクターを 0.1 に設定すると 10% 以内になるのでグループ化できます。

Double
欠落した値のみを更新
(オプション)

セル サイズ範囲の値がないものだけを計算します。

  • オフ - モザイク データセット内の選択したラスターについてセル サイズの最小値と最大値を計算します。これがデフォルト設定。
  • オン - セル サイズの最小値と最大値を、存在しない場合のみ計算します。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力モザイク データセット

更新されたモザイク データセット。

モザイク レイヤー

arcpy.management.CalculateCellSizeRanges(in_mosaic_dataset, {where_clause}, {do_compute_min}, {do_compute_max}, {max_range_factor}, {cell_size_tolerance_factor}, {update_missing_only})
名前説明データ タイプ
in_mosaic_dataset

表示設定レベルを計算するモザイク データセット。

Mosaic Layer
where_clause
(オプション)

表示設定レベルを計算するモザイク データセット内の特定のラスターを選択する SQL 式。クエリが指定されていない場合、すべてのモザイク データセット アイテムのセル サイズ範囲が計算されます。

SQL Expression
do_compute_min
(オプション)

モザイク データセット内の選択したラスターごとに最小ピクセル サイズを計算します。

  • MIN_CELL_SIZES最小ピクセル サイズを計算します。これがデフォルト設定。
  • NO_MIN_CELL_SIZES最小ピクセル サイズを計算しません。
Boolean
do_compute_max
(オプション)

モザイク データセット内の選択したラスターごとに最大ピクセル サイズを計算します。

  • MAX_CELL_SIZES最大ピクセル サイズを計算します。これがデフォルト設定。
  • NO_MAX_CELL_SIZES最大ピクセル サイズを計算しません。
Boolean
max_range_factor
(オプション)

ネイティブな解像度に適用する乗算係数を設定します。デフォルト値は 10 です。これは、解像度が 30 メートルの画像が、300 メートルに適切な縮尺で表示されます。セル サイズと縮尺の関係は次のとおりです。

セル サイズ = 縮尺 * 0.0254/96

縮尺 = セル サイズ * 96/0.0254

Double
cell_size_tolerance_factor
(オプション)

これを使用すると、解像度が類似している画像を同一の名目解像度を持つ画像としてグループ化できます。たとえば、1 m の画像と 0.9 m の画像は、このファクターを 0.1 に設定すると 10% 以内になるのでグループ化できます。

Double
update_missing_only
(オプション)

セル サイズ範囲の値がないものだけを計算します。

  • UPDATE_ALLモザイク データセット内の選択したラスターについてセル サイズの最小値と最大値を計算します。これがデフォルト設定。
  • UPDATE_MISSING_ONLY セル サイズの最小値と最大値を、存在しない場合のみ計算します。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_mosaic_dataset

更新されたモザイク データセット。

モザイク レイヤー

コードのサンプル

CalculateCellSizeRanges (セル サイズ範囲の計算) の例 1 (Python ウィンドウ)

以下は、CalculateCellSizeRanges ツールを実行する Python サンプルです。

import arcpy
arcpy.CalculateCellSizeRanges_management(
     "C:/Workspace/cellsize.gdb/md", "#", "MIN_CELL_SIZES", 
     "MAX_CELL_SIZES", "20", "1", "UPDATE_MISSING_ONLY")
CalculateCellSizeRanges (セル サイズ範囲の計算) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

以下は、CalculateCellSizeRanges ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。

# Calculate the Mininum Cell Size and Maximum Cell Size with default setting

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"

mdname = "cellsize.gdb/md"
query = "#"
calmin = "MIN_CELL_SIZES"
calmax = "MAX_CELL_SIZES"
maxfactor = "#"
tolerancefactor = "#"
updatemiss = "#"

arcpy.CalculateCellSizeRanges_management(
     mdname, query, calmin, calmax, maxfactor, tolerancefactor, updatemiss)