フィールドの追加 (複数) (Add Fields (multiple)) (データ管理)

サマリー

新しいフィールドをテーブル、フィーチャクラス、またはラスターに追加します。

使用法

    注意:

    このツールを実行すると、入力データが変更されます。 詳細と不要なデータの変更を回避するための方法については、「入力データを変更または更新するツール」をご参照ください。

  • シェープファイル テーブルと dBASE テーブルでは、フィールド タイプに文字が指定されると、各レコードに空白が挿入されます。 フィールド タイプに数値項目が指定されると、各レコードにゼロが挿入されます。

  • [フィールド プロパティ] パラメーターで指定したフィールドには、次のデフォルト プロパティがあります。

    • [NULL 値を許可] プロパティは true になります。
    • [編集可能] プロパティは true になります。
    • [必須] プロパティは false になります。
    • [精度] および [スケール] プロパティは、フィールド タイプとデータ ソースのデフォルト値によって設定されます。

  • [フィールド プロパティ] または [テンプレート テーブル] パラメーターを使用して、フィールドを入力に追加できます。 両方のパラメーターに値を指定した場合は、両方のパラメーターからフィールドが追加されます。

  • [フィールド プロパティ] パラメーターの [フィールドの長さ] オプションは、タイプがテキストのフィールドにのみ適用できます。

  • シェープファイルではフィールドのエイリアスがサポートされないため、シェープファイルにフィールドのエイリアスを追加することはできません。

  • タイプがラスターのフィールドには、ラスター画像を属性として含めることができます。 ラスター画像は、ジオデータベースの内部またはジオデータベースとともに保存されます。 これは、フィーチャを説明する方法として画像が最適である場合に便利です。 ラスター タイプのフィールドには精度、スケール、長さを設定できません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力テーブル

フィールドを追加する入力テーブル。 フィールドは既存の入力テーブルに追加され、新しい出力テーブルは作成されません。

フィールドを追加できる対象は、ジオデータベースのフィーチャクラス、シェープファイル、カバレッジ、スタンドアロン テーブル、ラスター カタログ、属性テーブルがあるラスター、およびレイヤーです。

Table View; Raster Layer; Mosaic Layer
フィールド プロパティ
(オプション)

入力テーブルに追加するフィールドとフィールド プロパティ。

  • フィールド名 - 入力テーブルに追加するフィールドの名前。
  • フィールド タイプ - 新しいフィールドのタイプ。
  • [フィールドのエイリアス] - フィールドの別名。 曖昧なフィールド名を説明するために使用されます。 この値はジオデータベースにのみ適用されます。
  • フィールドの長さ - 追加するフィールドの長さ。 この値は、フィールドの各レコードに許容される文字の最大数を設定します。 このオプションは、タイプがテキストのフィールドにのみ適用されます。 デフォルトの長さは 255 です。
  • デフォルト値 - フィールドのデフォルト値。
  • フィールド ドメイン - 入力テーブルに割り当てられるジオデータベース ドメイン。

使用できるフィールド タイプは次のとおりです。

  • Short (16 ビット整数) - フィールド タイプは Short になります。 Short フィールドは、-32,768 〜 32,767 の範囲の整数をサポートします。
  • Long (32 ビット整数) - フィールド タイプは Long になります。 Long フィールドは、-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 の範囲の整数をサポートします。
  • [Big Integer (64 ビット整数)] - フィールド タイプは Big Integer です。 Big Integer フィールドには、-(253) ~ 253 の整数を指定できます。
  • Float (32 ビット浮動小数点) - フィールド タイプは Float になります。 Float フィールドは、-3.4E38 ~ 1.2E38 の範囲の有理数をサポートします。
  • Double (64 ビット浮動小数点) - フィールド タイプは Double になります。 Double フィールドは、-2.2E308 ~ 1.8E308 の範囲の有理数をサポートします。
  • テキスト - フィールド タイプはテキストになります。 Text フィールドは文字列をサポートします。
  • Date - フィールド タイプは日付になります。 Date フィールドは、日付値と時間値をサポートします。
  • [日付のみ] - フィールド タイプは日付のみです。 Date Only フィールドには、日付値を指定できます。時間値は指定できません。
  • [時間のみ] - フィールド タイプは時間のみです。 時間のみフィールドには、時間値を指定できます。日付値は指定できません。
  • [Timestamp オフセット] - フィールド タイプは Timestamp オフセットです。 Timestamp オフセット フィールドは、日付、時刻、および UTC 値からのオフセットを指定できます。
  • Blob (バイナリ データ) - フィールド タイプは BLOB になります。 BLOB フィールドは、大容量バイナリ オブジェクトとして格納されたデータをサポートします。 BLOB フィールドにアイテムを読み込む、または BLOB フィールドの内容を参照するには、カスタム ローダー、カスタム ビューアー、またはサードパーティ アプリケーションが必要です。
  • GUID (globally unique identifier) - フィールド タイプは GUID になります。 GUID フィールドには、中括弧 ({}) で囲まれた 36 文字のレジストリ形式の文字列が格納されます。
  • ラスター画像 - フィールド タイプはラスターになります。 ラスター フィールドでは、ラスター データをジオデータベース内またはジオデータベースとともに格納できます。 ArcGIS ソフトウェアでサポートされているラスター データセット形式はすべて格納できますが、小さい画像のみを使用することをおすすめします。
Value Table
テンプレート テーブル
(オプション)

追加する属性フィールドを定義するためのテンプレートとして使用されるフィーチャクラスまたはテーブル。

[フィールド プロパティ] パラメーターで指定したフィールドに加えて、このパラメーターを使用して指定した入力のフィールドが [入力テーブル] の値に追加されます。

Table View

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力テーブル

更新された入力テーブル。

Table View; Raster Layer; Mosaic Layer

arcpy.management.AddFields(in_table, {field_description}, {template})
名前説明データ タイプ
in_table

フィールドを追加する入力テーブル。 フィールドは既存の入力テーブルに追加され、新しい出力テーブルは作成されません。

フィールドを追加できる対象は、ジオデータベースのフィーチャクラス、シェープファイル、カバレッジ、スタンドアロン テーブル、ラスター カタログ、属性テーブルがあるラスター、およびレイヤーです。

Table View; Raster Layer; Mosaic Layer
field_description
[[Field Name, Field Type, {Field Alias}, {Field Length}, {Default Value} {Field Domain}],...]
(オプション)

入力テーブルに追加するフィールドとフィールド プロパティ。

  • フィールド名 - 入力テーブルに追加するフィールドの名前。
  • フィールド タイプ - 新しいフィールドのタイプ。
  • フィールドのエイリアス - フィールドの別名。 曖昧なフィールド名を説明するために使用されます。 この値はジオデータベースにのみ適用されます。
  • フィールドの長さ - 追加するフィールドの長さ。 この値は、フィールドの各レコードに許容される文字の最大数を設定します。 このオプションは、タイプがテキストのフィールドにのみ適用されます。 デフォルトの長さは 255 です。
  • デフォルト値 - フィールドのデフォルト値。
  • フィールド ドメイン - 入力テーブルに割り当てられるジオデータベース ドメイン。

使用できるフィールド タイプは次のとおりです。

  • SHORT - フィールド タイプは Short になります。 Short フィールドは、-32,768 〜 32,767 の範囲の整数をサポートします。
  • LONG - フィールド タイプは Long になります。 Long フィールドは、-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 の範囲の整数をサポートします。
  • BIGINTEGER - フィールド タイプは Big Integer です。 Big Integer フィールドには、-(253) ~ 253 の整数を指定できます。
  • FLOAT - フィールド タイプは Float になります。 Float フィールドは、-3.4E38 ~ 1.2E38 の範囲の有理数をサポートします。
  • DOUBLE - フィールド タイプは Double になります。 Double フィールドは、-2.2E308 ~ 1.8E308 の範囲の有理数をサポートします。
  • TEXT - フィールド タイプはテキストになります。 Text フィールドは文字列をサポートします。
  • DATE - フィールド タイプは日付になります。 Date フィールドは、日付値と時間値をサポートします。
  • DATEONLY - フィールド タイプは日付のみです。 Date Only フィールドには、日付値を指定できます。時間値は指定できません。
  • TIMEONLY - フィールド タイプは時間のみです。 時間のみフィールドには、時間値を指定できます。日付値は指定できません。
  • TIMESTAMPOFFSET - フィールド タイプは Timestamp オフセットです。 Timestamp オフセット フィールドは、日付、時刻、および UTC 値からのオフセットを指定できます。
  • BLOB - フィールド タイプは BLOB になります。 BLOB フィールドは、大容量バイナリ オブジェクトとして格納されたデータをサポートします。 BLOB フィールドにアイテムを読み込む、または BLOB フィールドの内容を参照するには、カスタム ローダー、カスタム ビューアー、またはサードパーティ アプリケーションが必要です。
  • GUID - フィールド タイプは GUID になります。 GUID フィールドには、中括弧 ({}) で囲まれた 36 文字のレジストリ形式の文字列が格納されます。
  • RASTER - フィールド タイプはラスターになります。 ラスター フィールドでは、ラスター データをジオデータベース内またはジオデータベースとともに格納できます。 ArcGIS ソフトウェアでサポートされているラスター データセット形式はすべて格納できますが、小さい画像のみを使用することをおすすめします。

オプションのパラメーターを含む field_description パラメーターでは、None を空のプレース ホルダーとして使用します。

Value Table
template
[template,...]
(オプション)

追加する属性フィールドを定義するためのテンプレートとして使用されるフィーチャクラスまたはテーブル。

field_description パラメーターで指定したフィールドに加えて、このパラメーターを使用して指定した入力のフィールドが in_table の値に追加されます。

Table View

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_table

更新された入力テーブル。

Table View; Raster Layer; Mosaic Layer

コードのサンプル

AddFields の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで AddFields 関数を使用する方法を示しています。


import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/district.gdb"
arcpy.management.AddFields(
    'school', 
    [['school_name', 'TEXT', 'Name', 255, 'Hello world', ''], 
     ['street_number', 'LONG', 'Street Number', None, 35, 'StreetNumDomain'],
     ['year_start', 'DATE', 'Year Start', None, '2017-08-09 16:05:07', '']])